宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2008/07/18
(続き)
ファイト餃子を出て、ほろ酔い気分で板橋方面へ商店街を歩きます。途中、明治通りに出る前あたりにレトロな建物を発見。



さすがに廃業状態のようですが、何とも古い佇まいのパチンコ屋さん。思わずパチリと撮ってしまいました。そして明治通りを渡り、左へしばらく歩いたところに2軒目として予定していたお店、やきとん高木が見えてきました。



歴史を感じる木の戸の広い間口。その幅にぴったりの大きな暖簾がいい雰囲気です。お店に入るとやきとんを焼く煙がたくさん。店員さんに促されて中のほうへ進みますが、カウンターの中の3代目店主と思しき方から「入り口のほうがいいんじゃない」と声がかかります。引き返して入り口のほうのカウンターに腰掛け、まずは瓶ビール(大、570円)をもらって乾杯。そして「豚煮込み」(1杯430円)もいただきます。



メニューには「牛煮込み」の牛の部分が黒く塗りつぶされて、その下に手書きで「豚」と書かれています。はまださんの記事によると、2003年の狂牛病騒動の時に牛から豚に切り替わったとのことです。



「豆もやし」(230円)もいただき、焼き物(1本110円)を注文します。「アブラ、タンハツ、大ナンコツ、カシラを2本ずつ塩で」とお願いすると、カシラと大ナンコツは終わってしまったそうで、代わりに小ナンコツになりました。煮込みと豆もやしをつつきつつ、焼き物ができるのを待ちます。



はまださんの「1000円台で楽しむ おとなの居酒屋」の記事によると、大ナンコツが喉の部分、小ナンコツがそこから分かれた気管支の部分だそうです。小ナンコツでも大ぶりですが、大きさには関係ないのですね。ナンコツからいただいていると、「カシラが1本だけあったよ」と店主がお皿に1本載せてくれました。



ぎゅっと凝縮された肉の旨さが滲み出るカシラ。美味しいです。タンハツは、まさにタンとハツ。アブラはいわゆる宇ち多゛でいうところの多いとこの部分のみ。これまた美味しいです。Mさんはビールからレモンハイ(焼酎220円+サワー220円)に切り替えますが、大きめのタンブラーに焼酎がたっぷり。濃厚レモンハイなのでちびりちびりと呑みすすめてます。



お店は大きなコの字型カウンターの中央に配膳台があり、そこから小上がりのお客さんたちの注文の品が配膳されます。小上がりには学生さんから年配の方まで、幅広い年齢層のお客さんでいっぱい。ワイワイと賑やかです。元祖といわれる牛乳割りにシフトしたかったのですが、飲みきれないMさんのレモンサワーを手伝って結構酔っぱらい状態に。牛乳割りまでたどり着けずにごちそうさまをしました。



50分ほどの滞在で、お会計は2人で2,660円でした。板橋の歴史ある名店にお邪魔することができて、大満足で次のお店へ向かったのでした。
(つづく)

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