村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

太田川沖のアイナメから高濃度のセシウム

2012年08月22日 19時24分00秒 | 震災・放射能

今日の新聞に南相馬市太田川の沖合約1kmで今月1日に水深約15mにいたアイナメを採取して調査した結果、過去最高値となる1kg当たり2万5800ベクレルの放射性セシウム検出したことが載っていた。

国が定める一般食品の基準値は、1kg当たり100ベクレル以下なのでその258倍に当たります。

東電は周辺海域のアイナメや、餌となるカニやエビ、海底土を追加で調査することにしたそうです。

昨年の11月に発表があった太田川の水底の土や泥から検出されたセシウムは、最高で6万ベクレルを超えていた。現在は減少傾向にあるが、その要因となるのはセシウムの付着した土や泥が海へ流れたからだろうと思う。福島県から太平洋に流れ出る川の河口付近は放射性セシウムの濃度が高くなっていると思われます。その付近の海底に生息する魚介類は高濃度のセシウムが検出されるのは当然でしょうね。

私の会社でも年に1回付近の海底に生息する海洋生物を採取して、会社から汚染物質が流れて環境汚染していないか調査しています。今年も今月に調査のためにアイナメ(30cm~40cm)を2匹採取して調査しました。以前はなかなか釣れなくて困っていましたが、今は大型のものが簡単に釣れるようです。調査結果、異常は認められませんでしたが放射線量の測定はしませんでした。内臓を用いて分析するので身の方は残ります。誰か食べるかと聞いたら食べると言う人がいました。「放射能高いど!!」と言っても「大丈夫だ!!」と言って持って行って食べてしまいました。そして、今日の新聞記事です。同じ付近に生息するアイナメですからたぶんセシウム濃度が高いでしょうね。その人は以前ホールボディカウンターの検査を受けたら1000ベクレル以上だったそうです。無知なのか気にしないのかあきらめているのかわかりませんよね。でも検査を受けたんだから気にしているんだろうな?

最近、付近の海岸で魚釣りをする人が増えてきました。今はスズキやイシモチが面白いように釣れるそうです。釣った魚は知人に上げるそうです。今は放射能を気にしないで食べる人が多くなってきたようですね。心配です。

私の父親も魚をとることが職業みたいな人でしたから、我慢ができなくなり相馬の方に行ってイシモチをたくさん釣ってきました。食卓に大きなイシモチの塩焼きが乗っていたので聞いてみたら釣ってきたと白状しました。「大丈夫だ!!と言っていた」と誰かが言っているのを聞いて信用しているらしい。当然おいしそうでも食べませんよね。自分が責任を取って食べていました。

今日のテレビニュースでも、二本松市と川俣町でホールボディカウンターの診断を受けた方で、すぐに影響が出るくらい体内被曝している人が2名いたと放送していました。二本松市の方は2万ベクレル、川俣町の方は1万1200ベクレルだそうです。いずれも自家栽培の野菜や山菜を原発事故以前と変わらず摂取してきたと言うことでした。

これから秋になりおいしそうなキノコや果物が多く収穫されるようになりますが、もったいないからと言って検査をしていないものを人にあげるような行為はしてほしくないですね。

特に小さい子供や若者には厳禁ですよ!!



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