山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

新しい一歩

2010-03-13 22:06:00 | うた♪と音のライブ
ここにいます。

     
今日から、先日ライブをさせていただいた駿台中の2年生は修学旅行で、広島~京都方面へ研修にでかけます。
私も別の新幹線で、4度目の広島、私の修学旅行に出かけました。
生徒のみなさんには内緒です。

先生方があたたかく迎えて下さいました。
駿中の皆さんが宿泊するホテルの夕食の時間に、サプライズゲストとして紹介されました。
部屋をちらっとのぞいた瞬間に「おばぁちゃんの手紙だ」と声が広がり、うれしかったな。
一緒にお夕飯をいただきました。
お好み焼きもメニューにありました。
広島では、ご飯にお好み焼き!ありだそうです。

        

その後は平和講話の学習会です。
講師はの大越さんは原爆にあわれて、黒い雨で被爆され、病弱に悩まれた子どものころ以降は幸いにも症状はでなかったけれど、つらい記憶を背負いながら、広島県被団協事務局長をされ核兵器廃絶に取り組み、広島原爆の記憶や学習された記録を伝え、語られております。

大越さんのお顔と生徒たちの背中をみながら聴くお話は本では決して学ぶことの出来ない貴重な時間でした。


       

今夜は私にとっても記念日です。
平和講話の後、はじめて、ギターでの弾き語りで「ヒロシマのある国に生まれた僕たちだから」をうたわせてもらいました。
ここは原爆ドームのすぐとなりのホテル。
カーテンをあけてもらいました。
目の前に夜の原爆ドームは静かにたたずんでいます。

ギター歴10日ですが、平和の祈りの新しい一歩。
ギターはイワケンに借りて、ストラップとチューナーは中1の彩加に借りて、ケースは文化会館のけんさんに借りての初ライブです。
100点にはまだ遠いのですが、ここにいるみんなで平和を確認し合えたLOVE&PEACEな記念日。

今日の日程が終わり、少し離れた私のホテルまでの帰り道は、ズンズンいくらでも歩けそうな気分。
気持ちのよい夜風でした。

みんなで一緒に平和を祈ったね。
忘れないで。
忘れないよ。


        

今日は小さな、大きな出会いもありました。
原爆ドーム前に流れる元安川のサイドでは、人々がそれぞれの過ごし方をされています。
ホテルにチェックインする前にわたしもひと休み。
遠くからハンマーダルシマの演奏や弾き語りやケーナの音が聞こえてきます。

原爆ドームをすぐ川向かいに見るこの場所は誰もいません。
そうだ、ここなら練習が出来る!
しかも原爆ドームに聴いてもらえる。
ポロポロはじめたころ、いつの間にか外国の方が。

「キカセテモラッテ イイデスカ?」

そうだ!度胸試しに丁度いい。

「今日はジメてギターでライブをしマス。ぜひ聞イテ下サイ」

なぜか片言の日本語のわたし。

チャドはオーストラリアから自動車工場に働きにきている青年。
原爆ドームは14回目だそう。
ここに14回も来ている人で悪い人はいない。

一曲聴いてもらった後に、ヒロシマの国に~を指導(笑)することに。

しかし・・・

「ボクハ ミュージック キクダケデ ウタウ ダメデス」

なかなか頑固(笑)です。

「ニホンゴ ムズカシイ デス」


口もとが、声なしでぱくぱくしてます。
そうか・・・ヒロシマ難しいか。。

んじゃ・・・これは・・・「大きな古時計」をアカペラで。

「コノウタ シッテマス!  スキデス」

ギターは一曲しか出来ないので(笑)、アカペラで日本のうたを諸々。
初めての路上ライブです。
盛り上がります。
まじめなチャド青年です。

ついでに夜桜コンサートのチラシを渡し、身延をPRしました。

「コンド シンカンセンデ ミノブニ イキマ~ス」

        


私の英語と日本語の混ざった会話はまるで修学旅行の生徒のようでした。
楽しい時間でした。

後で駿中の河崎先生にこのはなしをしたら「平和講話に招待したらよかったね」と言って下さいました。


駿中の生徒のみなさん、先生方ありがとうございました。
講話をして下さった大越さん、いつまでもお元気で。
原爆ドーム、チャド、ありがとう!
風の気持ちよいあたたかな1日でした。
明日は朝の献鶴式に参加します。


        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする