村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

吾妻の夜明け

2013年10月02日 19時20分16秒 | 登山・滝めぐり

満天の星空を楽しんだ後は、長年思ってきた「吾妻小富士山頂からの朝日」

4:30の目覚ましで目覚めた!!

というよりも、眠りについたときには快適だったのが気温がどんどん下がって行ったらしい。

寒さで目覚めたと言っていいのかもしれません。

車で吾妻小富士登山口まで移動する時の車の外気温は3℃。

ちょっと高めに表示するからたぶん0℃~1℃だと思う。

寒いはずだよね。

寒いのでポットにコーヒーを入れて5:00に出発。

日の出はたぶん5:30頃だったと思うが、30分で登りきれるだろうか?

急いで登ったので息が切れてしまったが何とか間に合った。

山頂にはすでに4人の人がカメラを構えていた。

みんないいカメラを持ってるよな!!

俺みたいな安っぽいカメラは誰もいないですよ。

5:20頃到着。20分で登り切ってしまった!!

風が穏やかだから雲の流れも静かで雲海がきれいですね。

これだと福島市は曇りということになるのか?

山頂から下を見ると波が迫ってくるような雰囲気に見える。

3.11の時の津波の光景とそっくりで思わずあの時を思い出してしまった。

引き波で海底が現れ、海がどんどん盛り上り、恐ろしいほど高くなって行く光景。

あの光景は頭から離れることはありませんね。

雲は緩やかに北の方へ流れています。

雲は低い山からあふれて山形県の方へ落ちて行きます。

まるで巨大な滝を川上から見ているような光景です。

5:30分ちょうど位に太陽が顔を出しました。

雲の少ない快晴に近い空が赤く染まって行きます。

寝坊をしたり、雨が降っていたり、曇っていたりで実現しなかった朝日。

やっと念願がかないました。

やっぱり山頂からの朝日はきれいですね。

来てよかった!!

後ろを振り向くと吾妻小富士の影が伸びています。

一切経山も朝日で赤く染まっています。

吾妻の噴煙も真っ赤です。

遠くには一切経山の空気大感謝塔がかすかに見える。

しばらく山頂からの眺めを楽しんで火口を一周しながら下山することにした。

太陽に背を向けると足の長~い俺がいる。

写真では写りが悪いけど肉眼で見た桶沼の紅葉に朝日が当たり真っ赤になった景色は最高にきれいですよ!!

浄土平駐車場は日陰になってます。

だから俺はいつも寝坊して日の出の時間に間に合わなかったんですよ。

山頂の反対側の火口から山頂に登る朝日もパチリ!!

昨日の夜登山道を飾っていたイルミネーションはこれでした。

たった一晩のために準備が大変ですよね。

ご苦労様でした。

念願だった「吾妻小富士山頂からの朝日」を達成しました。

吾妻の紅葉は次に続きます。


吾妻への脱出

2013年10月01日 19時27分58秒 | 登山・滝めぐり

毎日忙しく仕事をしていて頭が爆発寸前になってきたので、

金曜日の夜突然思いついて車に荷物を詰め込み、

土曜日の仕事が終わると同時に吾妻へ向って脱出を企ててしまった。

最近はいつも明るいうちに磐梯吾妻スカイラインを通っていたので暗い中を通るのは久し振りです。

浄土平駐車場到着は19:30頃

駐車場には多くの車が残っていた。

どうやらこの日はイベントがあったらしいく、夜は「星と夜景を楽しむ」イベントが行われていました。

吾妻小富士から福島市の夜景を見るイベントのため吾妻小富士への登山道は電飾されていました。

初めて見る電飾された吾妻小富士は星空がバックにありきれいでしたね~!!

雲が低く雲海状態で福島市の夜景は残念ながら見ることはできなかったようです。

でも、満天の星空は天の川やたくさんの星がきれいに輝いて最高でしたよ!!

いつも月が出ていて見ることが出来なかった星空に久し振りに感激しました。

外で星空を見ながらビールでも飲もうと思いましたが、寒さとちょっと頭痛がするので車内でいつもの一人宴会をしました。

今回はサラダ中心のヘルシー?メニュー

暇なので携帯でテレビを見ようとしたら福島のテレビ局は映らない。スキャンをしたら宮城県の放送局が映った。

福島のテレビ局はすぐ近くなのになぜだろう?

あの何とか感謝祭を見て思わず笑いながら飲んでしまった。

俺はいったい山に何しに行ったんだろう?

