「弘知法印御伝記」は、私が、猿八座に参加する前の作品です。お蔵になっておりましたが、此の度、前半の三段分を上演することになりました。じつは、私が佐渡の文弥節を習った時、最初に節付けの挑戦した段物は、この「弘知法印御伝記」でした。これまで実演の機会はありませんでしたが、いよいよその機会が訪れたわけです。そこで、改めて、その数年前の挑戦の後を見てみますと、やはり、あまりうまい節付けとはいえませんでした。そこで、今回、新たに節を付け直して、初段と二段目を作り直しました。三段目は、従来の太夫である角太夫氏が担当されます。もともと、幻の古浄瑠璃で言われる「弘知法印御伝記」ですから、それをやるのも、観みるのも誠に稀有なことだと思います。観覧申し込みは、草加市まで。
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