市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

一票が一石を投じた!

2020-10-20 | 日々のあれこれ
9月16日に行われた「首相指名選挙」で、無所属の寺田静議員(秋田)が、45歳で同い年の国民民主党・伊藤孝恵議員(愛知)に1票を投じたことが話題になっています。
寺田議員は「同年代の女性として、問題意識や目指す社会像が近い。ぜひ総理になってほしいと思い投票した」と語ったそうです。
菅総裁でもなく枝野代表でもなく、「女性が意思決定の場に増えれば日本は変わる」という信念のもとで投じられた1票に、議場はどよめき野次が飛び交ったといいます。

この話題、投票した相手方が若い女性だったため、どちらかというとジェンダーのくくりで賛否が論じられているようですが、私が共感した部分はそこよりもむしろ、寺田議員がしがらみなく「真っさらな心で」1票を投じたという行動そのものにあります。

いくら無所属とはいえ、大勢に従わなければ今後の立場に少なからず影響があるだろうと、当然寺田議員の頭にもよぎったと思います。
自分だけが人と違う意思を表明するのは、誰でも勇気がいるものです。それは悲しいかな議員も同じです。

仲間外れにされたくない。出世(今後の立場)に響くかもしれない。常識外れと思われたくない。あとで面倒くさいことになりたくない。どうせ自分の1票で何かが変わる訳ではないし。
そんな言い訳を心で念じながら、同調圧力に負けてしまうのが常でしょう。

むしろ、一般社会より頑なに建前や慣例や秩序を重んじるのが政治の世界。
それだけに、私も(地方議会ではありますが)同じ議員として、寺田議員の今回の投票行動には胸にジンと来るものがあります。

そして、これからも議会では常に自分の心に素直に問いかけながら、信念に従って発言や意思表示を行いたいと改めて思いました。寺田議員ほどではないかもしれませんが・・・。
自分を偽ってまで守りたいものなど、何もありませんからね。


さて今日は、次回の市議会リポートの編集会議でした。
みんなで侃々諤々意見を出し合いながら作っています。乞うご期待!


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