長野はすべて山の中

長野周辺の山散策日記 山の風景やランニングのこと
時に自転車や気になる音楽の話しに暫しおつきあいの程を・・

ツールドナガノ(続)尼巌ラウンド

2011年12月26日 | スポーツ
昨日はツ-ルドナガノの未完成部分尼巌ラウンドへ 

古戦場に車をデポ 一周するにうってつけの場所です 
土手から眺める山は頂上付近の角度が急で「そそり立つ」といった風情

今回は何カ所かある入口のうちツールでもつかった「長礼登山口」から
松代国民宿舎真裏の尾根あたりが入口 この入山口が分かりづらく 谷へ続いている太い作業道方面に進んでしまいしばらく山の中をウロチョロ 時間をロスしてしまいました 
登山道に入ってからは木に赤い札が下がっていますのでそれをしるべに迷わず頂上
高社山方面から長野市街地方面が一望出来なかなか良い また来てみたい山です
ここから奇妙山方面に一度急な斜面を下り(なんか先週もこんなことしてたよなア・・と思いつつ)奇妙山稜線に登り返す 
地上数十センチの所にイノシシが泥浴びの後体をこすりつけた痕跡が所々に 

登山道前方にカモシカ君 
道の真ん中に居るもんだから距離はどんどん縮まり数メートルまで来ても動かない 
「じゃましてゴメンね」と声をかけ動いてもらい「出会いの石」がある分岐まで到着

奇妙山までピストンしようかなと考えましたが入口での時間ロスやら足が冷たいし寒いやらで断念 農大方面に下山 
うっすらと雪の積もった落ち葉はとても滑りやすく何回しりもちをついた事か その度に奇声を発しうるさい下山でした

無彩色の冬景色の中 ひときわ際立ち目をひく真っ赤な実がたくさんぶら下がっている木がありました
実はどれもツヤツヤしていて美味しそう でもこんなに残っているなんて 
鳥が食べないのは不味いから? もしかして毒? 
でもあまりにきれいな赤い色 
ひとつつまんで口にしたら酸っぱかった
帰って調べたらどうも ”サンシュユ”(山茱萸)という木らしい
珍しい木だ

さて残されたツールの中でまだ走った事が無いのは富士の塔安茂里側だけになった
基本ほとんどロード でも牧場から上の方は除雪してないし 
今年中に行けるかな・・




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独練

2011年12月23日 | スポーツ
昨日の木曜夜練は自主トレ いつもの独練コースを走ってきました
天気予報では前線通過で荒れ模様との事でしたが少しパラついた程度でそれ程寒くも無く風も弱かった
 
このコースは後半疲れてきてから町のど真ん中を通過しなければならないため迂回ルートを探すため地図とにらめっこ
20キロは走りたいしかといってあまり長いのもなあ・・
後半一度家に近づいてから遠ざかるようなコース設定も避けたい 
コースの善し悪しを決定する要素はまず歩道が広くなるべくフラットな事 歩車道の区別がない場合は車の往来が少ない事など
そういった意味では昨日試したコースは不合格だった また見つけなくては
 
ところで昨夜のパンツは「OR社のラディアントハイブリッドタイツ」をシェイクダウン(ただ単に初めて着用したというだけですが)
軽くて暖か フリース系素材ですが風もあまり通さなかった 好印象 
パツパツタイツのシルエットではなく細身のルーズフィット これも良い この冬新たな心強い戦力になってくれそうです


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独練

2011年12月20日 | スポーツ
クライマックスで疲れた体を休ませるために日曜日は休足 
ツールの続きもしたかったが無理はしないでおきましょう

夜 暗くて人にも見られないのをいい事に思い切り口を開けヒーハーあえぐ 
そのうち小雪が顔に当たり汗と鼻水とで顔はびっしょり 
頭からは湯気をのぼらせ額にはライト 目もうつろに前を見据え・・相当アブナく見える事だろう 
多分私ならよけるね 前からこんなのが来たら

