ロバート・ゼメキス監督の『抱きしめたい』/I WANT TO HOLD YOUR HAND
という映画がある
’78年 ゼメキスのデビュー作品だというものです
あのback to the future より前だ
当時何かの映画のカップリングで偶然映画館で見た
予備知識等一切ない状態で見始めたのだが面白さに引き込まれ最後では思わずジーンとしてしまったのを覚えている
ビートルズファンだったためもあり何か忘れ難く何年かしてvtを入手した 今ではyoutubeにもアップされている
ビートルとズと青春の一時期を過ごした年代の方々は必見ですしビートルズに関心ある人やファンなら必ず見て欲しい
物語はエドサリバンショーに出演するビートルズを見に行くために情熱を燃やす若い男女のドタバタ劇・・
と言ってしまえば味気ないが
ビートルズ本人達は挿入されているニュース映像や終盤のエドサリバンショーに出演した時の映像以外一切出て来ない にもかかわらず見事に心憎い演出であたかも本人達が出演しているような気分にさせられる 声のそっくりさんやビジュアルのそっくりさんが、他の俳優達と見事に絡み合う
特筆すべきは終盤のエドサリバンショーのくだり
ステージ上のビートルズを写す映画の中のTVカメラのモニターと会場に据え付けられた客席用のモニター画面に当時の本物の映像をはめ込み モニターとステージ上の役者のビートルズ(こちらは焦点をぼかして映す)を同時に映す時その動きが見事なまでにシンクロしていると言う所
ジョンのちょっとがに股のギターの構えやポールのマイクに近づくジョージ 映画を見ている私たちは本物のメンバーがステージ上にいる錯覚にとらわれる
芸が細かいのはリンゴを映す時 TVカメラに隠れて見えないステージ上の役者のリンゴが ドラミングで振り上げる手やステイックの先っちょがほんの少しTVカメラの上に顔を出すところ それがまたモニター画面と完璧にシンクロしていて脱帽 徹底してます
さすがにサリバンはそっくりさんだが’S’音が歯の隙間からもれるような彼独特な発音は忠実にまねられている
出て来る若者それぞれのストーリーを同時進行させながら絡ませ最後はハッピーエンド 大団円を迎えます
劇中彼らの曲がバックに流れ 随所に歌詞や題名がセリフで使用されており聴き取るのもファン心理を刺激するところです
ゼメキス よほど雷 稲妻が好きなのか後年のバックトウ~を彷彿とさせる場面もあって笑えます
何回見てもスクリーンに入りこんで会場で彼らと一緒に絶叫したい気分にさせてくれるこの作品
ジョンもジョージも亡くなってしまった今 ビートルズへのオマージュもこめられ 同時代を過ごしたファンの彼らに対する憧れの気持ちを素直にさわやかに形に遺してくれる素敵な映画を造ってくれたゼメキス監督と出演者のみんなを私は感謝の気持ちと共に心から
「抱きしめたい」
という映画がある
’78年 ゼメキスのデビュー作品だというものです
あのback to the future より前だ
当時何かの映画のカップリングで偶然映画館で見た
予備知識等一切ない状態で見始めたのだが面白さに引き込まれ最後では思わずジーンとしてしまったのを覚えている
ビートルズファンだったためもあり何か忘れ難く何年かしてvtを入手した 今ではyoutubeにもアップされている
ビートルとズと青春の一時期を過ごした年代の方々は必見ですしビートルズに関心ある人やファンなら必ず見て欲しい
物語はエドサリバンショーに出演するビートルズを見に行くために情熱を燃やす若い男女のドタバタ劇・・
と言ってしまえば味気ないが
ビートルズ本人達は挿入されているニュース映像や終盤のエドサリバンショーに出演した時の映像以外一切出て来ない にもかかわらず見事に心憎い演出であたかも本人達が出演しているような気分にさせられる 声のそっくりさんやビジュアルのそっくりさんが、他の俳優達と見事に絡み合う
特筆すべきは終盤のエドサリバンショーのくだり
ステージ上のビートルズを写す映画の中のTVカメラのモニターと会場に据え付けられた客席用のモニター画面に当時の本物の映像をはめ込み モニターとステージ上の役者のビートルズ(こちらは焦点をぼかして映す)を同時に映す時その動きが見事なまでにシンクロしていると言う所
ジョンのちょっとがに股のギターの構えやポールのマイクに近づくジョージ 映画を見ている私たちは本物のメンバーがステージ上にいる錯覚にとらわれる
芸が細かいのはリンゴを映す時 TVカメラに隠れて見えないステージ上の役者のリンゴが ドラミングで振り上げる手やステイックの先っちょがほんの少しTVカメラの上に顔を出すところ それがまたモニター画面と完璧にシンクロしていて脱帽 徹底してます
さすがにサリバンはそっくりさんだが’S’音が歯の隙間からもれるような彼独特な発音は忠実にまねられている
出て来る若者それぞれのストーリーを同時進行させながら絡ませ最後はハッピーエンド 大団円を迎えます
劇中彼らの曲がバックに流れ 随所に歌詞や題名がセリフで使用されており聴き取るのもファン心理を刺激するところです
ゼメキス よほど雷 稲妻が好きなのか後年のバックトウ~を彷彿とさせる場面もあって笑えます
何回見てもスクリーンに入りこんで会場で彼らと一緒に絶叫したい気分にさせてくれるこの作品
ジョンもジョージも亡くなってしまった今 ビートルズへのオマージュもこめられ 同時代を過ごしたファンの彼らに対する憧れの気持ちを素直にさわやかに形に遺してくれる素敵な映画を造ってくれたゼメキス監督と出演者のみんなを私は感謝の気持ちと共に心から
「抱きしめたい」