【第6巻言いたい放題】
前回はコチラです。
↓
・萌ちゃん編『明日カノ』言いたい放題・その1。
現実はどうか知りませんが、この漫画=『明日、私は誰かのカノジョ』の世界では、ホス○クラブ(今更伏字したところで意味なし)は蜘蛛の巣のようです。
美しいホスト達を餌に、女の子・女性たちを罠に引き寄せ、依存させて、食い物にする…。
過酷な肉体労働に誘導し、稼がせ、その金もまた蜘蛛の巣で巻き上げる…みたいな。
お姐さん達が働くお店では、多分…想像にすぎないけれど、男性のお客さんたちにたくさんお金を使わせるために過酷な肉体労働(男性→男性のお店とか、マグロ漁船とか?)に誘導するってあまりないんじゃない?
あるいは法律に触れるような商売をやらせるとかね、そんなことあんまり無さそうじゃない…ですか?
普通に働く中で、その稼ぎの中できっと楽しめるんじゃないかと。
大金持ってる人には大金使ってもらい、もってない人はそれなりに、という。
でも
「客は風○で働かせてからが本番」
が本当なら…うん…。
これは現実の話ですが、大金持ちの家のお嬢様たちがやがて親を亡くし、莫大な遺産を引き継いただけれどあっという間にあの世界で空っぽにしてしまう…ってのはたまに漏れ聞きます。
いくらお金があっても足りないみたい…恐ろしい。
まあ、そんな考えと想像のもとで第6巻を言いたい放題です
あ、あとこれは昔バイトしてたという男性が実際言ってたことなんだけど
「店で潰れてたは初歩的な方便、つまり嘘。
あの世界では九九の一の段」
らしいよ。
【ハルヒくん、よくいるモラハラDV男】
ゆあちゃんの想い人・ハルヒくんが私はとてもとても苦手なのですが、まーよくいる典型的なモラハラDV男だと感じますね。
彼の原動力は常に自分がかわいそう、不当な目にあっている、という被害者意識。
お母さん(or彼女)を殴っては
「お前が悪い、お前に傷つけられた」
と被害者アピールするお父さん(orお母さんの彼氏)の子どもなのかな…という想像。
世代間連鎖をバシバシに感じてしまいます。
彼には三角な目をして睨み付ける小さな男の子を感じる。
「夫婦(恋人同士)は似たもの同士」
と言われますが、これは夜の世界でもよく言われるそうです。
「指名してくれるお客さんと、働く側は似ている」
と。
それを意識して描いているのか、ゆあもハルヒも傷ついた子どもの心が垣間見えるキャラクターですね。
エネルギー強い=攻撃的なのも似ている。
【楓は金脈を掘る、掘る、掘る】
楓はまるで“恋人候補生の男友達”のごとく萌ちゃんに連絡をしまくります。
優しく穏やかにさっぱりと、メッセージのやりとり、通話、そしてデートのお誘い。
お店にどうこう、とは言わないので純情なお嬢ちゃま達は
「萌ちゃんのこと好きなんじゃないの?!」
と考えてしまいそうだけどそんなわけない(笑)。
ここで掘って掘って金脈化したら、あとは萌が自ら掘って掘って楓(と、その後ろ)に金を献上し続けてくれるのですよ。
残念ながら
「萌と金銭の発生しない恋人同士になりたい」
わけがないんだよね…。
なのだけど…。
もともと“女としての自分に自信がない”上に豪にされた仕打ちですっかり傷ついている萌ちゃんには、楓の言葉や態度が嬉しくて仕方がない。
なんとも切ないね
【リナへの憧れが、豪の存在でどす黒くなっていたのでは?】
萌ちゃんのサークルには留奈ちゃんはじめ、おしゃれな子・綺麗な子・可愛い子がたくさんいます。
その中で萌がリナに特別意識して嫉妬しているのは…私はこういうことなのかなって考えた。
・もともと、リナの本体やヘアメイク・ファッションが萌の好み。
↓
・つまり、憧れの女の子がリナ。
↓
・でも、自分はああいう風にはなれないと決め付けていて、その憧れる気持ちを感じるのすら回避することで傷つくのを避けていた。
↓
・豪がリナに下心丸出しでアタックするのを
「リナは豪に女性として大切にされ、求められている」
と勘違い。
↓
・嫉妬で憧れがわけわからないドス黒い衝動になってしまう。
↓
・リナは大人しくて反撃してこない。
↓
・本当は豪のやってくることに傷ついているのに、リナをチクチク攻撃して憂さ晴らし。
↓
・でも、本来は優しいマトモな萌は自己嫌悪でますます辛くなる。
萌ちゃんのリナへの言葉は
「パパ活なんじゃないの~?」
にしても
「リナ彼氏いっぱいいるもんね」
にしても、まあ攻撃的意図がある言葉に違いはないのですが、こんなもんめちゃくちゃソフトな攻撃じゃない?
