東京医大の入学試験における受験性への合格基準の不公平感に始まって、次々に全国の私立医学部で男女差などにおける基準のあいまいさが浮かび上がってきた。
国立大学でも年齢制限を理由に合格点に達していなかがら、面接試験で不合格であった女性の事例が最近ネットで掲載されていた。
かなり前に、50歳を超えての医師志望者が合格したという新聞紙上をにぎわしたことがある。
年齢制限で言うと、たとえ現役で国家試験に合格したとしても臨床医として活躍できるようになるには10年くらいの研修が必要になる。
すると60歳で卒業、いまだと2~3年間の卒後研修期間を経て病院なりの勤務になる。
なのでどんなに現場で活躍できたとしても最低65歳くらいになってしまう。
一般企業ではすでに定年であるし、大学の教員などでもリタイアの時期である。
例えばそこで開業したりして長く町医者としてかかりつけ医をすることは可能である。
最近の医学部の不正入試?(そのように言っていいのかは判断できないが・・)の根本は大病院や大学病院での人手不足にある。
大病院になればなるほど、診療科によっては人手が足りない。
特に急救救命や外科系では最近医局に残る新卒はかなり少ない、一般外科・脳外科・呼吸器外科・その他本当に少数で診療に当たっている。
最近の傾向では、手術や当直などで大変な科は避ける傾向にある。
精神科や皮膚科・眼科・心療内科など肉体的に負担の少ない診療科ばかりが人気になる。
そのため診療科の医師数が少ない科では産休や育休などで何か月も人手がなくなると、在職している医師が大きな負担をこうむることになる。
医師の過重労働を抑制しようにも人手をどう確保するかが課題となる。
昨日有識者会議で今の医療界の現状をどのようにしたらよいかという検討がなされていた。
タクシー代わりに救急車を使う、簡単な病気でも大学病院にかかるなど、当たり前のことを言っていたように思うが・・
医師にあこがれて受験を目指す人たちの中には、実はまったく臨床医に不向きな人も多い。
学力重視の入学で偏差値ばかりが優先されてきたためであり、人間性を面接で見るなどは形がい化されているとしか思えない。
なので、医学系を目指す人たちのために医学部にも医科学科の設置を求める必要がある。
いわゆる基礎医学などを中心とするサイエンスである。
一番手っ取り早いのは、東大に理科Ⅳ類を新設し、ここが医科学科の最高峰にするというのも1案である。
実際臨床以外に遺伝子組み換えや新薬開発その他免疫など臨床研修などしなくても十分医学に貢献できるのであり今の優秀な頭脳を理系に投入する方が賢いと考える。
臨床を決して軽んじているわけではないが今の理科Ⅲ類の学生の中には在学中からアメリカなど外資系の企業から年収1000万円で卒業後に招へいするといううわささえあり、実際に医師にならない、必要性を感じていない学生もいると聞く。
国家の財政を使って、国のために働く人材を育てるという趣旨に反しているではないか?
全国の私立医学部では多くの臨床医の育成を担っているが男女平等ではあっても職業の特性をも再考する時期に来ているのではないだろうか?
国立大学でも年齢制限を理由に合格点に達していなかがら、面接試験で不合格であった女性の事例が最近ネットで掲載されていた。
かなり前に、50歳を超えての医師志望者が合格したという新聞紙上をにぎわしたことがある。
年齢制限で言うと、たとえ現役で国家試験に合格したとしても臨床医として活躍できるようになるには10年くらいの研修が必要になる。
すると60歳で卒業、いまだと2~3年間の卒後研修期間を経て病院なりの勤務になる。
なのでどんなに現場で活躍できたとしても最低65歳くらいになってしまう。
一般企業ではすでに定年であるし、大学の教員などでもリタイアの時期である。
例えばそこで開業したりして長く町医者としてかかりつけ医をすることは可能である。
最近の医学部の不正入試?(そのように言っていいのかは判断できないが・・)の根本は大病院や大学病院での人手不足にある。
大病院になればなるほど、診療科によっては人手が足りない。
特に急救救命や外科系では最近医局に残る新卒はかなり少ない、一般外科・脳外科・呼吸器外科・その他本当に少数で診療に当たっている。
最近の傾向では、手術や当直などで大変な科は避ける傾向にある。
精神科や皮膚科・眼科・心療内科など肉体的に負担の少ない診療科ばかりが人気になる。
そのため診療科の医師数が少ない科では産休や育休などで何か月も人手がなくなると、在職している医師が大きな負担をこうむることになる。
医師の過重労働を抑制しようにも人手をどう確保するかが課題となる。
昨日有識者会議で今の医療界の現状をどのようにしたらよいかという検討がなされていた。
タクシー代わりに救急車を使う、簡単な病気でも大学病院にかかるなど、当たり前のことを言っていたように思うが・・
医師にあこがれて受験を目指す人たちの中には、実はまったく臨床医に不向きな人も多い。
学力重視の入学で偏差値ばかりが優先されてきたためであり、人間性を面接で見るなどは形がい化されているとしか思えない。
なので、医学系を目指す人たちのために医学部にも医科学科の設置を求める必要がある。
いわゆる基礎医学などを中心とするサイエンスである。
一番手っ取り早いのは、東大に理科Ⅳ類を新設し、ここが医科学科の最高峰にするというのも1案である。
実際臨床以外に遺伝子組み換えや新薬開発その他免疫など臨床研修などしなくても十分医学に貢献できるのであり今の優秀な頭脳を理系に投入する方が賢いと考える。
臨床を決して軽んじているわけではないが今の理科Ⅲ類の学生の中には在学中からアメリカなど外資系の企業から年収1000万円で卒業後に招へいするといううわささえあり、実際に医師にならない、必要性を感じていない学生もいると聞く。
国家の財政を使って、国のために働く人材を育てるという趣旨に反しているではないか?
全国の私立医学部では多くの臨床医の育成を担っているが男女平等ではあっても職業の特性をも再考する時期に来ているのではないだろうか?