翌朝はここに来るたびに思っていた「吾妻小富士の山頂から朝日を見る」ために目覚ましを4:30にセットした。

食事を終えて、ビールから焼酎のお湯割りに切り替え、ベットを準備して半分横になりながらテレビを見ている内に眠ってしまったらしい。

翌朝へつづきます。


現実逃避

2013年09月29日 19時17分15秒 | 登山・滝めぐり

仕事が溜まりすぎて今日も仕事をしなければならなかったが、

ストレスが溜まりすぎて身体がおかしくなりそうだったので、

昨日の仕事が終了次第現実から逃避して静かなところで過ごしてきました。

しかし、現実は思い通りにはいかず余計に身体をいじめてしまう結果となってしまった。

なかなかうまくいかないもんですね!!

今日の分明日が大変だ!!

身体のダメージが酷いので、今日の結果は後日報告します。


紅葉の見ごろは?

2013年09月17日 19時25分38秒 | 登山・滝めぐり

新聞に紅葉の見ごろ予想の記事が出ていた。

磐梯吾妻スカイラインは10月3日頃からの予想。

と言うことは、その上はもっと早いよな?

台風18号が過ぎ去った今日は秋のような涼しさだったから一気に紅葉が進むんだろうか?

今月行けるとしたら29日しかない。

地域の農業研修視察予定が入っているので、そちらに参加して農業の情報もほしいし。

吾妻に行きたいけど、塩沢渓谷にも行ってみたいし。

どうしようか今週いっぱい悩みそうなきがするな!!

 


吾妻の秋の花を見に行く

2013年09月15日 05時00分00秒 | 登山・滝めぐり

昨日は一日予定が空いてしまったので久し振りに吾妻のリンドウを見に行くことにした。

まずはいつものように「ここら 吾妻店」で果物を買う。

この日購入したのは桃「楊貴妃」1000円と梨「秀玉」1200円。まだ食べたことのない品種です。

桃はおいしそうに見えるけど、梨はなんとなくごっつい感じがするな!!

そこから高湯街道を登り磐梯吾妻スカイラインへ。

磐梯吾妻スカイラインは県道化により恒久無料化となったので、高湯ゲートの料金所は取り壊しが始まっていた。

これは土湯ゲートです。高湯ゲートの次はこちらも取り壊しになるんでしょうね。

この日の浄土平駐車場は満車状態の賑わいでした。県外ナンバーが多いような気がしますね。

この日は今日のディスクゴルフに体力を温存するため山登りはしないで湿原を散策する。

木道の両側には秋の花々が咲いています。

今年はリンドウの季節に来ることが出来ないと思っていたら、まだまだ咲いていてくれました。

この日の福島市内は30℃を超える暑さだったが、浄土平は涼しい秋風が吹いてましたよ。

クロマメノキ

ヤマハハコ

アキノキリンソウ

ウメバチソウはもう終わりですね。

紅葉はまだまだかな?

メイゲツソウが黄色く紅葉し始めていた。

クロマメノキもやや赤く紅葉し始めているかな?

ナナカマドもやや紅葉しばじめていると思われるものがありましたがもう少しかな?

ススキは穂を出しています。

この光景を見ると山はもう秋ですね。

久し振りにすがすがしい空気を吸いながらゆったりすることが出来ました。


磐梯吾妻スカイライン県道化

2013年08月02日 18時58分12秒 | 登山・滝めぐり

先日の新聞に県内の観光有料道路が県道化し恒久無料になる記事が載っていた。

これまで福島県道路公社が管理してきたが福島県に移管され一般の県道となるようです。

震災と原発事故以降、福島県の観光復興のために無料開放され、恒久無料化の話が出ていましたが正式に無料化となったんですね。

無料化措置により吾妻の自然保護や登山道の整備がおろそかにならないか心配です。


秋田一人旅 四日目

2013年07月20日 19時42分19秒 | 登山・滝めぐり

秋田一人旅の最終日

夜は激しい雨が降っていたが、朝目覚めると小雨になっていた。

なんとなく空が明るくなり雨が上がってきそうです。

朝5:00前なのにすでに登り始めようとする人がいます。

霧が晴れて、初日に何も見えなかった山小屋やビジターセンターが見渡せます。

コーヒーを飲みながらしばらく考えていたが、小雨が降っているが視界があるので登ることを決意。

時間が午前中しかないので軽く朝食をとり準備をして6:00に出発する。

今日は時間の都合上欲張らずに七合目御浜の鳥の海までとする。

俺の体力では2時間の8:00頃到着か?

