村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

常磐自動車道開通

2014年11月21日 18時49分26秒 | 震災・放射能

待ちに待った常磐自動車道の開通が12月6日に決定した。

安倍首相が公言した浪江IC~山元IC間を年内に開通させるがいよいよ実現する。

12月6日(土)15時開通

北へ行くのに震災復興の工事で混んでいる国道6号線で山元ICまで1時間30分くらいかかっていたが、

これからは30分位で行けるかもしれない?

秋田や岩手のみなさん、南相馬までいつもより早く来れますよ~(^o^)/

料金は山元ICまでの料金にプラス1160円。

燃料が高いんだから高速料金を下げればいいのにね!!

浪江IC~富岡IC間は来年のゴールデンウィーク前に開通する。

来年5月のゴールデンウィークに南相馬市馬事公苑コース復興記念大会を開催予定です。

みなさ~ん常磐自動車道で南相馬にお越しくださ~い(^o^)/


震災から3年8ヶ月

2014年11月11日 18時14分40秒 | 震災・放射能

今日で東日本大震災から3年8ヶ月が過ぎた。

そして、今日支援物資の米が届いた。

滋賀県長浜市にある浄土真宗大谷派長浜教区(東本願寺別院大通寺)の檀家の皆さんからのご支援。

震災以来檀家の皆さんから米を集めて東日本大震災の被災地、岩手、宮城福島へ直接米と水を届けて来たようです。

「米から繋がる未来へ -コメカラツナガルコレカラ-」

今回は南相馬市のわれわれの地域に届けてくれました。

昨年収穫された米から放射性セシウムの高い値が出て今年も米の生産を見合わせたからだろうか?

震災から3年以上過ぎた今でも被災地のことを考えて活動して頂けていることに感謝しなければなりませんね。

南相馬市でも復興に向けた姿がはっきりと見えるようになってきました。

震災当時津波被災の瓦礫だらけだった海岸線も多くの重機が動いて復旧作業が急速に進んでいます。

災害復興住宅の建設も急ピッチで進んでいます。

仮設住宅に住んでいる方々も住宅建設に着手している人が多くなってきました。

住宅や農地の除染も進みつつあります。

3年8ヶ月という長い時間がかかってしまいましたが、将来の展望が見え始めるとともに明るさが戻りつつあるような気がしてきました。

これまで多くの方々にご支援を頂いてきました。

そのご支援に報いるためにも頑張らねばなりませんね。


帰還

2014年10月06日 10時13分35秒 | 震災・放射能

新聞に「帰還希望42%」の記事が載っていた。

南相馬市の避難区域住民を対象としたアンケートによる結果だと帰還を希望しているのが42%で前年度から13ポイント増加したというのだ。

ただアンケートの回答率が54%と昨年より8ポイント低く、前回帰還を望まない市民からの回答が減っているというから実質は帰還を望まない人が多い可能性がある。

回答率が54%だったら実際には54%のうちの42%だから約23%にならないのだろうか?

その数字だったら深刻な問題になりますね。

俺の知人でも実際に避難区域に家があり将来帰還可能であっても、南相馬市外へ家を建てたり購入した人が多くいる。

現実に原発に近い所には住みたくないと思っている人が多いようだ。

実際に帰還を希望しているのは、南相馬市でも小高区ではなく原町区の人かもしれない。

小高区の除染も急ピッチで進んでいるが、インフラが整備されて帰還可能となっても帰る人が少なくてはどうなることか?

小高区が老人だけの過疎の町にならない事を祈りたい。

 

 


果たして実現するか?

2014年10月04日 14時03分17秒 | 震災・放射能

今日の新聞に、中間貯蔵施設に保管する除染廃棄物を30年以内に県外で最終処分すると明記した改正法案を国会に提出したと載っていた。

福島県が中間貯蔵施設を受け入れる条件として法制化を求めてきたことが実現しそうになるが、

果たして法案が成立しても30年以内に最終処分場として受け入れてくれる県が出てくるだろか?

