わたしは先日、暑いさなかに所要があり、東京に出た。地下鉄で用務先の人形町から東銀座駅近くのわが田舎の岩手県のアンテナショップによる。そこで、せんべい汁 とか 岩谷堂羊羹 と 芽吹き屋の三色団子 をもとめる。次に水天宮前駅に行く。ところが、目的の美術館「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」がなかなか見つからない。炎天下を動きまわり高速道路際にあることが判明、このことは実はヤマサ醤油㈱東京支店で聞いたもの、正午過ぎではあったが受付嬢は笑いながら対応してくれた。(浜口陽三はヤマサ醤油の親族です)
カラーメゾチントの浜口陽三は昔、千葉市立美術館で知ったものでそれいらいこの人の版画に病みつきになった。斬新さと緻密なフォルムと色合いの漸増的なバリエーション。まるで金属工芸品を思わせる精緻な仕上がり。あの、有名なさくらんぼや西瓜のプリントされたハンカチを後生大事に持っていたものです。
この美術館は何年ぶりか、かつて武蔵野市の吉祥寺美術館にも足繁く通った。私は当日、地階と一階に掲げている版画やデッサン、絵をじっくり見て回る。来たのは20年ぶりか。そこで、暑熱の外気を忘れてわたしは静穏の中で過ぎた時間を思う。
カラーメゾチントの浜口陽三は昔、千葉市立美術館で知ったものでそれいらいこの人の版画に病みつきになった。斬新さと緻密なフォルムと色合いの漸増的なバリエーション。まるで金属工芸品を思わせる精緻な仕上がり。あの、有名なさくらんぼや西瓜のプリントされたハンカチを後生大事に持っていたものです。
この美術館は何年ぶりか、かつて武蔵野市の吉祥寺美術館にも足繁く通った。私は当日、地階と一階に掲げている版画やデッサン、絵をじっくり見て回る。来たのは20年ぶりか。そこで、暑熱の外気を忘れてわたしは静穏の中で過ぎた時間を思う。