長野はすべて山の中

長野周辺の山散策日記 山の風景やランニングのこと
時に自転車や気になる音楽の話しに暫しおつきあいの程を・・

飯綱山スノーシュー

2015年01月19日 | トレラン
先週に引き続き飯綱山へ
今回はアイゼンではなくスノーシューで登った



12日 初詣でまだまだ賑わう善光寺 いよいよ今年は御開帳



さて18日飯綱山登山 今回は晴天 空の青さがまぶしい



駒つなぎの場まではつぼ足 この時点では「このままつぼ足で登れるんじゃないか」と思った
先週はクランポンだったので今週はスノーシューで行こう 結果大正解
家の棚に眠っていたサーモ水筒を初投入 
暖かいものが飲めるってこんなに快適だったのか

樹木がまばらになるあたりまで来ると先行者が踏み後のない斜面にとりついていた
その先にトレースはない 真っ白な雪原が広がるばかり 前日の大雪が斜面の様子をリセットしてしまった 
「先頭交代しましょう」
誰も踏み入れていない斜面をラッセル開始 3パーティー11人程が後ろに続く
分岐までまだまだの地点



しばらくして振り返るが後続はまだ後方 そのまま自分のペースで南ピークまで登りきってしまった
山頂へ続く稜線 やはり踏み跡はない




周りの風景に目をやりながらゆっくり雪面に足をつく 「右は雪庇だ さて何処のラインで進もうか」
一歩一歩ふかふかの雪に足が吸い込まれる



先程までの斜面よりキツい気がする 雪が深いせいだろうかなかなか進まない



誰もいない山頂 「ふぅ~やっと着いた」



高妻からアルプス方面までくっきり続く山並み
触れれば切れるようなエッジラインを真っ青な空に描いている



見渡す限り青い空




南側ピークより山頂を見る
神社鳥居も深い雪の下 祠の入口も雪でふさがっている

飯綱山は冬でも人が多いので簡易アイゼンで充分だろうと思っていました 
先週までは
認識を改めました 今週
身近な山でも過信は禁物という事だな


見上げると真っ青な空
飛行機が浮遊しているかのように重量感もなく移動して行く
どこまでも続く空のあおさ

There's a bridge made of colors
In the sky high above






夜の町の主役たち

2015年01月16日 | 自然
15日は長野県でかみ雪と呼ばれる雪が降った
普段あまり降らない長野県中信南信でも積雪するタイプの降雪
昨年2月もこのタイプの大雪が降り1週間近く軽井沢でトラックが立ち往生
たびたび流通の大混乱を引き起こす雪
寒気団南下による冬型の降雪と違い湿って重い雪だ

その日の夜11時頃自宅近くにて50m程前方
薄暗い街灯の下一匹の何かが私の前を横切り民家の生け垣に消えた

自宅は比較的町中にある
一番近い山まででも直線で数キロは離れていて
その間には住宅がぎっしり建っている

イノシシや熊が町中で目撃され騒ぎになることが度々あった
私も何回か自宅近くで野生動物を見かけている
長野市の中心地区 権堂と呼ばれる歓楽街
その近くで2匹の狸が国道を横切るのを目撃したのは数年前
ハクビシンは異なる場所で数回目撃 自宅近くでも見かけた事がある
狸も自宅近くで見た事がある 
すべて夜間の出来事

しかし昨夜見かけた動物はしっぽがフサフサしていてこれまでのどの動物の影とも違って見えた
「キツネ」
瞬間そう思った
その昔里山で見たキツネの尾のフサフサが似ていたからだ
雪に残された足跡を携帯に納める
足跡から推測するにやはりキツネが一番近いようだ

夜の街は野生動物がうろつき昼間とは違う世界を作っているのかもしれない





夜の街は無法の荒々しい野生が跋扈する世界・・
Listen to that Duquesne whistle blowing
Blowing like it's gonna blow my blues away