ということで昨夜は独練 夜練のおかげで最近は一人で走っていても皆さんと一緒にいる気持ち
自分の実力からして「あの人ならこんな坂何でもないんだろうな・・」ってつい思ってしまう
そんでもって知らず知らずのうちにがんばり気味 
苦しい時になればなるほどなぜかこの言葉が頭に浮かんで悩ましい 
いきおい冒頭のようにアブナく見られそうなランニングとなってしまう

蝶が舞いテントウ虫が草のてっぺんで羽を広げる 
ふくよかな梅の香りがどこからともなくながれ
水気を含んだ土のにおいや草のにおい 
この世の春を独り占めしたような気持ちになる暖かな土手の道 
この寒い時にがんばっておくと春の天気の中でのランニングが本当に気持ちがいい
そんな時を夢見てがんばろうか もう少しだ


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虫倉山へ

2011年12月17日 | スポーツ
今日は虫倉山へ行ってきました

登山口は不動滝ルート入口先 駐車場は何台か止められるスペースがあります
前回もだいぶ道に迷った方がいらしたようで今回は中条のセブンに集合 店長先導でここまで車移動
現地集合だったらたぶん私も迷いますねこの山道は 第一私のナビには道が表示されてません

不動滝ルートの登山口ですがそこからは登らず
駐車場の先の登山道を小虫倉方向へ一度登りさるすべりコース入口から下りロードを岩井堂入口まで走る

岩井堂から小虫倉~虫倉~飯綱山 縦走 ロードで駐車場まで
というルートだった・・ はずだった・・

登山道は昨夜来の雪が落ち葉の上に積もりスパッツを忘れたシューズに歩き始めて間もなく雪が侵入してきた
稜線に出るまでは結構な急斜面の連続 鎖場も多く つかんで登坂するのだが 冷えきった金属に触れた途端濡れた手袋が瞬間接着剤のように張り付く 標高を上げると共に気温も下がっているようだ

でも雪雲の切れ間から見える蒼い空と樹氷の対比がとてもきれいで寒さをひと時忘れさせてくれた
こんな風景はこんな天気の時にしか拝めないのも何かの因縁と思えば目に焼き付けておきたいような気持ち

虫倉山の山頂からは展望は望めませんでした 次回の楽しみとしておきましょう

さてそこから飯綱方向へ下山の予定だったがどうやら分岐を通り過ぎ「夫婦岩登山道」へ来てしまったようだ
このコース コース上の稜線に太郎山の「こしき岩」クラスの大きな岩が連続して現れ それを巻いて道があるのだがそれがとんでもないくらいの急斜面の連続 
「こんな坂下から上がってくる登山者いるのか?」と思うくらい

四苦八苦して結局飯綱山からはかなり手前の「薬師洞窟石像」入口の401号線に出た

SさんとIさんは「飯綱山から登り返す」と401をそのまま進んで行きましたが
元気だなあ

ロードを車まで走り(歩き)お昼前には終える事ができました
店長 皆さんお疲れさま ありがとうございました

「虫倉山」
日本の原風景をうつすかのような集落に囲まれ 
四季折々の美しさに出会えそうな山でした
でも里山と呼ぶには少々手強いハードな一面も併せ持つ山でもある気がします
(夜明け前の登山口までの山道は雪が積もりタイヤ替えておいてよかった)


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夜練

2011年12月16日 | スポーツ
ゆる練を新たに作ったので「それでは・・」とばかりに夜練の方は先鋭化の一途をたどり始めた・・?
メンバーにはもちろんそんな意図はないのだが 昨夜はそんな事を感じた26キロでした

参加メンバーが特に濃かった 
私にとっては雲の上のような存在のスピードランナー達が一同に会してしまった

やはりね あの坂をあのペースで走られたんじゃもうついて行けません 自分のペースで走ればいいだけなんだろうけどやはり少しでも食らいついて行きたい
結果いつもヘトヘト まあ”練習”と名が付いてるのでこれはこれでいいのかも

