山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

秋の夜

2008-08-17 07:56:54 | ここで愛ましょう

午前中は教室。
自分に言い聞かせてあったせいか、ライブの興奮のための寝不足は気にならない。

午後になり、急に涼しくなり全身疲労と眠気…記憶喪失。
くつわ虫とスズ虫の合奏で目が覚めた。
夢の中で仕事をしていた。
MJの脚本だ。
子どもたちの貴重な時間を無駄にしないように準備を進めなくてはね。
頭の緊張をほぐして、一度、音から離れ、からっぽにして…。

明日は月曜日。
新しい季節が始まる。
考える頭があとひとつ欲しい…かな。
充電してリラックスしようと思い行動すると、全て刺激になってしまう。
日常の生活と子どもたちの笑顔でクールダウンしてはじめよう。

夜風は秋のにおい。

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常説寺ライブ

2008-08-16 16:29:00 | 歌語り

お盆の送り火の今日、甲斐市の山中にある常説寺さんで42回目の歌語り「おばぁちゃんの手紙」を聴いていただきました。

      

お庭にあるサルスベリの巨木にも仏さまの心が宿っていらっしゃるようです。
今日も暑い。
夕刻までに過ごしやすくなるのかしら・・・。
お天気を心配しつつ、ご住職もスタッフも汗びっしょりになりセッティングを進めて下さいました。
・・・あじぃ。。

      

お寺の総代に丁寧にライブをご案内下さるご住職の姿に、頭がさがります。
たぶん、檀家のみなさんもこのライブがなんなのか、想像がつかないと思うのです。うまく伝わるといいな。。。
機材搬入からセッティング、音響のROKUさん、溶けはじめました。


      

ご本尊さまや、まだお帰りになっていないご先祖さまの魂が見守って下さるライブ。
ピアノ位置から真っ正面に、先々代のお写真と目があいます。
辺りが暗くなり、みなさんが続々と集まって下さいました。
リレートークライブでおなじみの山口先生やH先生もいらして下さり、あたらしくつながってゆくご縁をありがたく、大切に思いました。常説寺の高橋ご住職とも山口先生がご縁をつないで下さったのでした。
   
      

18:30、暑さはそのままでどうなる事やら・・・ご住職にご紹介いただきスタートです。ご本堂は網戸も開かれたままなのに、うたいやすく、外で聞いて下さる方にも届いているようです。
歌いながら、お写真の先々代のお顔と何度も目があいました。

    

真っ暗になった本堂は蒸すような暑さにもかかわらず、空気を動かす人はいません。
とにかく、暑いのです。
汗をぬぐうのか、涙をぬぐうのか・・・。
そこには、じいちゃんんもばぁちゃんんもかあさんもとうさんも子も孫も、同時に一つのライブを体験することの理想がありました。
歌や言葉もですが、世代をつなぐ大きな役割に映像があることを強く感じるライブでした。
会場の静けさにあたしが吸い込まれてゆきます。
「手紙じゃなくて、おとうさんをかえして・・・」

こころのままに声がでる自分に驚きでした。
見えないけれど「ある」そんなことを随所で感じるライブでした。
      
      

ライブが終わり、市川大門の花火師さんによる花火の打ち上げがあり、同時に灯籠流しでご先祖さまを見送ったのでした。
美しい月が夜の雲の流れをうつし、なにもかも幻想的です。

   

お寺という場所は集う人の心を包み込み、誰でも受け入れて下さる場所です。
宗派や年齢、立場関係なく山のお寺で静かに過ごす、日常にこんなチョイスがあってもいいと思いました。

常説寺のご住職、ご家族のみなさん、檀家の皆さま、聞いて下さったみなさま、音響:ROKUさん、映像:誠さん 本当にありがとうございました。
いいお盆を過ごせました。



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くつ音の…

2008-08-15 21:01:12 | ここで愛ましょう

今夜は「くつ音」の聞こえてきそうな月の夜。
63回目の終戦の日。
そして明日は甲斐市にある常説寺さんでの42回目の歌語り「おばぁちゃんの手紙」です。
お経をあげていただいた後に、盆の送り火にたくして。
18:30より。ライブ終了後、灯籠流しがあります。

          問い合わせ 055-277-3727  常説寺

夜になると聞こえてくる靴音。
留守を守る家族のもとへ兵隊さんの靴音が聞こえる。
空耳ではないわ。
わたしには、確かに聞こえるの・・・。

・・・「おばぁちゃんの手紙」より

きっと、多くの魂に届くように。
畏れを知らなすぎるわたしたちは、もっと謙虚に生きていかなければならない。
もっと人は優しくなれるはず。
先人が残してくれた今の平和を想う。

 
     

くつ音
              詞・曲 山本晴美

暗い彼方からくつ音がする
あなたが
近づいてくる
わたしは待ちきれず
外にとびだすの

あなたの名前呼んでみたけれど
風が月をゆらすだけ
あなたを感じていたいから
しばらく耳をすますわ・・・息をとめて
あなたを感じてたいから
しばらく風をみつめるわ・・・息をとめて

暗い彼方から靴音がする
あなたが近づいてくる
私はくちびるかみしめ
じっとたたずむだけ
あなたの姿 探してみたけれど
風が闇をゆらすだけ
あなたを感じていたいから
しばらく まぶた とじるわ・・・息をとめて
あなたを感じていたいから
しばらく耳をすますわ・・・息をとめて

あなたを
月にみるの
星にみるの
風にみるの
そして・・・耳をすます
あなたを感じていたから・・・


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記憶

2008-08-14 07:42:48 | ここで愛ましょう

本当だったかは知らない。
でも、こんな空だった気がする。
その時の場所の香や場面の色の記憶が思いだされる。
その日は薄い草色のグラデーションのかかった長袖のブラウスを着ていた。
新しい自分にであった日。

      

だんだん近づいてくる。
近づいてゆく。
地球を一周して、まるい線がつながったとき、今日がはじまった。
・・・雨。
ポツポツと雨がふってきた。
夕方にはブルーグレーの空と真珠色の月と薄いサーモンピンクのひかりが差した空に変わった。
空は自分をうつして変わってゆく。

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「非戦の想像力」展 

2008-08-13 20:12:02 | ここで愛ましょう

おいでやさんでお当番の1日。
しかし、今日は13日・・・お墓参りだよね。
静か~な1日、みなさんの作品を堪能させていただきました。

      

志村佳子さんの作品
「ジャックと豆の木」大人のための絵本シリーズ
作品の一部しか写せなかったので、是非会場でご覧下さい。
パワフルなアーティストです。
何か、感じます。。。
ワークショップに参加した~い。
      


関口恭子さんの作品
「落ちてきた星」
野外にも展示かあり、これもおもしろい。
      


今日の一枚とうたことば
    「この道は夢へ」
       「この道はまるい大地へ」
      

     「この道はきっと あなたへ・・・
                     続いてる」

お客様が作品を目の前で見て読んでくださる姿を、緊張しながらみていました。
照れます。。
でもうれしい。

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