飯綱山登山

2015年01月12日 | スポーツ
11日は飯綱山登山
日記を見返していたら昨年も同じ日に登っていた

今年は天候は晴天ではなかったもののこの時期ならではの山風景を楽しんで来ました


駒つなぎの場からの冬道は直登 傾斜がきつい


雲が切れ少し明るくなる


白樺も深い眠りの底



頂上への稜線 今年は雪が多い



吹きさらしの頂上


南側ピークの祠に潜り込む
屋根の上にはどっかりと積雪 つぶれるのでは・・ 少し不安


温度計はマイナス7℃付近を指していた


入口は洞穴の入口ようになっている

今回スノーシューは携行して行ったが履かずじまい
ヒルサウンド Trail Crampon トレイルクランポンを装着して登った
頂上付近は足が埋まる場所もあったが登山道全体に雪は締まっているので
飯綱山は(南登山道は)状況にもよりますが
スノーシューよりアイゼンの方が快適に登り下りできるのではないだろうかと思う

手はプリマロフトミトンにゴアオーバーミトン
上は登山用半袖アンダー OR社の裏起毛ジップアップ ヘリテイジの薄いウインドストップレインジャケット
ウールの帽子 
下半身は ミロのトラウザーにスポーツアンダータイツ スポーツボクサーショーツ

上半身のプリマロフトジャケットは最初着ていたが暑くて早々に脱いだ
靴はサロモンシナプスウインター 軽くて暖かい靴

冬の山はこの格好でほぼきまりですね

なぜか冬の雪風景に思い出す 鬼才デニスボーヴェルの・・
No, I've got no time to play your silly games




ウインタートレラン装備

2015年01月07日 | トレラン
先日のトレラン 備忘録ついでに当日の服装を残しておきたいと思います
シューズは「salomon X-SCREAM GTX」 トレマンセールで購入したもの
上に「ヘリテイジ・ULトレイルスパッツ」を装着
ただズボズボ雪に足を突っ込んで走り下っていたら靴に被せる後ろの部分がずり上がり雪が靴に侵入しソックスが濡れる 
ゴアシューズの利点が台無し 大変によろしくない
ずり上がらない何かしらの改良を要する

手袋は「これ」 今シーズン使用頻度はかなり高い 
ツールド長野でも使用したのだが 雨の中絞れば水が滴るような状態にも関わらずひと絞りした後は完璧では無いにしろ濡れているのに温度を保つ
これはウールに近い感じ

この繊維で作られたアンダーを着たおじさんたちが雪山をバックに腕組みして笑顔で映っているシュールな広告写真を目にした事もあるのではないだろうか
寒さに弱い私 この繊維素材 以前から気にはなっていたのだがなぜかスポーツの分野で使われている製品は少ない
今シーズンから使い始めたこのグローブ
抜群に費用効果は高いのではないだろうかと思う

重ねてはめたオーバーミトンは「こちら」
「イグニオ(IGNIO) スキー・スノーボード用 オーバーグローブ 」
デポの店頭で見かけ安価だし結構使えるのではと思い購入した

なぜに使えると思ったかと言うと・・
急斜面の下り 鎖場で張られたロープを掴んだまま手を滑らせながら下る時 グローブが傷むのではないかと気になる人はいないだろうか
特に冬山用の高価なグローブをはめているときなどは尚更だ
だがこのグローブ 圧雪されたピステに手をつくスノボなどを想定して作られているのか手のひら部分がかなり頑丈な素材で作られている
だから今回のトレラン 躊躇なく急斜に張られたロープを掴み滑らせたり荒い樹皮の立ち木に手をつくことができた
店で手にとった時 まさに鏡台山や五里ヶ峰の下りを思い浮かべ購入した 思い描いた通りの結果を得られた気がする
ただ腕部分は長くないので深い雪面に手をつくと雪が入る

