和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

176(大阪)枚方 あかつき

2020-02-29 22:58:58 | 大阪の和菓子
京都と大坂を結ぶ旧京街道の宿場町、
枚方宿を代表する和菓子です。
先日、散策した際に購入しました。

<呼人堂の店構え>
~枚方市岡本町~

枚方市駅から京街道を西へ1~2分。
創業110年余り、明治時代の終わり
から長く営業されています。

<あかつき>

まず見た目、生地表面のツルツル感は
私の感覚では、どら焼きというよりも
みかさ饅頭です。
粒あんは小豆感がしっかり残っていて、
甘さは程良い感じ。
(税別 1個 130円)

<梅あかつき>
ノーマル版と見た目一緒なので、半分
に切ってみました。

中には種あり梅が一粒まるまる入って
います。
粒あん自体はノーマル版と同じですが、
ブランデーに漬け込んだと思われる梅
の爽やかな酸味がアクセントとなって
いい感じです。
(税別 1個 200円)

賞味期限はいずれも2週間ほど。

こういう宿場町や城下町、門前町には
美味しい和菓子がセットであるので…
一石二鳥で歴史散策も和菓子もやめら
れませんな。
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175(大阪)枚方 くらわんか餅

2020-02-23 23:44:36 | 大阪の和菓子
江戸時代、京都の伏見と大坂八軒家を
結ぶ淀川水運には大小様々な舟が行き
交っていたそうです。

旅人が乗る三十石船に小舟で近づき、
「餅喰らわんか!酒喰らわんか!」
と賑やかに食べ物を売り込む様子が
枚方名物の「くらわんか舟」として
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に
も描かれているとか。

今回はそんな「くらわんか舟」に
ちなんだ甘いもんをご紹介。

<巴堂の店構え>
~枚方市伊加賀北町~

ひらパーでお馴染みの枚方公園駅から
南へ2~3分。
くらわんか餅自体には長い歴史があり
ますが、こじんまりとしたこちらの
お店は開店からまだ20年ほどだとか。

<くらわんか餅>

こしあんと抹茶あんの2種類です。

まずは、王道のこしあん。
見た目が似ている伊勢名物の●福餅と
比較してみましょう。
あんこは甘さ控えめですが、滑らかさ
では●福に一日の長あり。
餅も少~しだけ固めでしょうか。
全体的にはとても良く似たテイスト。

続いては抹茶あん。
「フンフン、抹茶ね…大体分かるよ…」
という私の想像を遥かに越える抹茶の
いい渋味と苦味。
言うなれば「大人のくらわんか餅」…。
う~ん、なんとなくやらしい…

いずれも賞味期限は翌日まで。
(税込み 1個 100円)

あんころ餅の素朴で庶民的はところが
私のお気に入りです。
あなたも一緒に「餅喰らわんか~!」
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