和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

213(岐阜)岐阜 登り鮎

2022-09-23 22:47:04 | 岐阜の和菓子
川湊として、美濃和紙の集散地として
美濃国(現岐阜県)の経済を担った
川原町。
今もレトロな観光地として大人気。
そんな町にある老舗和菓子店です。

<玉井屋本舗>
~岐阜市湊町~

創業は明治41年(1908年)。
岐阜の銘菓、「登り鮎」発祥のお店。
ふと、立ち寄りたくなる雰囲気です。

<登り鮎>

岐阜の和菓子、夏の和菓子といえば…
この鮎菓子は外せません。

蜂蜜の効いた甘さ控えめの生地
餅よりも求肥よりもサラッとした
なにか…を優しく包んだ鮎菓子。
なぜか見た目が涼しげです。

賞味期限は10日間ほど。
1個、150円(税別)

夏の和菓子、岐阜名物として
やっぱり鮎菓子は必須ですね。

~おまけ~
岐阜の旅の思い出画像です。

川原町のレトロな街並み…いいですね。
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212(岐阜)岐阜 雪たる満

2022-09-04 09:59:01 | 岐阜の和菓子
JR岐阜駅からバス通り長良橋通りを
北へ2km、歩いて20分ぐらい。
岐阜城の麓へ向かうちょうど中間点
ぐらいでしょうか。
大通りに面した老舗和菓子店です。

<奈良屋本店>
~岐阜市今小町~

創業は天保元年(1830年)。
岐阜でも指折りの老舗和菓子店ですが
名前は奈良屋…きっと初代の方の所縁
とかあるんでしょうね。

<雪たる満>

画像の右にあるのが雪たる満
明治19年発売のだるま?雪だるま?
の形をしたメレンゲ菓子。
ほのかな甘さにサクサクの歯触り。
口の中で溶ける上品なお菓子です。
軽いので食べた気はしません。
1個、86円(税込み)

画像左、白鳥形の都鳥もあります。
これは可愛い。

持ち帰りの際、割れないよう細心の
注意を払ったおかげで、可愛い姿を
ブログで紹介できました。
良かった、良かった。

~おまけ~
岐阜の旅の思い出画像です。

金華山山頂の岐阜城復興天守からの
眺めは絶景です。
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160(岐阜)高山 草饅頭

2018-09-17 22:09:00 | 岐阜の和菓子
久々も久々…、半年ぶりのブログ更新です。
昨日、今日と一泊二日で岐阜県の高山市へ
行ってきました。
小京都と呼ばれる飛騨高山には、多くの老舗
和菓子店がありそうですが、スケジュールの
都合で唯一こちらのお店を訪問できました。

<とらや老舗の店構え>
~高山市上二之町~

高山陣屋前から宮川を渡り、2本目の通りを
北へ約200Mぐらいにあるお店。
創業は江戸末期の天保元年(1830年)と
180年以上の歴史があるそうです。

歴史ある高山の町並みに相応しい、いかにも
老舗らしい店構え。
その意外とこじんまりした店内には次々と
お客さんが訪れていました。

<草饅頭>

草饅頭の他にも色々とバラ売りやセットが
ありますが、初回なので王道の草まんじゅう
を購入しました。
賞味期限は4日程だそうです。
(税込み6個 \777)

まず見た目ですが…
こんなに濃い~緑色は初めてです。
まるで飛騨の山々のよう。

そして肝心の味は…
粒あんは甘さ控えめで上品。
生地はもちもちでよもぎの繊維質がしっかり。
もちろんよもぎの香りもしっかりしています。

ただ、原材料表示にあった「青のり」は
私にはどうも感じられませんでした。
まぁ、私の舌なんてそんなもんかも。
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066(岐阜)大垣 柿羊羹

