サンサンとふりそそぐ太陽とひかりを背中にあびながら、音レク・・・ライブだぜぃ。
ここは花園病院、閉鎖病棟。
長期の入院や寝たきりや車イスの患者さんがほとんど。
意思の疎通が難しい方もいらっしゃいます・・・のはず。
セッティングが終わるとすでにステージ前にはお客様。
約1時間のリハーサルが最初のステージに(笑)。
なんと反応のよい・・・盛り上がりました、リハーサルなのに。
みんな歌が大好きで、大きな声でご一緒下さいます。
さて、90分のステージに。
まるで耐久レースのような・・・ちょっと心配になります。
用意したプログラムをベースに用意のなかった歌も・・・だってみんなノリがよいのです。
それぞれの想いがあるのでしょう、一緒にうたいながら涙を浮かべたり、歌に合わせ手拍子や祈るように手を合わせたり。
目を閉じてそっと口ずさむ方もいらっしゃいます。
盲目の指揮者も登場しました。
車イスのまま、座ってダンス。
リハーサルから通しで100分過ぎても反応は変わりません。
音のセッションは「森」と「キラキラの世界」。
すてきです。
「森」には風がそよぎます。
鳥もなきます。
太鼓もひびきます。
緑のにおいがしてきそう。
「キラキラの世界」
ひかりの降り注ぐこの部屋にベースとなるトーンチャイムのひびきが広がります。
ピアノの音を足します。
レイン棒の音がかさなり想像以上の幻想的な世界が生まれました。
数名の方が涙・・・。
心にふれあう音たち。
集中力も途切れることがありません。
いったい何曲うたったのか・・・。
「うたのちから」
「人の声」
「音楽のちから」
なんて素晴らしいのかなぁ。
「夢のような時間でした」
最前列の患者さん・・・こんなことばをいただき私はしあわせです。
うたに涙。
音に涙。
すてきなエピソードがたくさん出来ました。
今日、この時間に表現するのは私じゃなくて患者さん。
そんなことを心がけた音レクステージでした。
花園オーケストラの三名さま
演奏はじめ後片付けをありがとうございました。
その手際のよさは、ライブ史上最速でございました。
さすが病院、車いす荷車はかっこいいです。
このステージをコーディネートして下さったのはケアマネージャーのCさん。
素敵な時間をありがとうございました。
職員の皆様、ご協力ありがとうございました。
夜は時習塾のみなさんと映画と学ぶ会。
「砂川闘争」
中道秘密基地で持ち寄りのご馳走をたらふくいただき、スペシャリストたちの話は尽きない。