データによると平均キロ5’30で26キロを走り抜けていた
あのきついコースをこのタイム 
ひとむかし前の一人での時には絶対出せなかった時間だ


タイムがどんどん伸びて行き走れる距離も伸びて行った頃
走ることを趣味として取り入れたあの頃 走るのが楽しかった

時が過ぎ練習もマンネリ 義務のようにただ一人で練習をこなしていたここ何年
なんのための練習か なんのための大会出場かよくわからなくなっていた

確かにきついけど走る楽しさ喜びを最近再び感じ始めている
みんなのおかげだ

でも復路の若槻大通り いつもだけど「キッツいなあ・・」

昨夜はミゾレまじりの細かな雨粒が舞うとても寒い天気 
ウエアは昨年購入した「サロモンXTウィング2・ソフトシェルジャケット」
前面は防風 防水のストレッチ素材 背面は熱を逃がす生地 熱を逃すといってもスカスカではないので昨夜のような天気やこれからもっと氷点下に下がる気温でも下に着るものを選べば応用範囲は非常に広い優れもの 少しハデだけど普段着にしてもかっこいい
しかもサイズが私には少々大きいLサイズ 袖が指の先までくるくらいに長いので走る時に手を入れていると寒さが防げる

首も大きなポイント ジッパーが上まで付いているスタンドカラーで その金具が肌に直接あたらないような折り返しが深く 端にはちゃんとマジックテープが付いている 
そのために風の流入をきっちりと防ぐことができるし 一方暑くなったら前を開ける事により細かな体温調節ができる

下には昔買ったモンベル「ゼロポイント」の中厚手山用長袖T
登山用のものなので汗をかいてもひやり感は少なく肌触りも良い
昨夜のように汗びっしょりで走り終わった途端急速に身体が冷え始めるような時には必須素材のアンダー 
現行のラインナップだとジオラインというシリーズになるのかな
こういったアンダーは何枚か持っているととても便利

脱線するが風邪で熱のため寝汗をかいた時に着用していて苦しい中でも快適に休めたのを覚えている

パンツは裏起毛のタイツにランパンの重ね着 

この冬の夜練も基本このスタイルで氷点下にもなる長野の厳しい夜を乗り切りたい


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ツールドナガノ(続)

2011年12月12日 | スポーツ
まだ完成されていない私の中でのツールドナガノ ピースを埋め込みに昨日はまず茶臼山へ自宅からラン

次回は反時計回りになるのではないかとのこと また茶臼山公園側からの入り口が大変に分かりづらいと聞いておりましたので中尾山温泉から入山しました
中尾山の入口にちょうど下山されていたランナーがおられ茶臼山をピストンされてきたとのこと 初めての山でしたので少し様子をお聞きして登り始める

昨夜のなごりなのだろうかうっすらと雪が残り冬枯れの北斜面の山の趣をいっそう寂しいものにしていた
程なく最初のピーク一本松地点 ここからは案内板の指示通り茶臼山を目差すだけ

西側に開けた展望台がありアルプスの山が望める

葉を落とした広葉樹を透かし地表に届く冬至近くの太陽の光はいかにも弱い しかし無風の森の中 汗で冷えた体には充分な暖かさをたたえていた

厚く積もった落ち葉が足に気持ちよい 隠れた岩や切り株には気を付けつつもなぜか走る歩幅も広くなりがち 思い切り落ち葉を蹴散らしながらのランニングになった

茶臼山のピークは木立に囲まれ展望はない

茶臼山から公園側の出口付近を少し散策 反対側に下りて目の当たりにした風景に何故か親近感
「あれここ前に来たぞ」
むかしロード自転車で19号から登った道だ 頂上の小学校が印象的 以外に民家に近かったんだ

さて問題の公園側トレイル出口から公園方面に下りた これは確かに分かりづらいかもしれない
公園内を何本もの道が走っているのもその一因だろうがとにかく登り詰めた所にトレッキング道入口はあった

