「ねえ、ご隠居さん。あの鰻って魚はどうしてウナギっていうんですかねえ?」
「ああ、あれかい」
ご隠居さんは庶民のエンサイクロぺディア、ウィキぺディア。なんでも知っていなければいけないのです。
「それはじゃ、鵜(う)という鳥がいるな」
「へい。魚を呑む・・・」
「さよう。鰻は体が長いうえにエラがふくらんでおる。だから鵜が飲み込もうと思っても、これがなかなか難儀じゃ」
「へい?」
「鵜が難儀するから、ウナギじゃな」
薬王という小咄でございました。
ウナギは家屋の棟木(むなぎ)のように丸くて細長いので「ウナギ」となった説や、胸が黄色いので胸黄から「むなぎ」となった説があります。
宮崎県の方言で“疲れた”ことを“ヨタギイ”といい、これは「余は大儀である」が訛ったものだといいます。
となると「鵜が難儀する」から「ウナギ」でもいいのかな?
「ああ、あれかい」
ご隠居さんは庶民のエンサイクロぺディア、ウィキぺディア。なんでも知っていなければいけないのです。
「それはじゃ、鵜(う)という鳥がいるな」
「へい。魚を呑む・・・」
「さよう。鰻は体が長いうえにエラがふくらんでおる。だから鵜が飲み込もうと思っても、これがなかなか難儀じゃ」
「へい?」
「鵜が難儀するから、ウナギじゃな」
薬王という小咄でございました。
ウナギは家屋の棟木(むなぎ)のように丸くて細長いので「ウナギ」となった説や、胸が黄色いので胸黄から「むなぎ」となった説があります。
宮崎県の方言で“疲れた”ことを“ヨタギイ”といい、これは「余は大儀である」が訛ったものだといいます。
となると「鵜が難儀する」から「ウナギ」でもいいのかな?