夫が亡くなった日の事を書きました
お辛くなりそうな方はこちらででお願いします
14日
前日の訪問診療で
私は『残りあと1~2日』と思っていたが
変な気を使い(誰に)、大目にあと一週間と言っていた
6:30
熱は高くなさそう
昨晩排尿無し、朝は半分量
朝のお約束、ホットタオルで手と顔を拭く
数日前からはスポンジで口腔内を湿らせるのみ
背中のマッサージする?
ヴ・・・
マッサージの途中で、呼吸が乱れ始める
えっ!余計なことした
慌てて元の体勢に戻す
その後、口呼吸になり
7:30看護師に電話
酸素量を、2ℓから少しづつ上げて 3ℓにしてください
私がしていいの? 大丈夫です
とか言いながら
マックス5ℓまで上げちゃう え~いサービスだ
少し楽そう
でも、毎日見ているから分かる もうすぐ・・・
息子達にLINE
8:30 看護師到着、酸素マスクを鼻・口を覆う大きい物に変更
だいぶ楽そう
たぶん今日明日中・・・じゃないですかねぇ? と看護師
私もそう思う
ちょっとコーヒーでも飲んでよ
え~いいんですか!?
もちろん!
朝のマッサージの話をすると
体位を変える時とそうなる事が結構あります
問題ないです
あ~良かった~ドキドキした~
息子達到着まで、看護師さんいてくれる
嫁も出社する前に会いに来てくれた
その後も3人でベッドの周りを囲み
くだらない話で笑いながら、手をさすりながら、時々泣きながら(私だけ)
このガーゼの布団カバー拭きやすいのよ~( タオルを使えばいいのに)
何やってんだよ
約束したわけじゃないのに、必ず誰かが夫のそばにいた
呼吸も説明されていた通り、静かだが顎呼吸に変化
とても穏やか
病院だと器械があってピッピってわかるよなぁ
あ~そうだね、でもあれって器械ばっかり見ちゃうよね
さっきより酸素マスクの白い湯気(?)が少なくなったぞ
え~
3人で夫の口元を凝視
・・・・フゥ
・・・・だぁ 息が詰まる~~ ハフゥ
を何度も繰り返しているうちに
とうさん、バカな話をしているって苦笑してるよ
まじめだったからなぁ
それは、義父の田舎の話をしている時だった
あれ止まったんじゃない?
え~~大分の話してる時に
首や手首で脈は感じられず
長男は夫の胸に耳を付けたりして・・・
もしこれが父さん母さんだったら
こんな時にふざけるなっ!!て怒られてたよ
そりゃそうだ
それにしても素晴らしい最後だ 最高だ!!
と実は
3人で拍手したのだ
すぐに酸素マスクを外す
ゴムパッチンにならないようにね
2月14日 バレンタインデー
私が命日を忘れないように・・・か
実は、脳転移をした時から
急なけいれんが起こり、亡くなることもあると言われていた
ビックリさせることはしないでください
それが、私へのお礼です
と いつも心の中で祈っていた
自宅での看取りについて
当然 経験も無いし、不安だらけ
認知症の義母を見て、介護を分かったつもりになっていたが
全くの別物だった
数年間も自宅で義母を介護していた義父の大変さに脱帽だ
でも、ケアマネさん、医師、看護師さん、ヘルパーさんの支えがあってこその生活
知らないことは、皆さんいろいろ教えてくれる
そして、毎日 観察 見守っていると着地に向かっていくのがよくわかる
1週間前には
玉置妙優さんの
「ただ、そばにいること」「死にゆく人の心に寄りそう」
を 再読
とても心が落ち着く
最後は飲まず食わずが、本人は一番楽
点滴→痰が絡み→吸引
本人が苦しむだけだよ
鍼灸の先生の言葉通り
とにかく3人とも笑顔で、達成感に包まれていた
いつも渋ちん顔だった夫も穏やかな顔で・・・
痛みも辛さも無くて・・・うん、良かった
そして、息子たちが傍にいてくれたこと
1人じゃ抱えきれなかったと思う
その後
看護師&医師も到着
看護師さん達に整えてもらう
夕方には葬儀社が来る
夫さまは以前、喪主さまをなさりませんでしたか?
ん??
実は義父・義母・父とお世話になった葬儀社で
義母と父の時の担当者だった
たまたま今晩は夜勤でしたので、伺いました
話しているうちに思い出し
この時点で、すでに安心感に包まれこれで心配なし
話も早けりゃ、今までの資料も持参してくれて比較もしやすい
夫よ、抜かりないぞ
前回書いたように、葬儀が一週間後なので
するつもりがなかったエンバーミング(遺体保存)をすることに
長男は数日 家に居させたかったようだが
するならなるべく早めに
ということで
翌日の14:30 お迎えの車で斎場に移動
ちょうど、昔からお付き合いのあるご夫婦が弔問に来ていて
一緒に見送りしてくれた
これもやっぱりご縁を感じる
夜は嫁・孫・も集合
毎度なワチャワチャ
夫は、病気で辛い思いも散々したけど
終わりよければすべてよし!
今はすっきりして身体も楽でしょ?
本当にお疲れ様でした
夫よ、今まで本当にありがとう
感謝あるのみ
あとは喪主挨拶の文面・・・