いわずもがな、吉岡くんはとても色気のあるお人でありますだ。
しかし彼の色気というのは、
蒸し蒸しムンムンッ人工スチームでムンワ~、みたいな
「ちょびっと暑苦しくってよ、あんさん。」
という感じは決してしなくて、
それは確かに男の色気なのだけれども、
でもただ単にそれだけじゃなくて、なんというか、
うす~い霧が仄かにス~ッと木立の中に沈殿していたり
たゆたっていたりしているような感じがあるとでもいうか、
なんかそんな清逸な感じがするのでありますだ。
しかしその霧っていうのは、
一旦その中にスィ~っと迷い込んでしまうと、
なかなかそこから出られないぜ気をつけなよチキータちゃん、
というような魔性の奥深さを内包している気配も確かに
そこに感じられるわけでして。
そして、普段はそこにひっそりとほのかに漂っている彼の色気は、
しかし一旦発動スイッチが入ると、
突然濃霧注意報と供に襲ってくる異常気象に変化するので、
油断は全く出来ないのでありますだよ、やんぼうまんぼう天気予報くん。
この異常濃霧注意報は、
彼の役を通して突然襲ってくるものでありますが、
例えばコトー先生の場合を例に挙げれば、
特にしゅじゅちゅ後3分以内に異常発生するものなので
気を付けたいのでござ~る、バザ~ルくん。
特に特に最終回のしゅじゅちゅ後には
要注意でありますだヨ~。
どうも、大学病院とインテリ外科医のコンビネーション物質が、
五島くんの色気濃霧を異常密度発生させる大きな要因の一つに
なっているらしいですな、教授。
2003の時も2006の時も、大学病院での手術の後、
まるで波打ち際に抜け落ちた小さな小鳥の羽のように
廊下のベンチに座っていた彼の姿から、
シュワ~っと静かに放散されていたあの色気は
なんともすごいものがあったっす・・・。
気だるさとやるせなさと憂いと哀しみが濃艶の塊を作り出して、
儚くユラユラと揺れてるオーラになっちゃってた感じですばい。
あれはそんじょそこらの女優さんじゃ太刀打ちできない
色気なんだと思われますぜ、不二子ちゃん。
しかしこういったフェロモンモンモン色気オーラってぇ~のは、
いったい何所から湧き上がってくるものなのでちゅか、吉岡くん?
教えてくれぃっ、分けて欲しいぞ、その色気っ!
吉岡くんが、時に役を通して突然濃霧にしてしまう
その色気フェロモンは、しかし普段は、
ほのかな霧のようなものとして
彼の周りにス~ッと漂っているだけに見えるわけで。
不思議だわ・・・・・・。
もしかしたら、君の体の中には、
色気フェロモンコントロール制御基盤でも搭載されているのですか、ヒデタカくん?
ロボットみたいじゃないか、それじゃ。
それともフェロモン大王なのでありますか?
一体全体いつからそんなキューティーハニーもびっくりな
色気を放つようになったのでせうか?
ふむ、いつだったのだろう、それがはっきりと表に芽を出したのは?
どこで芽が出て、どこで花が咲いたのだろう?
やっぱり一矢で一気に十尺玉花火が上がっちゃったのだろうか?
う~~~~ん・・・・・・わからん。
権ちゃん侍はそのフェロモンも初々しくなりを潜めていたけど、
テトラの友達祐介くんは、やけに艶かしいフェロモン未来人だったっす。
天然サムライくん房乃助殿はそのフェロモンも天然級なのに、
しかし阿弥陀堂中村先生のフェロモンは、それ自体を白衣の下に
封印しちゃったみたいなきちっとくんでありもうした。
しかし時代の時の純くんは、すでに富良野フェロモン大使だったよ~。
平山工務店のご長男も、フェロモン青年部葛飾代表みたいだったけど、
でも遺言の時の純くんは、そのフェロモンが雪に埋もれて
ほぼ除雪されていたような気がしないでもない・・・。
満男くんはといえば、確かに47作目からの彼はとてもとても
艶っぽかったけど、しかし振り返ればもしかしたら43作のときには、
すでに色気の芽がちょびっと顔を出していたのかもしれない・・・。
しかしぼくの伯父さんの頃は、確かにまだサナギだったぞ、甥っ子君よ。
けれどその時から過去に遡ってのオラシオンに全てを捧げた誠くんは、
少年独特の色気があったような気がする。
んだども、魔術な守くんはやっぱりサナギランナーだった・・・。
一矢は言わずと知れた強烈フェロモンマグナムだったけど、
北川くんは強烈ヘタレマグナムであったし・・・。
って、バイオリズムですか、君の色気は?
やっぱり役によって色気コントロール制御しているのかもしれん。
魔性だわ・・・。
しかしよくよく考えれてみれば、そこにははっきりとした
「いつ」も「どこ」もなくて、
きっと、雪がしんしんと草原に降り積もるように、
その色気も彼の中でしんしんと静かに降り積もっていったものなのかも
しれんですばい・・・。
それにしてもなんにしても、こっちはいつも
そのモグラたたきみたいに出たり引っ込んだりする
チミの色気攻撃にはドキドキドッキリものなのじゃよ、吉岡くん。
彼のその色気濃霧は、強烈な一発カウンターパンチものでありますが、
しかし普段ほのかに漂い薫っている彼の「色香」というものには、
こっちは万年ノックアウトされているわけで。
ハッ

この色香が彼の放つ色気を、唯の男の色気にとどまらせていない
所以なのかもしれんですばいっ、コペルニクスくんっ!
色気と色香。
人生でこの二つ。
これじゃよ、このコンビネーションが吉岡フェロモンなのかも~。
たまらんじぇ~、ヒデタカくんよ。
彼の持つ色香は必殺技でごじゃりまするだ~。
とても品よくストイックに薫る人、
って感じがするのでありますだ、このお方は。
それは吉岡くん自身が独特に放っている
薫り高き色香なのだと思われるわけで・・・。
これにはほんっとにいつもまいっちゃうのでありますよ~、ヒデタカくん。