原発廃炉が完了するのにも30年以上の年月を必要とする。

廃炉に必要な技術が開発されなければそれ以上かかることになるだろう。

放射能に汚染された土地も除染が進み帰還可能な状態になってきているが、

いまだに危険な状況にある原発の近くには住みたくないと、他へ移住する人もいる。

法律は政治家が簡単に変えてしまう。

30年後に福島県浜通りが最終処分場にならないことを願いたい。


国道6号線規制解除

2014年09月15日 22時51分15秒 | 震災・放射能

今日の午前0時に通行規制されていた国道6号線が解除になり全線通行可能となった。

およそ3年6か月ぶりに自由に通行できるようになった。

近くて遠かったいわき市と南相馬市もこれから手軽に行き来することが出来ますね。

約14km区間だが除染しても第一原発付近の大熊町で線量の高いところがあるようです。

高いところで18μSv/hrを越え、一回の通行で1μSvを超える線量の体外被曝になるそうです。

でも、ある程度の被曝よりも便利性を選ぶでしょうね。

物流のコストも上がりすぎて困っていたので、これからは復興に向けてよい方向に進んでくれるといいですね。


変わらぬ朝

2014年09月13日 10時29分21秒 | 震災・放射能

東日本大震災と東京電力第一発電所の事故から11日で3年6ヶ月。

旧警戒区域内にある会社で今日も朝を迎えた。

ススキの穂が伸びて涼しい朝、季節は秋に入っているんです。

早いもので、あれから4回目の秋。

あの牙をむいた海は今日も穏やかな波が寄せています。

今週は毎朝曇っていて朝日を拝むことが出来なかったので、今日こそはと思ったが残念!!

この景色もあれ以来何回となく見てきた変わらない景色。

朝の会話で「あれから早いものでもう3年半なんだなぁ」からまたあの時の話が出てきた。

みんな触れないようにしているけど考えていることは同じなんですよね。

被災した場所にいるとどうしても思い出されるあの光景。

これから先も忘れることはないでしょうね。

会社の前のバリケードも変わらないままです。

最近変わったことは、このバリケードを越えて護岸工事のための波消しブロックが運ばれていくことです。

海岸線も徐々に津波に破壊された防波堤の姿が消えてきています。

復興に向けた姿が形に出てきているんですね。

津波に住まいを奪われた方、原発事故で住まいに帰れなくなった方。

それぞれに新しい生活をどうすべきか決断できてきたようです。

これから先はどんどん復興が加速していきそうですね。

果たして以前のような穏やかな生活が送れるようになるか。

それは、一人一人のこころの切り替えが必要でしょう。

頑張りましょう!!

 


松川浦の海苔は幻になるのか?

2014年08月04日 09時49分40秒 | 震災・放射能

新聞に「松川浦 ノリ養殖見送り」の記事が載っていた。

松川浦で水揚げされる魚貝類は試験操業を重ねて安全なものが水揚げされるようになってきたが養殖はまだまだダメなようです。

われわれの米と同じように松川浦の海苔も原発事故の影響で震災以来再開を果たしていない。

震災前に収穫し冷凍保存していたものも底をついたというし、

松川浦で収穫された海苔でつくった佃煮は幻になってしまうのでしょうか?

放射性セシウムの濃度も下がってきたから来年に期待したいですね。


金目

2014年06月20日 06時49分12秒 | 震災・放射能

発言は簡単に撤回出来るの?

国の本音が出たような気がするけど、やっぱり原発は金目ばっかりだよな!!

原発作っても金。

原発運転しても金。

原発事故起こしても金。

結局どんな状況でも金をもらい続けてきたんじゃないか。

それ以外の地域は何もないんだよ!!

除染の仮置き場に困っている原発立地地以外の地域の事を考えてほしいよ。

なんだかんだ言っても最後は金目だろう!!

他の除染物の処理に困っている地域の事を考えて早く中間貯蔵施設を作って欲しいよ。



今度もひどい

2014年05月14日 21時45分43秒 | 震災・放射能

美味しんぼ問題が深刻になりつつある。

今日の新聞に福島市の温泉旅館で美味しんぼを見て予約をキャンセルがあったという記事が載っていた。

福島県の観光産業は深刻な風評被害から立ち直りつつあったのに、ふたたび風評被害に苦しめられそうです。

確かに風化しつつある原発事故の問題を再び考え直すことは良い事かもしれない。

しかし、現実に無い事をあるように書くのは問題だと思う。

大人気漫画が社会に及ぼす影響は凄いものがあるだろう。

離ればなれになっている家族がようやく戻りつつあったのに「福島に住まない方がいい」はないだろう。

この問題が、福島県が立ち直る妨げにならなければいいのですが。


福島のことを話題にされるのはいいが?

