風とともに走れよ自転車

旅日記。今の自分のモノローグ。

神がかりのチェロ

2019年12月23日 | 日記

神の音
先日、近くの教会で催されたチェロのクリスマスコンサートに行く。

初めて入るその教会は、スタッフの方がにこやかに迎えてくれた。

チェロ奏者は長年都内のオーケストラでトップをつとめられてきた人。
スウェーデン生まれで、長年日本人にお住まいで、奥さんは日本人。
奥さんがピアノ伴奏をなさっている。

いきなり始まった無伴奏のチェロは、あっという間に教会中に響きわたった。
そして、わが脳髄に直撃してきた。

なんだこの音は。

これがチェロの音なのか?

無伴奏の曲から始まり、奏者の日本語によるコメントをはさみながら、
おおよそ一時間半ちかく演奏が続いた。休むことなく。

最後の曲は、カザルスの鳥の歌だった。

すべての演奏が、こころをうつ。

教会ホールの音響効果もいいのか、とにかくスケールの大きな響きが教会に満ちる。
さらに卓越した技巧

神がかった音楽とは、このようなことを言うのだろうか。

演奏のあと、牧師もかねておられる演奏者は、
キリスト教についての説教をユーモアを交えながら、
熱く語られた。

ここは教会だ。
牧師さんの説教をありがたく拝聴した。

わがチェロはもっともっと精進することを誓います。

アーメン。

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