僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

丸出だめ夫とボロット

2007-11-15 23:21:40 | Weblog
 昭和51年発行の森田拳次氏の丸出だめ夫です。いつも0点ばかりとってお父さんをがっかりさせる丸出だめ夫と、発明家でもあるお父さんが作った、しゃべれないボロットが巻き起こすドタバタ劇がとても好きでした。額に50点のテストを飾ってあったのも笑えます。
 となりの人形はフルヤのガムにおまけとしてついていたボロットです。私が小さい頃、駄菓子屋でただでもらったのが懐かしく、オークションで購入してしまいました。プラスティック製で頭に10円玉が何枚か入るようになっています。また、へそが磁石になっていて、当時の50円玉がくっつきましたね。

アルフレッド・ノーベル

2007-11-15 22:40:32 | Weblog
 ノーベル賞の創始者、アルフレッド・ノーベルは、少年時代、勉強ではクラスで2番の成績で、トップはボギーと言う少年がいつもとっていました。
 そのボギーが病気で長く欠席したとき、ノーベルは学校で習った事を、毎日手紙に書いて彼に教えていました。その甲斐あってボギーはまた1番にとどまる事ができたそうです。
 受験戦争などなかった古きよき時代のお話でした。

教育論

2007-11-15 14:01:08 | Weblog
先日、新聞に日本の教育について、北欧との比較で論じておりました。

 フィンランドは国際学力調査で学力世界一とされています。同国の教育は学力が低い子、勉強が遅れがちな子の力をどうあげるかを大切にするやり方で、エリート教育をするドイツよりも学力が高いです。
 フィンランドが育てようとするのは、発想力、批判的思考力、論理力、表現力、グローバルなコミュニケーション能力の五つです。この五つを包括した「生きる力」を育んでいった結果、同国経済の国際競争力はトップになりました。
 食品偽装問題が相次いでいる中、学校で道徳教育ができるでしょうか。15歳の子どもが孤独を感じる割合を調べたデーター(国連児童基金)によると、日本は29,8%と断トツです。多くの国は5~10%で2位のアイスランドの10,3%と比べても約3倍に上ります。
 北海道大学研究チームの調査では、小学四年~中学一年の計4,2%が、うつ病、そううつ病と診断されました。さらに警視庁のまとめでは、2006年の学生、生徒の自殺は886人と過去最悪を記録しました。

 以上が山形新聞に載っていた記事の抜粋です。私が思うに、日本の偏差値重視の教育や高学歴志向がなくならない限り、性格のゆがんだ子が増え続け、モンスターペアレンツが蔓延し、教師、生徒とも、心身疾患や自殺者が絶えない気がします。
 

山茶花

2007-11-14 20:24:57 | Weblog
 とあるお宅の純白の山茶花です。椿に似ていますが、椿が花ごとボテッと落ちるのにたいして、山茶花は花びら一枚一枚はらはらと散っていきます。
 花言葉は、「ひたむきさ」、「困難に打ち勝つ」です。

  山茶花の 花や葉の上に 散り映えり   
                      高浜虚子

アーモンド

2007-11-14 14:12:49 | Weblog
 テレビでアーモンドがメタボリック症候群に効果ありと放送していました。
1日23粒食べるといいそうですよ。
 アーモンドには抗酸化物質のフラボノイド、ビタミンE、食物繊維、ポリフェノールなどが豊富に含んでいます。
 私はこのいろいろ入っている商品を食べています。

円仁さん

2007-11-13 22:52:39 | Weblog
 山寺(立石寺)の根本中堂です。今年の夏、ホームステイでコロラドから訪れた
アレックスと約1000段の石段を登ってきました。五大堂からの市街の眺めは絶景でしたね。
 立石寺の開祖は慈覚大師円仁と言われています。天台宗の祖最澄には、円仁と円珍の二人の優れた弟子がいました。円仁は838年に入唐し、長安に学びましたが、武宗の廃仏に遭って逃げ出し、847年に帰国し、天台座主に任ぜられました。
 円珍は853年に入唐し、858年に帰国し、円仁の死後、868年に天台座主に任ぜられましたが、比叡山は円仁の弟子ばかりなので、近江の長等山の天台別院を拡張して、ここで弟子を養成しました。これが園城寺で俗に三井寺といいます。
 このあと天台宗は円仁の流れ(山門派)と三井寺の(寺門派)に分裂しました。比叡山では三井寺が邪魔なので、兵力を蓄えて三井寺を攻め、これを焼き討ちにしてしまうのです。三井寺でもこれに対抗して兵力を蓄えていきました。武蔵坊弁慶は、比叡山出身の有名な僧兵ですよね。
 いつの時代も宗教がらみの争いは多いです。名誉とか権力は欲しいものなのでしょうね。

友情

2007-11-09 19:39:45 | 感動
 武者小路実篤の「友情」。素直に泣ける一冊です。この小説の中で実篤は、恋愛と友情との相容れないジレンマと葛藤を表現しようとしたのだと思います。
 主人公である野島のために友人の大宮は厚き義侠心の限りを尽くそうとします。しかし結果として大宮は親友の野島を裏切ってしまうのです。友情と愛を一気に失ってしまう野島に希望は残るのでしょうか。
 「僕はもう処女ではない。獅子だ。傷ついた孤独な獅子だ。そして吠える。君よ、仕事の上で決闘しよう。君の残酷な荒療治は僕の決心をかためてくれた。今後も僕は時々淋しいかも知れない。しかし死んでも君たちには同情してもらいたくない。僕は一人で耐える。そしてその寂しさから何かを生む。・・・」
 精一杯強がる野島に自分を重ね、感情移入せざるをえなくなります。

インド式算数

2007-11-07 21:34:41 | テレビ番組
 日曜の平成教育委員会でインド式算数(数学)をやっていました。
15×15=225ですよね。
これを計算式を使って、10×20+25=225とするのです。
図解するとわかりやすいのですが、書けないので、計算で説明します。
(10x + 5)(10x + 5)=10x(10x +10)+25 ですよね?
したがって25×25は、(25-5)(25+5)+25で
暗算でも 625とすぐ答えられるんです。
じゃあ95×95は?
そうですね! 90×100+25=9025
計算名人になってください。

マグマ大使

2007-11-07 21:15:21 | 漫画
 懐かしの特撮ヒーローマグマ大使です。昭和41年7月4日号の週間サンケイから撮りました。わたくし自身マグマ大使よりも宇宙から来襲した魔王「ゴア」が好きでした。肩についている円錐形の突起(角?)が特徴的で、子ども好きという点も憎めない存在でした。江木俊夫がまもる少年役で、父親を岡田真澄が演じていましたよね。
 今もスカパーのフジテレビ721チャンネルでやっていますよ!

柿食えば

2007-11-07 19:11:33 | 思い出
 新潟の友人から柿が送られてきました。焼酎で渋抜きした平核無で、甘みが程よく、美味至極でありました。
 彼とは大学が一緒で、いつもつるんでいました。ある日、東大に行ってみようということになって、駒場校に入り、学食で定食を注文いたしました。いかにも東大生ぽく振舞ったのですが、食堂のおばちゃんに
 「外部の方は食券を買ってください」
と言われ、少々驚きました。
 「なんでばれたのだろう?」
友人と二人、狐につままれたような顔をしながら見つめあいました。
 やはり東大生になりきれなかった二人は、早々と踝を返し東大をあとにしました。