登山口にはなぜか「ゴミを捨てるな」地蔵があります。

山に登る人はゴミなんて捨てないですよね!!マナーの悪い人は山に入ってはいけません!!

これが登山道?と言うくらいきれいにコンクリートで整備されています。

やっぱり熊注意の看板はありますね!!

少し登ってから後ろを振り返ると、海の方まできれいに視界が開けていました。

途中に展望台がありますが、そこまでは観光客も登ってくるようです。

だからこんなにきれいに登山道が整備されているんでしょうかね?

展望台から見る奈曽の渓谷と白糸の滝は素晴らしい景色で思わず見とれてしまいます。

そこから上は雲の中のようです。

展望台からもしばらく舗装登山道が続きます。

雨が続いたせいか花はあまりありませんね。

鳥の海付近はお花畑だと言うので楽しみです。

しばらく進むと今度は石畳の登山道に変わります。

登ってきた登山道を振り返るとその先は雲海のようになってきました。

この当たりが山形県と秋田県の県境になります。

30分の予定が景色をゆっくり眺めすぎて1時間もかかってしまいました。ヤバイ!!

左が山形県側、右が由利本荘市側ですが雲に覆われています。

雪渓前に花がちらほらと姿を現し始めます。

賽の河原までもう一息という所で雪渓にぶつかりました。

この雪渓は長かったですね!!踏み跡がかろうじて残っていたので大丈夫でしたが雨が強い時だとやばいです。

雪渓を登り切ったあたりから目印があったので助かりました。視界が悪いとどこを歩いていいのかわかりません。

雪渓が途切れたところが賽の河原でした。

鉾立から1.9km、御浜まで1.5km 時間は7:30意外といいペースです。

賽の河原では雪解け水が豊富に流れています。

汗をかいた顔を冷たい水で洗うと、気持ちいい~!!

そこからちょっと急登が続きます。

登り切るとそこは緩やかな登りの草地?に出ました。

チングルマは時期を過ぎていましたがいろいろな花があちこちに見られるようになってきました。

ちょっと視界が悪かったですが、晴れていればここからの眺めも素晴らしいでしょうね。

と思いながら進んでいくと小屋らしき建物が見えてくる。

今日の目的地「御浜」到着です。

時間は8:10。登り2時間10分でした。

ガイドブックの標準が1時間50分だから途中ゆっくり景色を眺めていなければ標準時間で登れますね。

鳥居をくぐると「御浜小屋」に到着です。

御浜の鐘があり、その先に御浜神社が、御浜神社の鳥居は大きいんですが祠は小さいですね。

しっかりと登山の安全を祈願しました。

そして、御浜小屋の上へ登ってみるとそこには素晴らしい景色がありました。

鳥海湖(鳥の海)です。

天候が悪いのであきらめていましたが、きれいな姿を現してくれました。

やっぱりあきらめないで来てよかったです。

山頂は雲に隠れていますが、きれいな山容を眺めることが出来ます。

登りたかった~!!!

また今度来るから待ってろよ~!!!

この辺りはやっぱりお花畑ですね。

ニッコウキスゲも群生しているようです。咲き始めだからもう少しで見頃ですかね?

きれいな鳥海湖を眺めながら、ゆっくりコーヒーをドリップしパンの朝食。

うめ~ど~!!

雄大できれいな景色を眺めていると時間を忘れてしまいそうですね。

帰りの時間があるので下ります。

下山は重い身体を持ち上げなくていいので快調です。

1時間20分で下ってしまいました。

それにしても最近は若い山ガールが多くなりましたよね。それも一人登山ですよ。

今日の歩数は、

距離は1歩の長さが違うから山では合いませんよ、約8kmです。

下りてきてから「稲倉山荘」を覗いてみました。

中では食堂もやっていたんですね。

二日目の朝はここで暖かいそばでも食べればよかったんですよ!!

でも、この建物があるのもわからないほど霧が凄かったんだよな!!

山頂まで登ることはできなかったけど、記念バッチを売ってたので買ってしまいました。

想定外の大雨で予定はだいぶ違うものになってしまいましたが、

鳥海山登山

水林でのディスクゴルフ

男鹿観光

とりあえずは目的を達成することが出来ました。

ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

そして、予定通り17:00頃南相馬市に帰ってきました。

現実を考えると嫌になってしまいますが、頑張れる気がします。

そして、帰ってきて見ると、今が旬の「岩がき」が届いてました。

はらくにさん「道の駅 にしめ」にあったんですよ!!

