今日の市議会では、私たちの会派を代表して森山さんが質問に立ちました。
持ち時間1時間の中で特に彼女が力を込めたのは、不登校についての質問です。
森山さんは、これまでこの問題に熱心に取り組んできました。
その働きかけによって市と民間団体との連携が大きく進み、
来年度の予算案ではフリースクールの利用料補助や運営者への補助制度が設けられるなど、
支援策が大きく前進しました。
今回の質問も、森山さんが保護者や専門家の方々から何度もヒアリングを重ね、
その声を丁寧に組み上げたものです。
彼女の熱い想いがひしひしと伝わってきました。
一方、教育委員会が今急いで進めようとしている
コミュニティスクール(学校と地域が連携して学校運営に取り組む制度)に関する質問では、
少し残念な気持ちになる場面も。
市内のある学区では、以前から学区外通学が多く、
今年はなんと新入学対象者の4分の3が学区外の小学校を選んだそうです。
そんな状況でコミュニティスクールを導入しても、
地域の子どもたちが地元の学校に通っていないため、
コミュニティそのものが成り立たないという声が、地域の方々から上がっています。
「地元で協力したい気持ちはあるけれど、これではどうしようもない」
という切実な訴えに、私も胸が痛みました。
しかし、教育委員会の答弁は言葉こそ丁寧でしたが、
「保護者の判断で学区外を選んだのだから、こちらに責任はない。地元でなんとか解決してほしい」
という考えが透けて見えました。
学区外就学の多さの問題は、私が7年前にも指摘していたことです。
地域の方々の声に、もっと真摯に耳を傾けてほしい。
写真は会派室にて、登壇直前の森山さん。気合い入れの準備体操?
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