もっとひどいのを知りすぎているので、そこまで萌ちゃんが悪とは私は思えず。
トラップでひどいこと言った…とあんなに悔いていたのを思えば、案外2巻の飲み会のあとも後悔してたんじゃないかと。
翼くん(バサやん)とリナがボディタッチする時に嫉妬してる場面がまた可愛い
「自分は受け入れられている」
っていう自信がないとボディタッチってできないよね…。
ありすぎもどうかと思うが。
(自信がありすぎるイケメンについて書いた過去記事。
↓
・二人のイケメンに中庸を学ぶ。)
なんというか、本当に外見や振る舞い以上に萌ちゃんって純情無垢なお嬢さんなんですよね。
私が20才のときにどうだったかは思い出せませんが、少なくとも今の私が萌ちゃんだったら
「私のたったひとつの大切な居場所」
であるトラップのことはぜったい他人に教えません。
家族や友達なら言うかもしれないけど、大学の友達くらいならぜったい言いません。
最初から防衛する。
守りたいからね。
よく自分の大切なもの(趣味や友達や恋人)を他人に悪く言われてゆるせない!って悲しむ人がいますが、彼ら・彼女らは
「人の大切なものを汚したり壊そうとする人がいるわけない」
という実に無防備な心をお持ちですよね。
世の中にはね…いい人もたくさんいるけど悪い人もいるの。
相性のいい人もたくさんいるけど、そうじゃない人もいる。
たった一人の悪意あるひとが、とんでもないことをするかもしれない。
って前提があったらやりすぎなほど自己防衛するしかないのですよ。
萌ちゃんは自虐ガードはしてるけど、性善説の世界で生きているようです。
切ないね…。
この
「トラップでひどいことリナに言っちゃった事件」
は、豪との関係がなかったらそもそも起こらなかった気が私はする。
これのせいで楓に惚れこんでしまうわけですが。
【芝居上手の楓に手をとられて、蜘蛛の巣へ…】
花園神社エピソードは、いや~楓芝居上手だわーと拍手したくなります(笑)。
わざと手前で走って息はあはあしてる演出、ベタだけど素晴らしい。
可愛いよね…くやしいけど。
しかしこれはハッピーエンディングの少女漫画ではなく明日カノ…彼の仕事は売れっ子ホストさん…。
花園神社でのやりとり全てが、萌ちゃんの純粋さ弱さをはかっていて恐ろしいがすぎる
「足元気をつけて」
の場面は優しく優しく蜘蛛の巣(食われる罠)に連れて行ってる怖さが的確に絵になっていて素晴らしいです。
料金うんぬん、はみ出し分うんぬんも全部最初から計算なんだものなー。
(じゃなかったら、勤務中にあんな現金ポケットにない)
この場面から、確実に楓の無表情ですごく怖い時が描かれるようになりますよね。
5巻ではなかったか、少なかったですよね?
ふきだし(セリフ書いてあるアレね)で一部隠れているときや、萌ちゃんが見てないときの目なし表情がゾーットするほど怖い。
私は楓的な骨がしっかりした殿方のスタイルが好きで(いらん情報すいません)、楓が大きく手を振ってる場面とか後姿の背中とか好きなんですが、表情が見えない・作ってない時はほんっとに怖い。
ときめきより恐怖が勝つわ
【頭で考える言葉はコントロールできても…】
頭で考える言葉はコントロールできても、心まではなかなかできないのが生きた人間というものです。
ゆあちゃんの恋はまさにそれをよく描いているよね。
「こんな関係誰にも言えない」
「嘘だらけの関係」
と頭では考えられてもハルヒを大好きだし、愛して欲しい。
ハルヒの行動は金しか考えてなくて
「清清しいな」
ですが、ゆあが惚れこんでいるのがわかっているからこそ芝居しないんですよね。
いや…楓と違って芝居の才能がないのだろうか?
