<7.11>
ぶら下がりヤンマ再び
関東地方の高温記録の常連地点が軒並み猛暑日の予報です。当初の予定を変更して、ぶら下がりに行きました。
出がよさそうな都区内の公園を選択して、1週間前は高い枝にいたマルタンヤンマの♂が降りてくることを期待。
11時過ぎに到着すると、木立ちの暗がりで最初の♂が目の高さに止まっていました。最高気温35℃。
♂のぶら下がり
移精行動
1時間半後、同じ一角に戻ると少し奥に移動していた
正午前から気温が上昇して数頭の♂のぶら下がりを見ました。撮影者も増えてきて、次々に見つかる状況でした。
ところが、14時を前に気温が下がって殆どが姿を消し、早目に撤収しました。
♂が多数見られたのに対し♀は1頭のみ。腹部に泥が付着していて産卵を経験した個体のようです。
♀のぶら下がり
2016.7.11 東京都
4日前、埼玉で撮影した♀です。地面すれすれを飛んで低木に止まって一瞬で梢に上がりました。
♀のぶら下がり
2016.7.7 埼玉県
<7.7>
七夕のぶら下がり
ぶら下がり初日から3日後、再び猛暑日の予報。前回、都区内の公園で一通り撮影して残すはネアカヨシヤンマ。
所を変えて埼玉の林です。ここ2年間、7月下旬まで姿を見せないのが気懸りです。最高気温は35℃。
午前中からぶら下がる暑さでも1時間程探して目撃なし。11時45分頃になって高い枝の♂を見つけました。
♂のぶら下がり 複眼が青くなったばかりの新鮮な個体
目を離したうちに飛びましたが、付近を探すと2m程離れた枝に移動していました。暗いながらも絶好の位置。
長く止まることはなく正午過ぎに飛び去りました。他は、高い梢のマルタンヤンマ1♀のみで淋しい状況。
午後から天候不安定の予報どおりで、雷雨は回避したものの14時前から嫌な風が吹き気温急低下で撤退です。
2016.7.7 埼玉県
<7.6>
悪循環
キイロサナエの産卵撮影に何度かトライしましたが、♀が現われず今季は断念。羽化以降、見たのは♂のみです。
3日前に初めて行った水路では2♂が9時半頃まで見られましたが、猛暑日になり生殖活動は厳しい状況でした。
出直して、最後のつもりで待機した別の水路でも、午前中に♂が様子見に2回飛来したのみで終わりました。
水路によってはザリガニが大量発生していて今後が心配です。天気予報が外れて日射しがなく最高気温は26℃。
♂ 静止
2016.7.3 埼玉県
遡ること約1ヵ月、最初に千葉に行きましたが、数頭いた♂は日が射す前に強風で姿を消し♀も現われずでした。
♂ 静止
2016.6.4 千葉県
<7.4>
ぶら下がりヤンマ出揃う
ぶら下がりヤンマの初日、都区内の公園でマルタンヤンマと同様、ヤブヤンマも♂、♀を撮影しました。
ヤブヤンマもまだ少ないようで、午後によく見かけるポイントを何度か見て回るうちに♂が降りてきていました。
若い♂のぶら下がり
当所でぶら下がりの♀に出会う機会は少なく、見つけると嬉しくなります。普段は素通りする所にいました。
青目の♀のぶら下がり
2016.7.4 東京都
<7.4>
見上げる枝
気温が上がれば、ぶら下がりヤンマが見られる時期です。都区内の公園に行きました。最高気温は34℃。
ぶら下がっているだけとはいえ、これを見ないわけにはいきません。シーズン最初に見る個体はまた格別です。
昨日は32℃止まりの予報で見送ったところ、午後から気温上昇して猛暑日に。この日も同じような天候です。
池を一周しても見つからず、視点を高くして見直すとヤンマの影。第1号はマルタンヤンマの♂でした。
7月早々で一抹の不安がありましたが一安心。勿論若い個体、遠く見上げる枝にいました。午前中はこれのみ。
午前の♂のぶら下がり
午後になって、ヤブヤンマの♂がぶら下がっていた枝の近くに♂が止まりました。これも高い所です。
午後の♂のぶら下がり
目を離した隙に近くの枝に移動 やはり見上げる所
初日から♂のぶら下がりを撮影できましたが、意外にも♀が見つからず低い所にいた1♀の目撃でした。
♀のぶら下がり
2016.7.4 東京都