上半身のアンダーは「フラッドラッシュ」
その上に「モンベル3D」  
フリース系のもう少し暖かいものも持ってるが去年の事を思い出し 活動中はさほど寒くないだろうと むしろ暑くなりすぎるのを避けるためこちらをチョイス
防風性もすこし備えているので晴れている今回のようなランニングのときにはアウターを脱げる
今回も上に着たモンベルのウインドブレーカーは後半五里ヶ峰から脱いだ
そう 冬山はドカリと着込んで大汗をかくより適度な薄い物を重ね着
体温調節をマメに まずは汗をかかないようにする事も大切なポイントだ

下半身は裏起毛の長タイツに短パン
ドライソックスを履く

水分は500ml携行したが少し足りなかったかな
食料は「ランチパック」1袋と「ソイジョイ」1本だったが 寒いと思う以上にカロリーを消費するので行動中に簡単に口に入れられる物をもう少し持って行ってもよかったと思う



五里ヶ峰からの長い長い下り
まるで都市に降り立つ飛行機の着陸のよう
少しづつ人間の生活空間に近づき風景が移り変わる
町並みがはっきり見えてくる 動く車が見える クラクションが聞こえる 
電車のきしむ音 汽笛が聞こえる


夢破れて・・・
I'd rather live in his world (live in his world)
Than live without him in mine



千曲坂城ウインタートレイルランニング

2015年01月05日 | トレラン
4日は年明けトレマン恒例 鏡台山~五里ヶ峰トレランに参加
去年は小雪混じりの寒い記憶が残っているが今年は天気もよさそう

このルート 毎年感じるが
入り口付近は落ち葉を踏む「秋」の山径
樹氷がきれいな鏡台山山頂付近は「真冬」の光景
そして五里ヶ峰からのトレイルは「春」の兆し
アップダウンも多く決して楽ではないが
3つの季節を時間を越えて旅する気分にさせてくれる楽しいルートだ


麓から見る鏡台山方面 
山頂まではっきり見える









途中北に開けた細い稜線を行く場所からの風景
締まった空気が気持ちよい



陽が差し始める
鏡台山までまだまだなのにこの雪
山頂付近は結構積もっているのでは



ここから一度少し下って鏡台山へ



鏡台山山頂からの風景
スタートした地点がはるか向こうに見える
さああそこまで帰らねば



登り返しを経て五里ヶ峰山頂
こちらもやはり雪は多いが鏡台山までと比べると少し空気が暖かい

宮坂峠に至るトレイル 南斜面では雪も消え雪解け水をたっぷりと含んだ土が露出している箇所もチラホラ
ふかふかで気持ちよい
春を感じさせる「馥郁たる」と形容したい土のにおい
周りの林からは小鳥のさえずりも聞こえてくる 
春の兆しを胸いっぱい吸い込んだ



最後の有明山山頂
さあ後は下るだけ

膝上まで積もった雪を先頭グループはラッセルして進んだのだろう
相当に体力を消耗しキツかったのではないだろうか
お陰で後続グループはかなり楽に進むことが出来た
ありがとうございました


年末年始とおいしい物を食べ続けた体はキレが悪かった
でも天気も良く楽しく充実したラウンドを楽しむことができました




初詣ランニング

2015年01月03日 | スポーツ
元旦 初日の出参拝ランニングに出かけた

大雪警報のでる中 今年初日の出は拝めませんでしたが 国宝善光寺に初詣
平穏な一年でありますよう手をあわせてまいりました



こちら30日の善光寺山門 お正月準備もすっかり整っていた



明日31日の夜中 二年参り参拝でにぎわうことだろう



年が明け1日の朝 いつも来る日の出ポイント 
空も街も白一色に覆われている



下りで時々振り返り足の向きをチェック



元旦 初詣でにぎわう善光寺



善光寺入り口仁王門の仁王像
大正時代 高村光雲 弟子の米原雲海合作



人通りのない街  雪が降り続く


冬至も過ぎ陽は確実にながくなり春へと少しづつ近づく

今年も活動開始だ
さあ また山へ行こう