先週から今週にかけて6日間にわたって開催されている「市長と町会長のまちづくり懇談会」。
市内を11地区に分け、それぞれの地区に市長はじめ部長など市の幹部が出向き、町会長の皆さんとまちづくりに関する意見交換を行うものです。
写真は、今日の午後、辰巳公民館で開かれた辰巳台地区の懇談会の様子です。

向かって右側が町会長、左側が行政です。
懇談会は、初めに市長からあいさつを兼ねた市政報告があり、その後、全地区の共通テーマ(今年は「高齢化と防災に向けた町会運営」)について数名の町会長が発言。それに対し市側から回答や感想が述べられます。そして最後に各地区がそれぞれ設定したテーマで同様にやり取りがなされます。
議員はこの懇談会に来賓という立場で出席し、傍聴することができます。
私は毎年、時間の許す限り地区にこだわらず出席するようにしています。今年は7地区を訪れる予定です。
市原市は市域が広く、地域ごとに様々な顔を持っています。懇談会はその地域の特徴が現れるので、とても勉強になるのです。特に、昨年から、私が所属する議会改革プロジェクトチームの「広く市民の意見を聴取し議会活動に反映させよう」という方針のもと、各メンバーは積極的に懇談会を傍聴するよう申し合わせがなされているので、なおさらです。
ところで、毎回冒頭に議員紹介があるのですが、そのたびに気になることがあります。
それは、「地元議員」と「それ以外の議員(議会改革プロジェクトチームの議員)」との区別。
「議員には『地元』・『地盤』というテリトリーがあって、互いにそのテリトリーを侵してはならない」
という暗黙の了解というか空気を、議員・行政・有権者双方に感じてしまうのです。
例えば、私の住所は市原地区にあたるのですが、私がそれ以外の地区の懇談会に行くと、「おめぇが何でこんなところに来るんだよ?」というような空気。
幸い今年は「議会改革プロジェクトの使命」という大義名分があるのであまり気にならないのですが、議員紹介の時にわざわざ区別される度に、やはり違和感を覚えてしまうのです。
超高齢化が進み地方財政も厳しさを増すばかりの今の時代、自治体が抱える様々な課題は、地区単位の狭いテリトリーでは到底納まらないものばかりです。
議員が自分の地元の要望を聞いてそれをそのまま行政にあげればそれで良かった時代も過去にはあったのかもしれませんが、少なくとも今はそうではありません。逆に地元から要望が上がった時に、他の地域の状況を把握した上でバランスも考え、その要望が適切かどうかを総合的に判断することが、今の議員には求められなければならないと常々思っています。
懇談会は、一つの地区で3時間近くかかります。それが11会場ですから、結構重労働です。
こちらは市原地区の町会長の皆さん。

どの地区も共通して抱える課題は、役員の負担の重さと担い手不足、高齢化、町会加入者の減少。やはりこんなところのようです。
市内を11地区に分け、それぞれの地区に市長はじめ部長など市の幹部が出向き、町会長の皆さんとまちづくりに関する意見交換を行うものです。
写真は、今日の午後、辰巳公民館で開かれた辰巳台地区の懇談会の様子です。

向かって右側が町会長、左側が行政です。
懇談会は、初めに市長からあいさつを兼ねた市政報告があり、その後、全地区の共通テーマ(今年は「高齢化と防災に向けた町会運営」)について数名の町会長が発言。それに対し市側から回答や感想が述べられます。そして最後に各地区がそれぞれ設定したテーマで同様にやり取りがなされます。
議員はこの懇談会に来賓という立場で出席し、傍聴することができます。
私は毎年、時間の許す限り地区にこだわらず出席するようにしています。今年は7地区を訪れる予定です。
市原市は市域が広く、地域ごとに様々な顔を持っています。懇談会はその地域の特徴が現れるので、とても勉強になるのです。特に、昨年から、私が所属する議会改革プロジェクトチームの「広く市民の意見を聴取し議会活動に反映させよう」という方針のもと、各メンバーは積極的に懇談会を傍聴するよう申し合わせがなされているので、なおさらです。
ところで、毎回冒頭に議員紹介があるのですが、そのたびに気になることがあります。
それは、「地元議員」と「それ以外の議員(議会改革プロジェクトチームの議員)」との区別。
「議員には『地元』・『地盤』というテリトリーがあって、互いにそのテリトリーを侵してはならない」
という暗黙の了解というか空気を、議員・行政・有権者双方に感じてしまうのです。
例えば、私の住所は市原地区にあたるのですが、私がそれ以外の地区の懇談会に行くと、「おめぇが何でこんなところに来るんだよ?」というような空気。
幸い今年は「議会改革プロジェクトの使命」という大義名分があるのであまり気にならないのですが、議員紹介の時にわざわざ区別される度に、やはり違和感を覚えてしまうのです。
超高齢化が進み地方財政も厳しさを増すばかりの今の時代、自治体が抱える様々な課題は、地区単位の狭いテリトリーでは到底納まらないものばかりです。
議員が自分の地元の要望を聞いてそれをそのまま行政にあげればそれで良かった時代も過去にはあったのかもしれませんが、少なくとも今はそうではありません。逆に地元から要望が上がった時に、他の地域の状況を把握した上でバランスも考え、その要望が適切かどうかを総合的に判断することが、今の議員には求められなければならないと常々思っています。
懇談会は、一つの地区で3時間近くかかります。それが11会場ですから、結構重労働です。
こちらは市原地区の町会長の皆さん。

どの地区も共通して抱える課題は、役員の負担の重さと担い手不足、高齢化、町会加入者の減少。やはりこんなところのようです。