札幌からのJR車中では、激しい雨や、一時はミゾレが叩きつけるような天気に、「小樽でお寿司でも食べて帰ろうか」と思っていた参加者もいたそうです。幸いにもバスが集合場所に付いた頃、ギリギリで雨が上がってなんとか開始できました。
奥沢水源池の「水すだれ」は、紅葉に縁取られて絶景でした。
弱ったスズメバチを発見。腹部が長いのでオス個体と判断、オスなら刺さないはずと手で持ってみました。予想通り刺されずにセーフ。良い子は真似してはいけません。
園地のトドマツには、クマゲラの巨大な食痕がいくつも。
林床にはイチヤクソウなどもあってゆっくり見たいところですが、今日は林道を歩きますので、先に進みます。
「穴滝」に向かう林道を歩きます。
熟したマタタビの実を見つけ、味見してみました。
シオデの実もありました。これも味見。ダシが効いたような、うまみのある不思議な味でした。
ミズタマソウのかわいらしい実です。
1時間程歩いて、お弁当を食べ、引き返しました。
帰り道で不思議なものを見つけました。林道の法面が崩れたところに、アカネズミが食べたクルミの食痕がいくつもありました。その食痕は木の根につながって、ぶら下がっているのです。
地中のアカネズミの巣に放置されたクルミの食痕に、根が伸びてきて貫通し、土が崩れて見えるようになったのでは?、と皆さんと推理しました。
予想以上に見どころの多い林道歩きでした。
■2022年10月18日小樽奥沢林道で見られたもの
(野鳥)
シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、カケス、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヤマゲラ
(植物/草本)
キンミズヒキ、ミズヒキ、フタリシズカ、ヒトリシズカ、ヒメジョオン、ミツバ、ウマノミツバ、ハエドクソウ、ミズタマソウ、アカソ、オオウバユリ、ドクダミ、オオバコ、シオデ、カラハナソウ、オオハンゴンソウ、ヨブスマソウ、ホウチャクソウ、アキタブキ、ミヤマトウバナ、イヌタデ、イチヤクソウ、ウメガサソウ、ヤブマメ、オオイタドリ、ミゾソバ、ウド、ヤブハギ、ゴボウ、オオヨモギ、ツユクサ、ブタナ、エゾゴマナ、ユウゼンギク、エゾノコンギク、ススキ、クマイザサ
(植物/木本)
マタタビ、ヤマブドウ、コクワ、ツルウメモドキ、ツタウルシ、イワガラミ、ツルアジサイ、ヤマウルシ、ホオノキ、キタコブシ、ミズナラ、ヤチダモ、ケヤマハンノキ、エゾヤマザクラ、ヤマグワ、アカイタヤ、エゾイタヤ、ハウチワカエデ、ハルニレ、アズキナシ、ナナカマド、ニセアカシア、ハクウンボク、ドロノキ、クルミ、タラノキ、エゾニワトコ、クサギ、シラカンバ、ウダイカンバ、シナノキ、トドマツ、カラマツ、ストローブマツ、ヨーロッパトウヒ、ハイイヌガヤ
shimada