起業家の条件

起業家とは、未来を発明する最も難しい仕事の一つを担うのだという。
だが起業家の内、結果として本当に重要なイノベーションを起こせるのは、その中の２～５％程度にすぎないそうだ。
あるベンチャーキャピタルの言を、産業新聞で聞いた。

◆時には今いるところから大きな飛躍をしなければならない
　世界にインパクトを与える起業家になるには、自分のエネルギーを管理し、最適化することが最優先である。
　自分の資質を、最大に生かす領域まで自分を高めることが必要という訳だ。
　自分の快適で楽な環境で仕事をしていても、そこには到底到達できない。
　起業家とは、自分の特殊な才能を生かしつつ、仕事をしていても仕事だと感じない、時間を忘れて取り組める人たちなのだ。

　そして時には、今いる場所から大きな飛躍をしなければたどりつけない世界だ。
　過去人間は、進化の過程で様々なものを乗り越えてきた。
　蒸気機関車が発明される前は、驚くことに科学者は時速４５ｋｍ以上は、人間の身体が爆発すると考えていた。
　だがある時に、勇気のある人がリスクをとって、そうした迷信を打ち破って科学は発展してきた。

　人はそれぞれいろんな迷信を信じている。
　家庭で、過去の経験で、さらには遠慮や謙遜も自分の能力の最大化を妨げることがある。
　人間には、古代から同調性がないと集団の生存が危うくなるので、常に平常に戻ろうとするシステムが組み込まれているという。
　だが起業家とは、同調性とは真逆のことを実現しなければならないのだ。
　井の中の蛙は、飛び出さなければならないのだ。
　→要は人と同じ考え方や行動ではダメということなんでしょうかね。