〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

猫戦車

2008-07-03 | Weblog
デジカメを買いましたが案の定身の回りには被写体にふさわしいものがない…ということで、手じかなモノを撮ってみました。
愛称きゅーまる、重さは路線バス5台分くらいあって、燃費はリッターで200メートルくらいとか…コレはラジコンですので単三乾電池を大量に使いますがずいぶん走行性は良好です。一昨年冬にスキー場で走らせてから死蔵中。
本物は実家近くの三菱重工相模原工場で量産されているそうです。バナナマンの日村(兄が高校の友人だった)のおやじが工員として作っているのだとか。
どうでもいいのですがすでに後継車両も発表された90式、登場当時からドイツのレオパルト2に酷似していると(実際にはずいぶん違う)言われてきましたが、本家の豹戦車2型が増加装甲や超長砲身の主砲、最新鋭のべトロニクスを備え進化するに至って、ずいぶん古びて見えるのは否めません。
それでも大戦末期の時点でドイツが70トン超級の虎戦車だとか70口径長砲身・俊足の豹戦車(猫科!)でソ連の怪物と再現のないシーソーゲームを繰り広げた一方、日本が司馬遼太郎を嘆かせた軟鉄製の豆タンクでアメリカの大量生産戦車に苦闘していたのに比べれば、隔世の感があります。
ずいぶん前の情報だとは思いますが、スウェーデン陸軍は独自の画期的な無砲塔戦車を捨て、このドイツ製の戦車をさらに独自に改造した世界最強と噂される戦車を導入しており、古くから中立政策を堅持してきたこの国の賢明さはこんなところにも(というか中立とは強い国防に裏付けられているのだから当然ですが)あらわれているようです。
――というようなトリビアをブログで書くのはほぼまったく意味がない。時間は有効に使わなければならない。そういうわけで今後は書き方をもちっと考えようと思うのであった。
しかしまあデジカメで視力を得たデジタル爬虫類が最初に目にした光景がコレであった、ということでご勘弁を。進化の過程で世界はエレガントになってきたというし。

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