つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

朝には紅顔あり・・

2021-04-18 06:42:17 | 日記
桜の季節、春は別れの多い季節だと思う。
巣立ちの春、転勤の春、進学の春など様々だ。
そしてその中には、神や仏が永遠に分かつ死というものもある。
ことに、まだ寿命とは言い難い年齢での別れはつらいものだ。
そんな時に、室町時代の僧「蓮如」の、こんな言葉が心にしみる。

◆朝には紅顔あって、夕には白骨となれる身なり
 朝に元気な顔を見せている人でも、その日のうちに死んで骨になってしまうことがあるという意味らしい。
 日本人らしいというか、宗教性をよく感ずる言葉だ。
 桜も儚(はかな)いが、人生もまた儚い。無常だ。
 だがそれは、悲しいことばかりではない。
 儚いからこそ美しいし、だからこそ互いが精一杯手を携えて生きていくという決意にも繋がるものだ。

 蓮如上人のこの「白骨の章」の全部を知るわけではないが、門徒に宛てた手紙の中に出てくる言葉だそうだ。
 お葬式のおり、お骨が戻った時の還骨勤行(かんこつごんぎょう)で読み上げられるそうだが、おいらは今だ理解はできていない。

 日曜日の朝から湿っぽい話ばかりではいけないので、前向きな言葉をふたつ。
 「人生は小学校で学んだことの復習だよ。」
 「幸せは、名もない一日につまっている。」
 奇をてらうことなく、自分のできる範囲で一日一日を精一杯過ごすことにしましょう。