2014年05月11日 10時34分01秒 | 震災・放射能

ビックコミックスピリッツに掲載されている「美味しんぼ」の原発事故にまつわる描写が問題になっている。

俺も「美味しんぼ」のファンで良く読んでいたが、すっかりイメージダウンしてしまった。

風評被害が少しずつ減少してきたのに、また悪い印象を与えるようになるのか心配です。

また福島県から離れたところからこの人は問題を起こしている。

この人は金しか頭にないのかな?

問題となっている『美味しんぼ』では、主人公・山岡士郎たちが福島第1原発を見学した後、疲労感や鼻血が出る症状を訴えるシーンがある。

放射線と鼻血とは関連が無いと書いているが・・・・・?

元双葉町長なのに地元町民や福島県民を不安がらせるようなことを言っていいのだろうか?

それにこの人は真っ先に埼玉県へ避難して福島県で生活していないのに鼻血が出るほど被曝していないだろう?

作者は最後まで見て反論しろと言っているが、批判を受けてこれから内容を変えて行くんですかね。

原発から近いところに住んでいる農家はやっと農業を再開しようと頑張っている。

風評被害はまだまだ深刻な問題で農家をやめようとしている人が多いのが現実。

やっと農作物が少しずつ売れ始めてきているのに心配です。

 

放射性物質対策に関する不安の声について

平成26年5月8日
環境省環境保健部

 東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくにより、確定的影響の1つとされる疲労感や鼻出血といった症状が多数の住民にあらわれているのではないかとご不安の声をいただきましたので、このような不安による、不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。

  • 国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した「2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書」(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、「確定的影響は認められない」とされています。
  • 東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません。

<参考>

  • 放射線の人体への影響には、影響が生じるメカニズムの違いにより、「確定的影響」と「確率的影響」があります。確定的影響は、臓器や組織を構成する細胞が大量に死んだり、変性したりすることで起こる症状で、高線量を短時間に被ばく後、数週間以内に現れる影響である急性障害もこれに含まれます。
  • 確率的影響と異なり、確定的影響の特徴は、これ以下なら影響が生じない、これ以上なら影響が生じるという「しきい値」が存在することです。造血機能低下(白血球や血小板が作られなくなる)は約500mGy(0.5Gy)以上で現れるとされ、鼻血の誘因となる出血傾向が生じるのは、それより高い被ばく線量です。吐き気、嘔吐、脱力感は1000mGy(1Gy)未満では現れないとされています。
  • 鼻血の原因は数多くあり、その鑑別には鼻腔の診察や、場合によっては血液検査が有効です。確定的影響が生じるほどの高い線量の被ばくを全身に受けた場合、鼻血だけでなく、鼻粘膜の広範囲な障害、全身の内出血、頭髪の脱毛などが生じることもあります。被ばく線量の推計や被ばくから症状発症までの経緯とともに、これらの症状を総合的に評価する必要があります。
  • また、福島県が実施している県民健康調査では、内部被ばく・外部被ばくとも、以下に示す結果となっており、これまでの科学的知見では「放射線による健康影響があるとは考えにくい」と評価される範囲となっています。疲労感・鼻血といった症状と被ばく量との関係が既に知られているほどの被ばくをされた方は確認されていません。
    • 外部被ばく線量は、99.8%が5ミリシーベルト未満、99.9%以上が10ミリシーベル未満
    • 内部被ばく線量は、99.9%以上の方が1ミリシーベルト未満
(注)シーベルト(Sv)とグレイ(Gy)の関係について
Gyは、物質が放射線から受けるエネルギー量を表す量であり、Svは生体が放射線から受けたエネルギーによって起こる影響を表す量です。それらの関係は係数をかけて換算することとなるが、X線、ガンマ線及びベーター線は係数が1であるため、数字としては同じになります。ただし意味合いは異なります。