まじめに遊ぼう! 「旅と人と器と」

旅行記と陶芸だけだったのが、

手芸や籐工芸や多肉ちゃん

そして孫話まで・・・広がりすぎ~!

夫の介護 15

2023-02-23 | 夫の病

夫が亡くなった日の事を書きました

お辛くなりそうな方はこちらででお願いします

 

14日

前日の訪問診療で

私は『残りあと1~2日』と思っていたが

変な気を使い(誰に)、大目にあと一週間と言っていた

 

6:30

熱は高くなさそう

昨晩排尿無し、朝は半分量

朝のお約束、ホットタオルで手と顔を拭く

数日前からはスポンジで口腔内を湿らせるのみ

 

背中のマッサージする?

ヴ・・・

マッサージの途中で、呼吸が乱れ始める

えっ!余計なことした

慌てて元の体勢に戻す

その後、口呼吸になり

7:30看護師に電話

酸素量を、2ℓから少しづつ上げて 3ℓにしてください

私がしていいの? 大丈夫です

とか言いながら

マックス5ℓまで上げちゃう え~いサービスだ

 

少し楽そう

でも、毎日見ているから分かる もうすぐ・・・

 

息子達にLINE

 

8:30 看護師到着、酸素マスクを鼻・口を覆う大きい物に変更

だいぶ楽そう

たぶん今日明日中・・・じゃないですかねぇ? と看護師

私もそう思う

ちょっとコーヒーでも飲んでよ

え~いいんですか!?

もちろん!

朝のマッサージの話をすると

体位を変える時とそうなる事が結構あります

問題ないです

あ~良かった~ドキドキした~

 

息子達到着まで、看護師さんいてくれる

 

嫁も出社する前に会いに来てくれた

 

その後も3人でベッドの周りを囲み

くだらない話で笑いながら、手をさすりながら、時々泣きながら(私だけ)

 

 

このガーゼの布団カバー拭きやすいのよ~( タオルを使えばいいのに

何やってんだよ

 

約束したわけじゃないのに、必ず誰かが夫のそばにいた

 

呼吸も説明されていた通り、静かだが顎呼吸に変化

とても穏やか

 

病院だと器械があってピッピってわかるよなぁ

あ~そうだね、でもあれって器械ばっかり見ちゃうよね

 

さっきより酸素マスクの白い湯気(?)が少なくなったぞ

え~

3人で夫の口元を凝視

・・・・フゥ

・・・・だぁ 息が詰まる~~  ハフゥ

を何度も繰り返しているうちに

とうさん、バカな話をしているって苦笑してるよ

まじめだったからなぁ

 

それは、義父の田舎の話をしている時だった

 

あれ止まったんじゃない?

え~~大分の話してる時に

 

首や手首で脈は感じられず

長男は夫の胸に耳を付けたりして・・・

 

もしこれが父さん母さんだったら

こんな時にふざけるなっ!!て怒られてたよ

そりゃそうだ

 

それにしても素晴らしい最後だ 最高だ!!

 

と実は

3人で拍手したのだ

 

すぐに酸素マスクを外す

ゴムパッチンにならないようにね

 

2月14日 バレンタインデー

私が命日を忘れないように・・・か

 

実は、脳転移をした時から

急なけいれんが起こり、亡くなることもあると言われていた

ビックリさせることはしないでください

それが、私へのお礼です

と いつも心の中で祈っていた

 

自宅での看取りについて

当然 経験も無いし、不安だらけ

認知症の義母を見て、介護を分かったつもりになっていたが

全くの別物だった

数年間も自宅で義母を介護していた義父の大変さに脱帽だ

 

 

でも、ケアマネさん、医師、看護師さん、ヘルパーさんの支えがあってこその生活

知らないことは、皆さんいろいろ教えてくれる

そして、毎日 観察 見守っていると着地に向かっていくのがよくわかる

 

1週間前には

玉置妙優さんの

「ただ、そばにいること」「死にゆく人の心に寄りそう」

を 再読

とても心が落ち着く

 

最後は飲まず食わずが、本人は一番楽

点滴→痰が絡み→吸引

本人が苦しむだけだよ

鍼灸の先生の言葉通り

 

とにかく3人とも笑顔で、達成感に包まれていた

 

いつも渋ちん顔だった夫も穏やかな顔で・・・

痛みも辛さも無くて・・・うん、良かった

そして、息子たちが傍にいてくれたこと

1人じゃ抱えきれなかったと思う

 

その後

看護師&医師も到着

 

看護師さん達に整えてもらう

 

夕方には葬儀社が来る

 

夫さまは以前、喪主さまをなさりませんでしたか?

 

ん??

実は義父・義母・父とお世話になった葬儀社で

義母と父の時の担当者だった

たまたま今晩は夜勤でしたので、伺いました

話しているうちに思い出し

この時点で、すでに安心感に包まれこれで心配なし

話も早けりゃ、今までの資料も持参してくれて比較もしやすい

夫よ、抜かりないぞ

 

前回書いたように、葬儀が一週間後なので

するつもりがなかったエンバーミング(遺体保存)をすることに

長男は数日 家に居させたかったようだが

するならなるべく早めに

ということで

翌日の14:30 お迎えの車で斎場に移動

ちょうど、昔からお付き合いのあるご夫婦が弔問に来ていて

一緒に見送りしてくれた

これもやっぱりご縁を感じる

 

夜は嫁・孫・も集合

毎度なワチャワチャ

 

 

夫は、病気で辛い思いも散々したけど

終わりよければすべてよし!

 

今はすっきりして身体も楽でしょ?

本当にお疲れ様でした

 

夫よ、今まで本当にありがとう

感謝あるのみ

 

あとは喪主挨拶の文面・・・

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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