Waseda e-school

早稲田大学e-school第1期の卒業生がe-schoolのことや受験情報をお知らせします

通信制大学へ進むのは

2022年01月23日 | 通信教育
すでに2年が経過した新型コロナ肺炎:昨日ついに東京都内の感染者数が軽く1万人を超えてしまった。
検査を受ける人が急増したのも一因だ。
感染者の数のピークが2月半ばになると予想する医者や学者・研究者などもいる。
この時期は丁度高校入試や大学受験の真っ最中である。
どんなに事前に予防策を取ろうが感染してしまっては元も子もない。
勿論卒業式や入学式にも影響が及ばないとも限らない。
先日慶應大学の新成人があつまりパーテイーを開催したところそこから多くの感染者が出たとの報道があった。
沢山の人が集まりどうしても会話が弾めば飛沫感染の機会は増えるわけでそれを軽率だと批判する人もいた。
こんな状況下で大学進学を考えた時、また入学後に通学できず対面授業もなしで、いつになるか分からないキャンパス生活を首都圏特に東京などの大都市で生活しないといけない学生は、アルバイトなども少なく生活費も困窮してしまう。
そして今や常識となってしまった、リモートワークやオンデマンド授業が大学生活の大部分を占めてしまった時、高額な授業料などを支払ってその対価はあるのか、考えてしまう。(しかし早稲田大学e-schoolは通学生と同じ授業料だ)
一概にオンデマンド授業とは言っても昨今急に始まった大学などではまだまだ充実できているとは言い難い。
長い通信教育課程(通信制の課程を持つ大学)の伝統校(法政大学・慶応大学・玉川大学・明星大学など)ではそういったことがすでに了解済みなので、逆に通学課程の学生がオンデマンド授業を受ける良い機会になったと思う。
先日リクルート出版から出ている社会人のための通信制大学の案内本を一読したが、高校卒業してすぐというよりは一度社会人の経験をしてからさらに通信制の大学へ進学した経験談が掲載されていた。
資格を取るための手段であっても良いし、自分の見識・知識をアップさせるも良し、いずれにしても社会人が対象であった。
最近は中学校から不登校になり、フリースクールなどでとりあえずそれなりに中学卒業の認定をもらい、その後通信制の高校を卒業、さらに通信制の大学に進学するというパターンもあることを目にした。
大学卒業認定試験(旧大検)を取得して、普通に大学進学する生徒もいる、いずれにしても通信教育でそれだけの学力をつけるというのは並大抵ではない。同じ学部学科で通学生と同じ科目をそれも4年間で卒業論文まで完成して卒業することは強い意志と向上心がなければ困難である。
それはどこの通信制大学であっても同じだと思う、(一般に通信制の大学では入学試験は課さない)。
入学は簡単であるがほとんどの大学で卒業までの間に休学や退学になるケースが多い。
なので現役学生諸君はできれば昼間の大学に進学することをお勧めする:これは筆者の大学の恩師もそのようなことを言っていたから。
通信制大学に進学するのは、社会人になってからの方がいいと思う。
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