市内の学校プールや公園プールの劣化状況について、市から説明がありました。
調査の結果、学校プール59校のうち5校が使用不可、
公園プール3施設のうち姉崎プールが使用不可という状況であることが判明しました。
また、14校と臨海プールは概ね10年以内に大規模改修が必要とのことです。
当面の対応として、学校プールは大規模改修や建て替えは行わず、
水泳の授業は民間プールや市営プールを使用することを基本とするようですが、
これがなかなか難しいのが現状です。
移動の問題や日程調整の難しさ、水深が深すぎて授業に適さないなどの課題があり、
今年度試行的に行った学校でも予定の半分しか授業を実施できなかったそうです。
この問題は、水泳授業のあり方や公園プールの役割など、幅広い視点での検討が必要です。
市は今後、プロジェクトチームを立ち上げて更に検討を行うとのことです。
埼玉県の八潮市では道路が突然陥没する事故が発生し、下水道管の老朽化が問題になっています。
しかし、下水道管だけではなく、上水道、道路、橋、公園、学校、ゴミ処理場など、
日本中でありとあらゆる公共インフラが老朽化しているのです。
大規模な改修や建て替えの時期を迎えていても、財政的な問題や人手不足などにより、
対応が遅れている現状があります。
高度経済成長期に一気に整備したときから、
なぜこのような事態になることを見越して対策をしてこなかったのでしょうか・・・
今後、人口減少に合わせてこれらの施設の総量を減らしていくことも避けられません。
この問題は、私たち一人ひとりの生活に深く関わっています。
ぜひ関心を持って一緒に考えていきましょう。
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