萌ちゃんはゆあちゃんに恋愛相談と全く同じに楓のことを話すけれど、冷静なアドバイスをゆあちゃんがする(できる)わけないんだよね。
「金のためだよ」
「1ミリも人間扱いされてないよ、客にしたいからだよ」
なんて言っちゃったらゆあの恋が全て否定されちゃうもの…。
それにしても、明日カノ第四章読んでると珈琲茶館集に行きたくなりますね。
萌ゆあコンビがよく利用している。
あそこのパフェ豪華で美味しいんですよね~
新コロ怖いになってから全然行けてないや。
日比谷の店舗よく行っていたのに。
【恋人、じゃないんだよなー】
大人気キャラ・乙女七星くんを上手く使い、自分のイメージは一切変えずに楓は少しずつ少しずつ萌を染め上げていく…。
ハルヒは自らゆあの悪口を他のお客さんに吹き込んでいましたが、楓はぜったいに七星にやってもらってますから違うよね。
ゆあの掲示板見せ事件が楓のフォローアフターにつながりますが、あれがあってもなくても必ず萌はここに来てしまった気がするよ。
さて、萌ちゃんが
「楓…!!
好き…!」
とすっかり参ってしまったアフターご飯。
「足元気をつけて」
「はいどうぞ」(食事のとり分け)
「おかわり何飲む?」
「お会計しといたよ」(トイレに行ってる間にやる)
「荷物持たせて」
これらは古くから受け継がれるモテデート術。
いやーベタだけどやっぱり嬉しいよね。
やらなくてもいいけど、やってくれたらありがたい。
しかしながら
「家まで送ってくよ」
がないのがやっぱり恋人じゃないんだなーと。
恋人だったら
「部屋に入るまでちゃんと見てるから…」
「やっぱり私も駅まで送る!」
「それじゃ意味ないでしょ~」
というお決まりの可愛いラブラブやりとりがあるよね(笑)。
寒くても本人たちは幸せなのよ…。
さて、萌ちゃん。
古典的デート術でも、大好きな楓がやってくれる。
豪の仕打ち・ゆあに見せられた掲示板・リナへの罪悪感…もうクリティカルヒットです。
「女として自信を持たせてくれる」
という言葉があまりに悲しくて。
私は自分を持っている、と女の子にマウントとってるところがすでに男社会に洗脳されきっているのよね…。
…。
では6巻の内容はここまで。
次は盛り上がりの7巻ですね。
読んでくださってありがとうございます
続きはコチラ!
↓
・萌ちゃん編『明日カノ』言いたい放題・その3。
前回はコチラです。
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・萌ちゃん編『明日カノ』言いたい放題・その1。
現実はどうか知りませんが、この漫画=『明日、私は誰かのカノジョ』の世界では、ホス○クラブ(今更伏字したところで意味なし)は蜘蛛の巣のようです。
美しいホスト達を餌に、女の子・女性たちを罠に引き寄せ、依存させて、食い物にする…。
過酷な肉体労働に誘導し、稼がせ、その金もまた蜘蛛の巣で巻き上げる…みたいな。
お姐さん達が働くお店では、多分…想像にすぎないけれど、男性のお客さんたちにたくさんお金を使わせるために過酷な肉体労働(男性→男性のお店とか、マグロ漁船とか?)に誘導するってあまりないんじゃない?
あるいは法律に触れるような商売をやらせるとかね、そんなことあんまり無さそうじゃない…ですか?
普通に働く中で、その稼ぎの中できっと楽しめるんじゃないかと。
大金持ってる人には大金使ってもらい、もってない人はそれなりに、という。
でも
「客は風○で働かせてからが本番」
が本当なら…うん…。
これは現実の話ですが、大金持ちの家のお嬢様たちがやがて親を亡くし、莫大な遺産を引き継いただけれどあっという間にあの世界で空っぽにしてしまう…ってのはたまに漏れ聞きます。
いくらお金があっても足りないみたい…恐ろしい。
まあ、そんな考えと想像のもとで第6巻を言いたい放題です
あ、あとこれは昔バイトしてたという男性が実際言ってたことなんだけど
「店で潰れてたは初歩的な方便、つまり嘘。
あの世界では九九の一の段」
らしいよ。
【ハルヒくん、よくいるモラハラDV男】
ゆあちゃんの想い人・ハルヒくんが私はとてもとても苦手なのですが、まーよくいる典型的なモラハラDV男だと感じますね。
彼の原動力は常に自分がかわいそう、不当な目にあっている、という被害者意識。
お母さん(or彼女)を殴っては
「お前が悪い、お前に傷つけられた」
と被害者アピールするお父さん(orお母さんの彼氏)の子どもなのかな…という想像。
世代間連鎖をバシバシに感じてしまいます。
彼には三角な目をして睨み付ける小さな男の子を感じる。
「夫婦(恋人同士)は似たもの同士」
と言われますが、これは夜の世界でもよく言われるそうです。
「指名してくれるお客さんと、働く側は似ている」
と。
それを意識して描いているのか、ゆあもハルヒも傷ついた子どもの心が垣間見えるキャラクターですね。
