言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

サプリ過剰摂取は「死亡率」を引き上げていた 青魚の栄養素もサプリだと、ほぼ効果なし

2015-11-28 06:03:39 | 言いたいことは何だ
その薬を服用した人たち(平均年齢61歳)を平均して4.6年間ほど追跡したところ、なんらかの原因で死亡した人の割合が3.1%でしたが、年齢、生活習慣、検査値などが同じで薬を飲まなかった人たちの死亡率2.8%に比べ、高い傾向が認められたのです。
この論文の中では、死亡原因についての分析はなされていませんでしたが、脳出血などの副作用がわずかながら増えていたと報告されており、死亡率を高めた要因の1つだったと考えられるようです。
EPAやDHAが体によい脂肪酸であるのは、疑いようのない事実です。ではなぜ、こんな結果が出てしまうのでしょう。これらの現象は、実は理論的に予測されていたことでもあり、特定の成分を必要以上に、かつ大量に口にすることの弊害が実証された形、とも言えるのです。

「まるごと」食べることで得られる恩恵も



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岡田先生の著書『効く健康法、効かない健康法』も発売中
古来、人類は魚をまるごと食べる生活を続けて遺伝子を育んできました。魚の効能は、そこに含まれる(未知のものも含めた)さまざまな成分が総合的に作用してのものといえます。つまり、特定の栄養素だけを取り出して摂取しても、魚をまるごと食べることで得られる恩恵を享受できるとは限らず、それどころか、場合によっては健康被害さえ生じてしまうというわけです。
食べたものは、すべて胃腸の中で消化酵素によってバラバラに分解され吸収されます。たとえばご飯は、そのまま吸収されるわけではなく、主成分の炭水化物がぶどう糖にまで分解され、目に見えない分子となって血液中を流れていきます。
おコメには炭水化物だけでなく、食物繊維、ビタミン、ミネラルなども含まれていて、それらの成分が総合的に健康増進に役立っているのです。
EPAやDHAに限らず、ビタミンやミネラルなどサプリメントの多くについて、動物実験や試験管内で健康に良いことを示すデータが得られているのは事実。ただ人間の体は複雑ですから、試験管内の実験結果がそのまま当てはまるわけではありません。そのことを忘れないようにしてください。
「○○は健康にいい」と世間で言われていることの中には、根拠のない昔からの言い伝えや単なる思い込み、あるいは巧みなビジネス戦略で流行しただけのものが少なくありません。宣伝文句に振り回されることなく、いろいろな情報を吟味し、健康に役立てたいものですね。
不足したビタミン、ミネラルはサプリメントで摂るのがいい?→ ×
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青魚の栄養素であるEPAやDHA。サプリメントで摂取しても、意味がないかもしれません(写真:しまじろう / PIXTA)
いまやビタミン、ミネラルなどのサプリメントは健康補助食品としてすっかり定着し、「グルコサミン」「プラセンタ」などの大ヒット商品も登場。まさに百花繚乱の様相を呈しています。
「不足している栄養素はサプリで補っておけばOK!」と考え、実践している方も多いと思いますが、本当に「OK」と言えるのでしょうか。いくつかの論文を紐解きながら、検証してみたいと思います。

飲んでも飲まなくても「変化ナシ」の結果も多い



青魚などに含まれることで知られるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も、サプリの定番となった栄養素のひとつ。これらは、多価不飽和脂肪酸、あるいはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、血液をサラサラにする(血栓症を予防する)作用や、老化や発がんの原因となる過酸化反応を抑える作用があります。
これらサプリメントの効能については、世界中で多くの学術調査が行われてきましたが、米国のある研究者が、その中から厳選した10編の論文について比較・分析をしたのものがあります(参考文献 :Clin Cardiol 2009;32:365-72.)。その論文というのは、いずれもボランティアを公平に2群に分け、一方にEPAやDHAが配合されたサプリメントを飲んでもらい、他方は飲まないという約束をした上で、1年以上追跡を行ったという内容でした。
その結果、10の調査のうち9つまでが、両群にまったく差がなかったと報じたものだったそうです。つまりEPAやDHAのサプリメントは、飲んでも飲まなくても、健康状態に変わりがない、ということです。
それどころか、外国の医学専門誌に発表された論文によると、EPAを医薬品として大量に摂取すると、死亡率が少し高くなることもわかりました(参考文献:Lancet 2007;369:1090-98.)。



大手電力会社が原発なしで黒字になった:古賀茂明氏

2015-11-28 05:53:29 | 言いたいことは何だ
関西電力,節電すると高く付くなんて,でたらめにも程がある
「週刊現代」2015年11月21日号より引用


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大手電力会社の2015年度上半期決算で、
東日本大震災後初めて 全社が黒字になった。
黒字額は、10社合計で1兆円弱。
電力料金値上げで苦しむ庶民には憤りを感じる数字だ。



ついこの前まで、原発停止で経営難という報道が続いていたが、
再稼動していた原発は、九州電力の川内原発1号機だけだ。
現状では、原発なしでも黒字になった。何とも釈然としない



電力各社は、老朽化した火力発電所の事故もありうるなどと言って、
「電力は足りている」とは認めない
「原発は必要だ」と言わなければならないからだ



大手電力会社の本音は、原発を動かし電力販売を増やしたい。
そのためには節電は困る


しかし、節電しなくて良いと国民に言うと、
「電気が足りているのか。じゃあ、原発はいらないね」と言われる



そこで、「数値目標なしの節電要請」に行き着く。
だから「無理のない範囲で節電を」と国民に呼びかける。
節電を本気でやらないで下さいと言うのと同じだ。



それを象徴するとんでもない話がある。
関西電力が、来年4月から、電気を大量に使う家庭向けに
特別割引の新プランを用意する。


関西電力は、高浜/大飯/美浜などの原発を動かしたい。

その結果、電力がジャブジャブ余るので、
消費者にジャブジャブ電気を使ってほしいからだ



日本の家庭向け電力料金は、消費量が増えると
段階的に割高になる仕組みである。


ところが、関西電力は、オール電化のように

大量の電気を使う家庭向けに特別に割安の料金を適用するという。
そのために、深夜割引プランなどへの新規加入を廃止するそうだ。


節電して家計をやりくりする家庭に割高の料金を払わせて、
節電しない家庭を優遇するのである。



安倍政権(と経産省)は、小売り自由化の名の下に、
関西電力のでたらめな行動を許すだろう
原発推進のためなら何でもありだ。


これほど完全に論理破綻した政策に固執するのは
利権のためなのか、それとも核武装のためなのか。

ーーーー古賀茂明氏ーーーー


過去記事

日本には愚かな「原発推進させる法律」があるのです
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/33163595.html

日米間の「日米原子力協定」
 「アメリカの了承がないと,
日本の意向で原発を絶対にやめられない」
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/35069141.html