開け方がわからないのでインターネットで検索し苦労してやっと食べれました。

おいしかったですよ~!!

そして、おいしいメロンありがとうございました。

 

さて、次はどこに行こうかな?


魔女の瞳に再会

2013年07月03日 18時44分28秒 | 登山・滝めぐり

「駕篭山稲荷神社参拝」から続きます。

いつもはゆっくり休んでいる昼食だが時間がすでに13:40になっているので頑張って出発する。

次の目的地は一切経山。時間にしてここから約1時間か?

姥ヶ原を最後にして鎌沼に下りて行きます。

下りきった鎌沼湖畔にワタスゲの群生がありました。

そこから鎌沼を望むと東の方からあやしい雲が湧いてきます。

浄土平を出発して姥ヶ原から駕篭山稲荷を往復しここまで来ました。

ここから目指すは一切経山と五色沼ですが結構距離ありますよね。

鎌沼の木道沿いにはコバイケイソウが群生しています。

今年は何年ぶり?かの当たり年だそうです。

昨年まではあまり咲かなかったのかな?

ミヤマリンドウも小さな花を咲かせていました。

ミヤマリンドウ(リンドウ科)

亜高山から高山帯の日当たりのよい湿地に生える多年草。吾妻山では広く分布する。

鎌沼の北岸からは東吾妻山が望めます。

ワタスゲが群生している酸ヶ平の湿原を過ぎ、分岐を酸ヶ平避難小屋へ向かいます。

酸ヶ平避難小屋を通り過ぎ小さな沢を渡るといよいよ一切経山への急登が始まります。

急なガレ場の所々にイワカガミの群落があります。

ここも厳しい風が吹きまくるのかハイマツもエビ反るように変な形に曲がってますね。

痛み始めたひざを何とか誤魔化しながら登り切りました。

後残り600mだけど遠いな~!!

登ってきた方を見ると眼下に鎌沼と酸ヶ平が望めます

目指す方にはわずかに残った残雪と最後の目的地一切経山が!!

終点までもう少し、しかし、ここが苦しかった。

体力は大丈夫なのだが、ひざが痛み出した。

下山できなければ何もならないのでここで戻ろうか?登ろうか?と何度考えたことか。

でも、結局登り切ってしまった。

下りの方がひざへの負担が大きいのに無理をする無謀さを後悔したが魔女の瞳にはかなわなかった。

「空気大感謝塔」

ほんとうにきもちいいすがすがしい空気に大感謝ですね。

今年も無事にやってきました。

登山を始めて毎年何回も登ってきたところだが、いつも同じ景色、同じ気持ちではありません。

登る前の精神状態や天候なんかで見る景色も変わってしまうのかもしれませんね。

そして、今年も魔女の瞳は俺に微笑んでくれました。

ここまで無事にこれたと言うだけで頑張れるんだと言う気持ちにしてくれます。

ボロボロになった身体でも少しずつ歩みを進めればいつかは目的を達成できるんです。

予定時間をかなりオーバーしているのでゆっくりしていられません。

酸ヶ平避難小屋の分岐まで登ってきたところを下ります。

ひざの痛みを我慢しながらゆっくりゆっくり本当にたどり着けるんだろうかと不安になりながら下りました。

酸ヶ平の分岐を左に折れ浄土平を目指します。

ここの山道も高山植物がきれいですよ!!

白っぱいイワカガミも見つけました。

ハクサンチドリ(ラン科)

浄土平や谷地平の草地に生える多年草。葉は数枚つき、基部は茎を抱く。花は紅紫色で茎の上部に多数総状につく。

ハクサンシャクナゲの花も見ることができました。

浄土平から酸ヶ平への登山道を少し登ったあたりです。咲いていたのはここだけですね。

無事に浄土平に戻ってきました。

最後にこの橋を渡り今日の山行が全て終わりを告げます。

登山は無事に戻ってきて目的を達成したことになります。

体調の万全でない今の身体では少々無謀とも思われる山行でしたが、なんとか目的は達成することができました。

次の目標は、

長年思い続けてきた「鳥海山」です。

休みが取れたので来週の金曜日から秋田への一人旅をしてきます。


駕篭山稲荷神社参拝

2013年07月02日 19時24分31秒 | 登山・滝めぐり

チングルマ花園の姥ヶ原からいよいよ20数年来考えていた「駕篭山稲荷神社」参拝へ踏み込みます。

姥神様にもきちんとお祈りしたので大丈夫でしょう!!

