マンション管理の大手企業、大和ライフネクスト(石崎順子社長)雇用のマンション管理人としてAさんは10年近く働きました。フロント対応や清掃業務の他、ジャグジー(泡ぶろ)を毎日運営するするため、小型ボイラーの運転が重要な仕事でした。
ボイラーは高圧になり、安全のため法令規則を守ることが事業主の義務です。ところが大和ライフネクスト社は規則をまったく守っていませんでした。(ボイラー及び圧力容器の安全規則ーー厚生労働省令)
1.特別教育
ボイラーを操作する従業員には特別教育を受けさせなけらばならないのに、Aさんには、まったく受けさせないまま従事させていた。(上記規則の92条違反)
2.安全弁の調整
小型ボイラーの安全弁が0.1メガパスカル以下の圧力で作動するよう調整しなければならないのに、Aさんが未教育のため規定圧力以上でボイラーを運転させていた。(93条違反)
3.定期自主検査
1年に1回、小型ボイラーの自主点検を行う義務があるのに長年実施していなかった。(94条違反)
上記の3条項にわたる違反は、Aさんが在職した10年近くにわたるもので、従業員の安全をまったく考慮していない企業だと言われても仕方がありません。
大和ライフネクスト社は、Aさん側から法令違反の指摘を受けても、長年、Aさんを危険にさらしてきたことについて、一言の謝罪もしていません。
写真はAさんが従事していた時の圧力計ーー法令の規定以上の圧力でボイラーを運転していたことを示しています。