9月9日(月)重陽の節句の日は、豊田市の平戸橋にある”琉球Cafeてぃーだかんかん”にお邪魔しました。店主の板倉さんとは、昨年の豊田公演でご縁ができ、今年は、お店のギャラリーを活用して、こぢんまりとした舞台をやることになりました。貴重な機会をいただきありがとうございました。
それほど広くはない店内ですが、30名以上の方々にご参集いただき、満員となりました。
大変ありがとうございました。お客様との距離が近いのもドキドキしましたが、人形との距離が
近いのにもドキドキしました。昔々の小屋掛けというのは、こんな風情だったかなと、語る方も
楽しみました・・・が、山台が組めず、椅子で演奏しましたので、三味線方はやりにくかった様です。
信太妻:陰陽師安倍晴明の出生の秘密を語ります。
母親を捜しに、信太の森にやって来た阿倍保名(父)と童子(晴明)の前に、白狐が現れる。
母の姿に戻った白狐は、四寸四方の箱と魔法の玉を形見として渡します。これが、簠簋(ほき)内伝
に言う所の、四角い容器=簠(ほ)と、丸い容器=簋(き)なのです。この形見によって、数々の奇蹟
を起こすことで、安倍晴明は世にも名高い陰陽師となります。
猿八座公演メンバー:左から
逸見八里:堀八島:西橋八郎兵衛:金子与八:渡部八太夫:中田惹八
豊田での三日間通して、プロデューサーの岡田氏、古屋和子氏には、舞台以外でも、すべて
おんぶにだっこでした。大変お世話になりました。また来年を楽しみにしております。