2013-08-31 00:27:45 | 岐阜の和菓子
先日、オートバイで大垣へツーリングした際
に訪れたお店。
岐阜名産の柿を使ったお菓子を扱う老舗です。

<槌谷の店構え> ~大垣市俵町~

大垣城から南へ数百メートル、目に飛び込む
立派な看板。
見るからに老舗感のある風格の漂う佇まいに
期待が高まります。
創業は江戸時代中期の宝暦5年(1755年)
と、250年以上の歴史あるお店。

大垣市内を中心に岐阜県下に十店舗以上展開
されているようです。

お店の方も親切で、私が店に入るやいなや、
冷たいお茶とお茶請けを出してくれ、さらに
あれこれ味見させてくれました。

<柿羊羹>

ゼリーのようなフルーティーな柿の味がする
のかと思いきや干し柿独特の濃厚な味わい。
それもそのはず、製法を確認すると、岐阜県
原産の「堂上蜂屋柿」という最高品質の渋柿
を干してすり潰しジャム状にし、砂糖と寒天
を煮詰めて型に流し込んだもの。
この「堂上蜂屋柿」は平安時代より、極上の
甘さから「干柿一個に米一升」という破格の
扱いで年貢代わりに納められていたとか。

今回購入したのは12枚にカットし、プラス
チック容器に入れたもの。
他に、昔ながらの風情ある半割竹に入った
ものもあります。
なお、賞味期限は1ヶ月以上あるので安心。
(プラスチック容器入り \577)

<のし柿>

堂上蜂屋柿を羊羹と共に練り上げたゼリー状
のお菓子。
1包みに短冊状のものが2枚入っています。
好みが分かれるところですが、若い人よりも
大人向きのお菓子かな?
(1包み \73)

ところで、大垣って大きな柿が語源?…
そんな訳ないか?
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065(岐阜)大垣 金蝶園饅頭

2013-08-24 23:41:07 | 岐阜の和菓子
先日、オートバイで岐阜県大垣へツーリング
に行った際に訪れたお店。
このブログでは岐阜県のお店は初めて。
これで10都府県達成~(祝)!
まぁ、各都府県の充実度に差はあるけど…

<金蝶園総本家の店構え>
~大垣市高屋町~

創業は江戸後期の寛政10年(1798年)。
大垣駅から徒歩1分、駅前大通りに面した
一等地にあって、ご覧のとおり老舗らしい
立派な店構え。

それにしても驚くのは大垣駅周辺に点在する
金蝶と名のつく店の多さ。
元祖、本家、正本家…さっぱり分かりません。
それだけ大垣の町に浸透しているんでしょう。

<金蝶園饅頭>

ほんのりとしたお酒の香りがする酒饅頭。
皮は意外としっかりした食感、こしあんは
滑らかで甘さ控えめ。
非常にあっさりしています。
一度に2~3個は軽くいけますが、賞味期限
は2日間と短めなので買い過ぎには注意。
(1個 \120)

ちなみに「金蝶園」という名前の由来ですが、
藩主ならびに家老の小原鉄心に酒饅頭を献上
した際に賜った詩から三文字をとったとか。
「菜種咲く 花は黄金の 饅頭に
 慕うや蝶の 賑わいの園」

<水まんじゅう>

4月末~9月中旬の季節限定商品。
陶器の猪口に入れられた水まんじゅうが、
地下水で冷やされる様子はまさに水都大垣の
夏の風物詩。
あちこちのお店(金蝶〇〇)を賑わします。

店内で、こしあん、抹茶あん、季節のあんの
セットをいただきました。
季節のあんは月替わりらしいですが、今月は
「ぶどう」。
ただし、そんなに葡萄の味はしません…

水まんじゅう独特のつるっと喉を通り抜ける
食感は最高ですが、あんがほんのり温かく、
見た目ほどに涼を得られず…ちょっと残念。
(3個セット450円)

次回大垣に行くなら、今度は違う金蝶〇〇に
行ってみようかな?
でも、日帰りではちょっと遠いな~。
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