
昔、漫画で見て、アニメで楽しんだスポ根漫画「巨人の星」です。
図は星飛雄馬のひとりキャッチボールのシーンです。
いくらスパルタ教育を受けた飛雄馬にしても、穴を通すことは可能でも、木に当たってそのボールが同じ穴から戻ってくるのは不可能でしょう。
しかし子どもながらにすごく感動した覚えがあります。
漫画コラムニストの夏目房之介は
「ある種のケレン味、マンガだからできるハッタリの楽しさ、面白さだと思う。」
と語っています。

大リーグボールには魅せられました。特に2号の消える魔球は絶対打たれるわけないと思っていたのにライバルたちに攻略されるわけです。
特訓→新しい技の完成→対決→決着→次の展開
以上の図式が繰り返され、我々には「努力が至上の美徳、努力、根性は報われる」とこのマンガを通して教えられました。
左門豊作は、巨人の星には欠かせない存在でしたよね。ハングリー精神旺盛で、兄弟思いで、努力家でした。
「星君!勝負ですたい!」
と怪しげな熊本弁を使い、きらりと光る目も印象的でした。
飛雄馬は京子の自分に向けた淡い思慕を知っていたけれど、敢えて左門の恋の橋渡しをしてあげたんですよね。
飛雄馬が右腕として復活したのを一番喜んでいたのが左門豊作でした。