携帯用日時計 2007-10-29 22:09:58 | 趣味 明治時代から大正時代にかけて使われた、携帯用日時計です。 文字盤には方位をあわせる磁石があり、Ⅳ~Ⅷまでのローマ数字が刻まれています。ルーツはヨーロッパや朝鮮と思われます。日が照ってないと使えないというのは、スローライフっぽくてロマンがあります。
木画紫檀碁局(もくがしたんのききょく) 2007-10-29 21:25:43 | 歴史 正倉院にある木画紫檀碁局(もくがしたんのききょく)。 聖武天皇が石英の美しい白石を打つと、 光明皇后が小首をかしげて思案に沈む。 「時の旅人」となって夢幻の対局風景を 眺めるのも楽しい。 正倉院展を鑑賞した井上靖は、詩集「北国」の一文に感銘をつづっている。 遠い異国からシルクロードの終着駅、奈良の都に伝わった正倉院の宝物である。 異国を睥睨した時代の「無関心」が異国とともに歩みはじめた時には、深い「哀惜」に変わった。 (読売新聞 2005 10,29 編集手帳)