昔から日本人には身近に親しまれてきた桜、日本の歴史や文化に対する興味を高めようと制定されたのが「さくらの日」。「3×9=27」という掛け算の語呂合わせで決められたが折しも桜の開花、4月初には満開に咲き乱れるようだ。
『時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力をたくわえている。たくわえられた力がなければ時が来ても成就しないであろう。』(松下幸之助)
当時の出張は大阪経由が多くこの季節は桜の名所に足を運んだものだ。万博記念公園、大阪城公園など大阪一帯の公園はどこも桜が咲き乱れ、その中でも一番印象的なのは遅咲きの大阪造幣局の桜の通り抜け、珍種の花が咲き乱れ言葉では言い表わせない優雅さ、ため息も出るほどだった。今は写真を眺めながら懐かしいその頃を思い巡らす。