どうやら、この頃、炎暑も和らぎ、たまに、暴力的なにわか雨に遭いつつも涼しさは本格的になりそうだ。
この間、買いもらしていた号の「男はつらいよ・・・」DVDマガジンブックを見てて、今回は寅さんの俳句がきわめていいのに気がついた。シリーズ第38作・知床慕情、俳優、渥美清の作。これは、最後の見開きのページに、毎回載っている。
それを再録する。
・日の落ちて蠅逃げるように鳴く残暑
この句はどうだろう。これは出色の出来ばえではないか。夏がゆく、というセンチメントか。わたしには、自然観照と病弱の自己の肉体を客観視する、感覚の鋭さが感じられる。秀句がほかにもあるかもしれない。いつか、今までのものをあらためて読み返してみよう。
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