連続企画あと2回となりました。箱根駅伝参加全大学プレイバックです。
今回は、記録が残っている77回大会以降の予選会で予選通過率の高い大学から順に見ていきたいと思います。
第5位 日本体育大学 (③⑥③) 同コース比 20位 4年連続11回目
11回の予選会参加でいまだパーフェクトの日本体育大学。
心配の声もささやかれていたが、徹底的な集団走で序盤は我慢の走り。
最初の5キロは、なんと18位スタートだったが徐々にペースアップ。
15キロ地点で圏内に入ると最後は余力を残してのスパート。
ラストは、どこの大学よりも早かった。
もともと中距離だった4年生廣澤選手が長距離で才能開花か?
42位とエースの穴を埋める活躍。
期待されていた1年生トリオも見事な走りで全員でカバー。チームワークで予選通過となった。
7位 山梨学院大学 (⑰⑦④) 同コース比 14位 6年連続12回目
96回大会こそ大敗したがそこから立て直しつつある山梨学院。
スローペースであったが惑わされることなく序盤から圏内をキープした。
北村選手や小野寺選手といった未出走組が2桁順位でのゴール。
箱根経験組がもうちょっとうまく走ってくれればといったところだったか。
予選会不調は、本戦にピークを合わせていると思いたいところ。
予選会12回中11回の通過で9割越えとなっている。
11位 神奈川大学 (②④⑤) 同コース比 27位 5年連続17回目
86回大会以来連続出場を続けていたが13年ぶりに出場権を逃した。
全日本予選はトップだっただけに、箱根駅伝の予選会は年々厳しさを増している。
チームを引っ張るエース山崎の欠場が大きく響いた。
箱根経験組はまずまずの走りで2桁順位でゴールしていたものの、
故障者や体調不良者続出で選手層の薄さが露呈されてしまった。
下位3人の走りがもう一息だったか。
予選通過は、17回中15回となり88.2%となった。
第14位 麗澤大学 (⑪⑬㉘) 同コース比 23位
次なる初出場候補大学と言われ久しいが、昨年の大惨敗から1年でよくここまで立て直してきたといった感じだ。
日本人エース鈴木選手と新加入留学生ネイヤイ選手が引っ張り昨年282位の工藤大地選手が大ジャンプアップ。
大澤選手、廣瀬選手、今野選手も昨年よりも大幅に順位を上げた。
さすがに7番手以降が厳しく持ち前のスロースタートからのジャンプアップもやや足りなかった。
6番手までの選手は全員残るだけに他の下級生ののびしろと新入生の素質次第では今度こそ悲願なるか!?
第24位 亜細亜大学 (㉒⑳㉒) 同コース比 15位
86回大会を最後に遠ざかっている亜細亜大学。ワースト順位更新でますます遠のいている。
突っ込んで走る作戦だったのかスタート5キロは3位でスタート。
すぐにガス欠で下位に沈んでしまった。
昨年2桁順位の門田選手が走れなかったのも大きな痛手となった。
100位台で走った上位3人がいずれも4年生というのも来年のことを考えると厳しいですね・・・
これだけ下位に沈んでしまうとスカウトも年々悪くなる一方のようです。
第3位 城西大学 (⑮③⑮) 同コース比 13位
予選敗退が時々あるもののちゃんと1年で復帰する城西大。
今年は、留学生の力も借りての3位と上位通過。
次のエース候補1年生斎藤選手が日本人トップの27位。
9番手、10番手も1年生が粘り新戦力が機能して終始安全圏でのレースとなった。
予選通過率は、18回中13回で72.2%となった。