エネルギー強い=攻撃的なのも似ている。
【楓は金脈を掘る、掘る、掘る】
楓はまるで“恋人候補生の男友達”のごとく萌ちゃんに連絡をしまくります。
優しく穏やかにさっぱりと、メッセージのやりとり、通話、そしてデートのお誘い。
お店にどうこう、とは言わないので純情なお嬢ちゃま達は
「萌ちゃんのこと好きなんじゃないの?!」
と考えてしまいそうだけどそんなわけない(笑)。
ここで掘って掘って金脈化したら、あとは萌が自ら掘って掘って楓(と、その後ろ)に金を献上し続けてくれるのですよ。
残念ながら
「萌と金銭の発生しない恋人同士になりたい」
わけがないんだよね…。
なのだけど…。
もともと“女としての自分に自信がない”上に豪にされた仕打ちですっかり傷ついている萌ちゃんには、楓の言葉や態度が嬉しくて仕方がない。
なんとも切ないね
【リナへの憧れが、豪の存在でどす黒くなっていたのでは?】
萌ちゃんのサークルには留奈ちゃんはじめ、おしゃれな子・綺麗な子・可愛い子がたくさんいます。
その中で萌がリナに特別意識して嫉妬しているのは…私はこういうことなのかなって考えた。
・もともと、リナの本体やヘアメイク・ファッションが萌の好み。
↓
・つまり、憧れの女の子がリナ。
↓
・でも、自分はああいう風にはなれないと決め付けていて、その憧れる気持ちを感じるのすら回避することで傷つくのを避けていた。
↓
・豪がリナに下心丸出しでアタックするのを
「リナは豪に女性として大切にされ、求められている」
と勘違い。
↓
・嫉妬で憧れがわけわからないドス黒い衝動になってしまう。
↓
・リナは大人しくて反撃してこない。
↓
・本当は豪のやってくることに傷ついているのに、リナをチクチク攻撃して憂さ晴らし。
↓
・でも、本来は優しいマトモな萌は自己嫌悪でますます辛くなる。
萌ちゃんのリナへの言葉は
「パパ活なんじゃないの~?」
にしても
「リナ彼氏いっぱいいるもんね」
にしても、まあ攻撃的意図がある言葉に違いはないのですが、こんなもんめちゃくちゃソフトな攻撃じゃない?
もっとひどいのを知りすぎているので、そこまで萌ちゃんが悪とは私は思えず。
トラップでひどいこと言った…とあんなに悔いていたのを思えば、案外2巻の飲み会のあとも後悔してたんじゃないかと。
翼くん(バサやん)とリナがボディタッチする時に嫉妬してる場面がまた可愛い
「自分は受け入れられている」
っていう自信がないとボディタッチってできないよね…。
ありすぎもどうかと思うが。
(自信がありすぎるイケメンについて書いた過去記事。
↓
・二人のイケメンに中庸を学ぶ。)
なんというか、本当に外見や振る舞い以上に萌ちゃんって純情無垢なお嬢さんなんですよね。
私が20才のときにどうだったかは思い出せませんが、少なくとも今の私が萌ちゃんだったら
「私のたったひとつの大切な居場所」
であるトラップのことはぜったい他人に教えません。
家族や友達なら言うかもしれないけど、大学の友達くらいならぜったい言いません。
最初から防衛する。
守りたいからね。
よく自分の大切なもの(趣味や友達や恋人)を他人に悪く言われてゆるせない!って悲しむ人がいますが、彼ら・彼女らは
「人の大切なものを汚したり壊そうとする人がいるわけない」
という実に無防備な心をお持ちですよね。
世の中にはね…いい人もたくさんいるけど悪い人もいるの。
相性のいい人もたくさんいるけど、そうじゃない人もいる。
たった一人の悪意あるひとが、とんでもないことをするかもしれない。
って前提があったらやりすぎなほど自己防衛するしかないのですよ。
萌ちゃんは自虐ガードはしてるけど、性善説の世界で生きているようです。
切ないね…。
この
「トラップでひどいことリナに言っちゃった事件」
は、豪との関係がなかったらそもそも起こらなかった気が私はする。
これのせいで楓に惚れこんでしまうわけですが。
【芝居上手の楓に手をとられて、蜘蛛の巣へ…】
花園神社エピソードは、いや~楓芝居上手だわーと拍手したくなります(笑)。
わざと手前で走って息はあはあしてる演出、ベタだけど素晴らしい。
可愛いよね…くやしいけど。
しかしこれはハッピーエンディングの少女漫画ではなく明日カノ…彼の仕事は売れっ子ホストさん…。
花園神社でのやりとり全てが、萌ちゃんの純粋さ弱さをはかっていて恐ろしいがすぎる
「足元気をつけて」
の場面は優しく優しく蜘蛛の巣(食われる罠)に連れて行ってる怖さが的確に絵になっていて素晴らしいです。
料金うんぬん、はみ出し分うんぬんも全部最初から計算なんだものなー。
(じゃなかったら、勤務中にあんな現金ポケットにない)
この場面から、確実に楓の無表情ですごく怖い時が描かれるようになりますよね。
5巻ではなかったか、少なかったですよね?
