古今集の巻十 物名 442番に紀友則の歌がある。
わがやどの 花ふみしだく とりうたむ 野はななければや ここにしもくる
第三・四句に「りうたむのはな」を隠している。
意味は、「うちの庭の花を踏みにじる鳥をやっつけてやろう。野には花がないというので
ここにやってくるのだろうか。」
ここでいう「わがやどの花」は、竜胆を指し、色彩が乏しくなる季節に可憐に咲くこの花への愛惜の情がうかがい知れる。
「りうたむの花」とは「りんどう」の古語で、「竜胆」が「りうたむ」となり、「りんどう」と転訛したらしい。
「うたむ」とは、棒切れで追っ払ったり、石を投げたりの行為をいう。
今日もYさん邸の庭に、一年(ひととせ)の締めくくりである竜胆の撮影に行った。
紺碧の空とはいい難い曇天の空に、いつもの愛らしい藍紫色の花は僕を迎えてくれた。
この度はいつもの年よりも深みのある藍紫色に思えた。



「あかまんま」ならぬ「姫イヌタデ」の白花も咲いていた。


自然に生えたという薄も

赤いミズヒキの花

ホトトギス

玄関の花

玄関に二輪咲く濃い竜胆

再び竜胆たち



今年の竜胆は凛々しく感じた。
ナナカマドの実を食べにやってくる野鳥たちに踏み荒らされないでおくれ
華麗なる竜胆よ!
わがやどの 花ふみしだく とりうたむ 野はななければや ここにしもくる
第三・四句に「りうたむのはな」を隠している。
意味は、「うちの庭の花を踏みにじる鳥をやっつけてやろう。野には花がないというので
ここにやってくるのだろうか。」
ここでいう「わがやどの花」は、竜胆を指し、色彩が乏しくなる季節に可憐に咲くこの花への愛惜の情がうかがい知れる。
「りうたむの花」とは「りんどう」の古語で、「竜胆」が「りうたむ」となり、「りんどう」と転訛したらしい。
「うたむ」とは、棒切れで追っ払ったり、石を投げたりの行為をいう。
今日もYさん邸の庭に、一年(ひととせ)の締めくくりである竜胆の撮影に行った。
紺碧の空とはいい難い曇天の空に、いつもの愛らしい藍紫色の花は僕を迎えてくれた。
この度はいつもの年よりも深みのある藍紫色に思えた。



「あかまんま」ならぬ「姫イヌタデ」の白花も咲いていた。


自然に生えたという薄も

赤いミズヒキの花

ホトトギス

玄関の花

玄関に二輪咲く濃い竜胆

再び竜胆たち



今年の竜胆は凛々しく感じた。
ナナカマドの実を食べにやってくる野鳥たちに踏み荒らされないでおくれ
華麗なる竜胆よ!