北欧自転車旅 自転車ほとんど出番なし

今朝は快晴だ。
気温は日中には20度になりそう。
海風はいつも吹いている。

風邪気味の相方も起きだしたので、
予定通り鉄道で大学都市のルンドへ。
切符買い間違いで、同じものを2枚買ってしまった。

そう言えば、デンマークもここスエーデンも現金を使っていない。
全てクレジットカード決済。
コーヒー1杯も、もちろん切符も。
マーケットの入り口に物乞いはいるが、
哀しいかな、現金がほとんど使われないので、
物乞いカップの中は空っぽだ。小銭すらない。

ルンドの街は改札口出ると直ぐに大学のキャンパスだった。
なるほど大学の中に街がある雰囲気。
日本人女性2人が１年の留学を終えて帰国するところに出合った。
ルンド大学で何を学んだのかな。

目当ては大聖堂。
その中に今も動き続けている世界時計だ。
北欧は精密機械を得意としているのかな。
コペンハーゲンでも精密な大時計を見た。

聖堂でしばらく休んでいると(2人とも熱っぽいので)、
子供達がぞろぞろ入ってきた。
周りはその保護者らしき人でいっぱいだ。
どうしよう？
完全な場ちがいの雰囲気だ。
しばらくすると、子供達の合唱が始まった。
卒業式だったのだ！
保護者のきれいな歌声を聞いてから、そっと抜け出した。

通りは、制服をきて首から紙のお皿をぶら下げた一団が、
ラッパを鳴らしながら歩いている。
街中の生徒たちが今日は目出度い日だったんだ。
その1人を呼び止めて話しかけた。
『今日は卒業の日です』との返事。
おめでとうと言うと、青年は握手を求めてきた。
前途洋々たる青年の未来に幸あれ。

ルンドを後にヘルシンボリに戻り、
明日ヨーテボリへの切符を買い求めた。
自転車込みで2人で一万円位か。

自転車旅だけどほとんど出番なしになりそうか？

修理に出しておいた自転車を受け取りに行く。
ショップはいわゆるブティック様入口だけど、
奥行きあり。自転車も展示ヤードの奥にメカニックがあり、
さらにその奥に保管庫あり。
日本のショップとはちがうな、
さすがこの国も自転車天国？か。
新しい変速機、修理代やく7000円。

夜はマリア教会でJazをきく。
バイオリンの超絶技巧に感動する。