笹の生い茂った山道を進むと大岩のごろごろした斜面に出ます。

そこからは目指す駕篭山のピークが前方に望めます。

この場所は日当たりがよくチングルマの咲くころに来るとアズマシャクナゲが咲いていたんですよね。

眺めがよいここで昼食を食べたものですが、今ではハイマツが伸びて岩場が少なくなってました。

岩場の斜面を下りきった森林帯に入るところでアヅマシャクナゲが咲いてました。

ここからいよいよ荒れた登山道を延々と歩きます。

予定は50分程度とみているがどうだろうか?

とっかかりからかなりの荒れ道です。

水たまりが多くありぬかるんでいるところも多くあります。スパッツをつけないとドロドロになってしまいますね。

一人で歩いていると少々不安になってしまうくらいの心細い登山道?です。

熊よけの鈴の音がもう少し大きく鳴ってくれないかなと思うくらいです。

そういえば20年位前に一切経山を越えて山形県の姥湯温泉を目指した時のことを歩きながら思い出しました。

五色沼から家形山に登り、兵子(ひょっこ)から姥湯温泉に下りるはずが、「温泉」の標識を姥湯と思い一つ手前で降りてしまった。

延々と下っても姥湯につかない。

変だな?と思い地図を確認するとどうやら「滑川温泉」を目指していることに気が付いた。

そこからどうにか姥湯へ向かう道路に出ることができたが、2時間以上の予定オーバーだった。

姥湯からも到着が遅いので自宅へ連絡を入れるところだった。

迷った登山道ではその年の冬に多くの人が迷い遭難死している。

その時も兵子へ向かう登山道はこんな感じに荒れたところだった。

登山道の所々に標識や目印があるのを見るとホットしますね。

6月上旬頃の残雪期だったら踏み跡が見当たらなくて迷うかもしれませんね。

俺の実力では無雪期しかチャレンジできないです。

いくつか超えた小さな沢にショウジョウバカマ?が咲いてました。

唯一見晴らしの良いところから姥ヶ原方面を望むと前大巓と一切経方面が見えます。

この辺りは暖かいのかコバイケイソウが咲いてました。

オオカメノキの花

ベニサラサドウダン

比較的大きな沢を渡ると「駕篭山稲荷」の表示が!!

無事に向かってたようです。

沢から歩くこと約15分でやっと鳥居にたどり着きました。

ここまで約1時間。

初めての荒れた登山道を歩くと体力的にも精神的にも疲れますね。

鳥居は塩ビ製でしたが山の中にある鳥居としては立派なものです。

駕篭山稲荷神社を信仰としている人の熱心さが伝わってきますね。

鳥居をくぐり急登すること5分で「駕篭山稲荷神社」到着です。

ここにたどり着くまで20数年かかってしまいました。

これまで無事に登山を続けてこれたお礼と下山の安全を祈願しました。

神社の裏側に回るとこれから行こうと思っていた谷地平から東大巓が望めました。

一切経山から東大巓まで吾妻の悪路の縦走路を歩き、東大巓の北側にある弥兵衛平の避難小屋明月荘に泊まり、

谷地平を経て浄土平までを歩いたことがあります。

谷地平小屋の前の川原でそうめんを食べていた時に突然近くに雷が落ちて、急いで小屋に逃げ込もうとして、

浮石に足を取られ転んだ際に両手が塞がっていたせいでしたたかに顎をぶつけてけがをしたことがあったっけ!!

下山後に病院に行ったら大きく裂けた傷がくっついて治っていると言われたのにはびっくりしましたね。

懐かしいことをいろいろと思い出すもんですね。

近くには中吾妻山が見えます。近くで行けそうな気がしますがあまり人が踏み込まないところなので俺には無理です。

しばらく展望を楽しんでから降りました。

やっぱり来てよかった!!

ここから谷地平へと思いましたが、すでに時間は11:50。

谷地平へ向かうと次の目的「今年初魔女の瞳」は無理になってしまうので、引き返す事を決意しました。

すでに日頃あまり運動しない足に疲労があるのでやっぱり谷地平は無理なのかもしれない。

不安な中登ってきたのとは違い帰りは意外と楽に感じますね。

ここには所々にヒバやダケカンバの巨木があります。

吾妻の厳しい風は中吾妻山の影になりここにはあまり吹き込まないのかもしれませんね。

沢から足掛かりの無いところにはトラロープが設置されています。

体力のない俺にとっては助かりましたよ!!