ふきだし(セリフ書いてあるアレね)で一部隠れているときや、萌ちゃんが見てないときの目なし表情がゾーットするほど怖い。
私は楓的な骨がしっかりした殿方のスタイルが好きで(いらん情報すいません)、楓が大きく手を振ってる場面とか後姿の背中とか好きなんですが、表情が見えない・作ってない時はほんっとに怖い。
ときめきより恐怖が勝つわ
【頭で考える言葉はコントロールできても…】
頭で考える言葉はコントロールできても、心まではなかなかできないのが生きた人間というものです。
ゆあちゃんの恋はまさにそれをよく描いているよね。
「こんな関係誰にも言えない」
「嘘だらけの関係」
と頭では考えられてもハルヒを大好きだし、愛して欲しい。
ハルヒの行動は金しか考えてなくて
「清清しいな」
ですが、ゆあが惚れこんでいるのがわかっているからこそ芝居しないんですよね。
いや…楓と違って芝居の才能がないのだろうか?
萌ちゃんはゆあちゃんに恋愛相談と全く同じに楓のことを話すけれど、冷静なアドバイスをゆあちゃんがする(できる)わけないんだよね。
「金のためだよ」
「1ミリも人間扱いされてないよ、客にしたいからだよ」
なんて言っちゃったらゆあの恋が全て否定されちゃうもの…。
それにしても、明日カノ第四章読んでると珈琲茶館集に行きたくなりますね。
萌ゆあコンビがよく利用している。
あそこのパフェ豪華で美味しいんですよね~
新コロ怖いになってから全然行けてないや。
日比谷の店舗よく行っていたのに。
【恋人、じゃないんだよなー】
大人気キャラ・乙女七星くんを上手く使い、自分のイメージは一切変えずに楓は少しずつ少しずつ萌を染め上げていく…。
ハルヒは自らゆあの悪口を他のお客さんに吹き込んでいましたが、楓はぜったいに七星にやってもらってますから違うよね。
ゆあの掲示板見せ事件が楓のフォローアフターにつながりますが、あれがあってもなくても必ず萌はここに来てしまった気がするよ。
さて、萌ちゃんが
「楓…!!
好き…!」
とすっかり参ってしまったアフターご飯。
「足元気をつけて」
「はいどうぞ」(食事のとり分け)
「おかわり何飲む?」
「お会計しといたよ」(トイレに行ってる間にやる)
「荷物持たせて」
これらは古くから受け継がれるモテデート術。
いやーベタだけどやっぱり嬉しいよね。
やらなくてもいいけど、やってくれたらありがたい。
しかしながら
「家まで送ってくよ」
がないのがやっぱり恋人じゃないんだなーと。
恋人だったら
「部屋に入るまでちゃんと見てるから…」
「やっぱり私も駅まで送る!」
「それじゃ意味ないでしょ~」
というお決まりの可愛いラブラブやりとりがあるよね(笑)。
寒くても本人たちは幸せなのよ…。
さて、萌ちゃん。
古典的デート術でも、大好きな楓がやってくれる。
豪の仕打ち・ゆあに見せられた掲示板・リナへの罪悪感…もうクリティカルヒットです。
「女として自信を持たせてくれる」
という言葉があまりに悲しくて。
私は自分を持っている、と女の子にマウントとってるところがすでに男社会に洗脳されきっているのよね…。
…。
では6巻の内容はここまで。
次は盛り上がりの7巻ですね。
読んでくださってありがとうございます
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↓
・萌ちゃん編『明日カノ』言いたい放題・その3。