久しぶりのスッキリした冬晴れでした。風もなく自然散策日和。参加者も、冬にしてはたくさんいらっしゃいました。
園内の利用者は、私たち以外は外国からの家族連れがほとんど。
地下鉄駅から歩きはじめ、シンジュやネグンドカエデの翼のあるタネを飛ばしていると、「オオタカ」の声。カラスの群れに追われたオオタカが、僅かな時間ですが頭上を旋回して、飛び去っていきました。
プラタナスの幹をじっくり見ると変わった形の虫が。外来昆虫のプラタナスグンバイが樹皮で越冬しています。皆さんルーペでしっかり観察。
プラタナスグンバイ、カメムシの仲間。体長3~4㎜。
アズキナシの実は、霜にあたってシワシワ。試食してみます。甘酸っぱくて、秋より美味しくなっている気がします。
アズキナシの果実
草本はほとんどが雪の下。ギボウシの果実が雪から突き出ていました。
ギボウシ、種子はすでに散布されている
豊平館の前でコンコロールモミ(と思われる針葉樹)を観察。トドマツよりずっと長い葉は、厚みがありしなやか。樹皮にはトドマツ同様ヤニ袋があり、松ヤニの匂いをかぐといい香りがします。トドマツよりまろやかな香りで、柑橘系でした。
コンコロールモミ(葉の裏面)
◆2018年12月20日 中島公園
《植物》シンジュ、ネグンドカエデ、ハルニレ、プラタナス、ケヤキ、ヤマグワ、ヤマモミジ、アズキナシ、カツラ、ギボウシ、ライラック、カラマツ、コンコロールモミ
《その他》オオタカ、ヒヨドリ、ヤマガラ、ハシブトガラス、スズメ、プラタナスグンバイ、ケヤキハフクロフシ(虫コブ)
(shima)