姥ヶ原からのとっつきにある岩場を登ると無事に戻ってきたと言う気持ちになります。

姥神様、風雪地蔵様、熊にも遭わずに無事に戻ってきました。ありがとうございます。

姥ヶ原の木道をいつもの昼食予定場所へ向かいます。

12:50 やっと昼食です。

戻りは早いと思いましたが1時間かかってしまいました。

今日の昼食は、セブンイレブンのおにぎり弁当とカップめん、ビール1本。

あまり食欲がなくカップめんは食べられなかった。

次はいよいよ最終目的「魔女の瞳と8ヶ月ぶりに再会」です。

ちょっと足のダメージが大きいので大丈夫か?

次へ続きます。


チングルマの花園へ

2013年07月01日 19時32分53秒 | 登山・滝めぐり

「今年の初吾妻」のつづきです。

最初の分岐を左に折れ、噴煙を右に見ながら登ります。

登り始めの登山道は緩い登りで日差しを遮る木々がすがすがしいですね。

秋の紅葉がきれいなナナカマドも花を咲かせていました。

徐々に登りがきつくなりますが、登山道はきれいに整備されています。

登山道の両側にはイワカガミはじめ春から夏にかけて咲く多くの高山植物が楽しめます。

でも、この辺りにはチングルマの花はありません。

ツマトリソウ(サクラソウ科)

亜高山の草地や林縁に生息する。花茎を出し、白い可憐な花をつける。浄土平周辺で群落をつくる。

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)

浄土平、桶沼に多く、高さ4~20cmほどになり、先端に4~6枚の葉が輪生状につく。赤い実がなる。

アカモノ(ツツジ科)

浄土平や蓬莱山などの日当たりのよい草地、岩礫地に生育する常緑の小低木。赤い実が美しい。

木道の階段を登りくると荒れた登山道が少々続きます。

ここを登りきるとほとんど平坦に近い緩い登りになります。

鎌沼から流れる沢にはコバイケイソウが咲き始めでいました。

この木の階段を登り切ればいよいよ姥ヶ原のチングルマ花園への到着になります。

登り切った姥ヶ原の東端は大きな岩がごろごろしたところです。

ここの分岐を右に向かうと鎌沼に、左に向かうと姥ヶ原の中を通ります。もちろん姥ヶ原に向かいます。

姥ヶ原の左側には東吾妻山が望めます。

さっそくチングルマが咲いていましたがほとんどが終わりに近く綿毛のようになってました。

やっぱり遅かったのかこの先が不安ですね。

姥ヶ原は木道が整備されているので歩きやすいです。

木道の両側には終わりに近いチングルマが咲いています。

いつもの休憩ポイントで朝食第2弾を取りました。

これだけ体力を使っておにぎり1個とサンドイッチでは昼まで体力が持つんだろうか?

ベンチに腰かけて前方には鎌沼方面が望めます。福島方面から時々雲が湧いてきています。

20数年前に来たときには苔むした日本庭園のようなきれいなところだったんだけど、

ハイマツの背丈が伸びてきているような感じがしますね。

ベンチに寝っ転がって空を見ると絹のような雲が何とも言えなくきれいですね。

この先の山行はどうでもいいからここで読書でもしながら過ごしていてもいい気分になってしまいます。

足元にはチングルマの花が咲いていますよ!!

ここでチングルマに再会するのは5年ぶりです。

ちょっと遅かったけど再会は果たせました。

チングルマ(バラ科)

姥ヶ原に多い落葉小低木。花後、長い毛をつけた実が稚児の持つ風車のように見えることから名付けられた。

ay

時間が遅れているからゆっくりしていられない。

気持ちを入れ替えて次の目的のために出発。

ここら辺からはチングルマの花園が続きます。

もう秋のはなリンドウも大きく伸びて花を咲かせようとしています。

高山の花の季節は本当に短いんですね。

10年ひと昔と言いますが、ふた昔ほど前はこの辺りはチングルマが一面に咲き誇る場所だったんだけど・・・・・!?

苔が枯れて裸地化が多く見られます。これもやっぱり環境破壊になるんですかね。

昨年は果たせなかったチングルマとの再会、ちょっと遅かったけど無事に果たすことができました。

次はいよいよ第二の目的「駕篭山稲荷参拝」へと向かいます。

ちょっと初めてのところへは不安なので、風雪地蔵様と姥神様に安全をお祈りしました。

安全祈願を無事に済ませていよいよ俺が今まで踏み込んだことのない未踏の地へ向かいます。

果たして無事にたどり着けたのか?

つづきます。