ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

ロボットアニメ向上計画その2

2008-11-22 18:00:40 | ロボットアニメ系
思わぬ「どらちゃん」の割り込みがあったので、一回間が空いてしまいました・・・。

こんなカンジでいきなりブログペットの割り込みがありますので、以後お見知りおきを・・・。

では、前々回の続きといきましょう!


ロボットアニメ冬の時代の到来

ガンダム登場後、ガンダムに影響をうけたロボットアニメはガンダムを踏襲した「リアルロボット」ものが主流になり、次第に「スーパーロボット」ものが少なくなっていきました。

そして「リアルロボット」のブームが去った後、だいたい80年代後半には「ロボットアニメ」の数が激減し、アニメの主流から「ロボットアニメ」が外れていきました。

ついに「冬の時代」が訪れたのです。

ちなみにの同時期にジャンプ系のマンガがブームになり、さかんにアニメ化されるようになったことも「ロボットアニメ」が主流を外れる大きな要因のひとつになったようです。
低年齢向けの「ロボットアニメ」が少なくなって、その穴を埋めるがごとく入ってきたのが、これらのアニメです。
かく言う自分も幼少期は「キン肉マン」「北斗の拳」「ドラゴンボール」などを見て育った世代です。
子供時代に「ロボットアニメ」を見ていた記憶があまりありません。

こういう状況のなか「ロボットアニメ」はどうなったのか?

ガンダムはそのネームバリュー故に冬の時代にあっても常に新作を世に送り出し、その活躍は「ロボットアニメ」の域を超えて「ガンダムブランド」の基礎を固めた時期でもあります。

その他の「ロボットアニメ」はというと玩具メーカーの販売促進ツールの一つとして(つまりおもちゃの宣伝用のアニメ)細々とテレビの中に残ったケース(その代表がタカラの「勇者系ロボット」です。)とOVAでアニマックな作品としてやはり細々と残っていくのです。

エヴァンゲリオンのもたらしたもの

90年代に入り、「アニメ」そのものが「マニアック」で「ヲタク」なものという認識を世間が持ち始め、「ロボットアニメ」がこれといったヒットを出せずにいました。

そして90年代前半は終わり95年の10月一つの「ロボットアニメ」が始まりました。

そのアニメこそ「新世紀エヴァンゲリオン」です。

放送当時こそ数ある「ヲタク」向けアニメを思われていましたが、放送終了後、その斬新な演出や心情表現から「普段アニメを見ない人」からも支持を受け、「ガンダム」以来のアニメブームが到来します。

エヴァンゲリオンの功績は何より「ロボットアニメ」が映像作品として成立しうるということを実証したこと、つまり「ロボットアニメ」で宣伝した”おもちゃ”ではなく”映像作品としてのロボットアニメ”そのものが売り物になりえることを証明したことです。
(既にOVAもありましたが、「ガンダム」系以外の「ロボットアニメ」の成功はなかったのです)

その後「エヴァ」に影響をうけた「ロボットアニメ」が数々作成されるようになるのですが、ジャンルを確立するほどの成功を納めることはありませんでした。

ただ、従来のおもちゃ会社に依存した製作体制からの脱却(完全ではないようですが)によってより「作家性」や「作品性」を重視した作品が登場し始めたことは「ロボットアニメ」の復活にもつながっていくのです。

その後のロボットアニメとスパロボ

「エヴァ」登場後、「アニメ」をとりまく世界が大きく変わって「アニメ」そのものが「売り物」になるようになり、お金をもっている世代向けの深夜アニメが多く作られているというのが現在の状況だと思います。

また、2000年代に入ってのDVDの驚異的な普及が、アニメDVDのセールスに大きく影響しています。

「ロボットアニメ」もそれに漏れず、「深夜」に舞台を移し、高年齢層向けの作品が多いようです。

その結果「ロボットアニメ」は更に「マニアック」なものになっていくワケですが、その状況を緩和して認知度を高める効果をもたらしたのが例の「スーパーロボット大戦」なのです。

古今の「ロボットアニメ」を集めて一つの作品に収めてしまおうという発想は、結果としてそのアニメを知らない世代への認知度を高める効果を持っています。

古い「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」を知らない世代、逆に新しい「エウレカセブン」を知らない世代に、それぞれの認知度を高められるのです。

実際に「マジンガーZ」、「ゲッターロボ」は若い世代に見直され、90年代末から2000年代前半でリメイクされ、こういった状況は現在でも続いているのです。

「スパロボ」の影響が大きく現れてきたのが、「F」が発売された97年頃。
ちなみにこの作品では「エヴァ」が初参戦していますので、「エヴァ」狙いでゲームを始めた若いプレイヤーが古い作品にも興味を持ったのではないかと考えています。

こういった状況により、元気になったのは意外にも「スーパーロボット」もののジャンルで、近年では「グレンラガン」がその好例といえるでしょう。


と、いったところでしょうか。

駆け足で「ロボットアニメ」の歴史を追ってきたので取り上げてない作品がとても多いと思いますが、何卒ご勘弁を・・・。だって本気でやると2回ではすみませんので・・・。

まぁ、といってもこれからやろうとしていることにあんまり関係してないんですけどね。

ではなぜこんなことをしたしたのか?

それは薀蓄を語りたかったからです!!!

まぁ、ぶっちゃけそれがホンネですが、もっと「ロボットアニメ」について知ってほしいという気持ちもあります。

いつもはレンタル屋さんで素通りしている「ロボットコーナー」を見直していただけるようにこれからもやっていきますのでよろしく!

だって、せっかく面白いのに見なかったら損でしょ?

そう思いませんか?


今日のブログペット



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コメント (6)
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