恐竜公園を過ぎ帰りは直線的な道を選びながら30キロ程のランでした

次は松代「尼厳山」ラウンドか 
自宅からだとちよっと厳しそうなので古戦場に車デポするか・・

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ツールドナガノ

2011年12月07日 | スポーツ

拙い表現で書いてしまうと矮小化されたイメージしか伝わらないかもしれない
いっそ何も書き残さなおでおこうか 
そんな気持ちにさせてくれた「第2回ツールドナガノ」参加してきました

朝スタート地点の店に着くとランナーは私一人だった まだ誰も来てなかった
店内では当日のエイドスタッフが忙しく仕込みの真っ最中
こんなに早くから我々のために働いてくださっている事にまず感謝感激

あれ あの彼も あの彼女も今日は出ないの? エイドスタッフ?
なんとも贅沢な布陣

スタート時間が迫り続々と集まり始めるランナー みんなのエネルギーがあふれている
いよいよスタート それぞれの想いを胸に一斉に明けきらない街に放たれた

まずは三登 遊びなれた山だし序盤なので余裕がある
が、ただまだバラけていない列の中で流れについて行くのに心拍は上がり気味

頂上付近から明るくなってきた街を見下ろす 雨が降っていた

髻山頂上でS藤さんの公認私設エイド 暖かいスープを頂く ありがとうございました
第一CPを過ぎ小布施まではロードの移動
豊野の山の手はショートカット道を走った
小布施橋の上ではあまりの強風にキートンの映画のように斜めになりながら走り抜ける
雁田山の登り口でエイド キツい登りがいよいよ始まる
下りた所でエイド 「120キロ完走ペースですね」と声援を送られ嬉しかったが少し戸惑う
 
明覚山の登り口までのロードも雨の中 だいぶショートカット 
「明覚山」ここはピストン区間だ
上り始めて程ないうちにトップグループがもう下りてきた

「は・速い」声援を送りハイタッチ パワーをもらう
この後何人もすれ違う みんなに声援を送る
しかし明覚山は初めてだったがキツい山だった いくつもアップダウンがあるし滑る山道に手こずる 

おりてきてエイドで時間をかけ少ししっかりと食べる

臥竜山を経て井上山登り口 速いランナーM君がつとめるCP地点

少し前を新婚K村さんが上っている 疲れを感じさせない足取りだ
大洞山山頂手前でヘツデンをセットし後ろから来たH詰さんJ保さんグループに合流させてもらった
これが後で考えると大正解だった

太郎山は登った事もあり裏側の登山道も下りたことがあった
実はこれが誤解のもと 今回の太郎山への登り口はその場所とは全く別の所
下調べもそこそこに頭の中では間違った場所のイメージを思い浮かべ走っていた もしあれが一人だったら完全にロストしていたかもしれない ロストしないまでも右往左往していた事は間違いないと思う たまたま道に詳しいH詰さんグループと走れたので助かったが 闇に閉ざされたあの山道で一人だった事を想像するとぞっとする
先入観は禁物 しっかりと予断無く下調べをしよう 命取りだ

足の裏が悲鳴を上げていた 雨でふやけた皮膚にここまでの下りの衝撃がボディーブローのようにきいてきていた
もう一カ所悲鳴をあげている場所があったが尾籠な話しになりかねない 詳しくは述べないでおこう

この太郎山を下りた時点で止めようと思った 山頂からのキラキラ光る長野の夜景はそれ程目新しくはないはずなのに目に滲みた 

太郎山でのエイドで頂いた煮込みうどん
最上級の褒め言葉をもってしてもまだ伝えられないような味 絶品だ

ロードをひた歩きゴールに到着 YUKIさんを始め長老 K上さん エミゴンさん まつだいでおせわになったイイヤマさん 今年長和でおせわになったサブテンさんやユージンさんに迎えて頂く
うれしさがこみ上げてくる とても満ち足りた気分だった

店長ご夫妻 スタッフをはじめみなさんに心から「ありがとう」を言いたい

たぶんしばらくは余韻に浸る日々が続くと思う
次回への期待も決意もふつふつと沸き上がる事だろう
それを糧にまた新たな出発点に立つ なんと幸せな

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