和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

042(奈良)ならまち 奈良町だんご

2013-01-30 21:26:33 | 奈良の和菓子
世界遺産・元興寺の旧境内を中心に風情ある
町屋が建ち並ぶ、通称「ならまち」。
町屋を生かした風情あるカフェや雑貨店が
点在し、デートや散策にもぴったり。

先日、そんな「ならまち」にあるこちらの
お店をロードバイクに乗って訪れました。

<なかにしの店構え> ~奈良市脇戸町~

大正5年(1916年)創業、百年近い歴史
ある老舗。
風情ある町屋建築の和菓子店。

<店内>

ショーケースに見た目にも可愛らしいお菓子
がずら~っと並んでおり、ちょっとした飲食
スペースもあります。

<奈良町だんご>

包みも可愛らしく、女性受けしそうな感じ。
中からは3色の可愛らしい団子が出現。

上から小豆、味噌、大和茶。
小豆は優しく素朴な甘さ、味噌はコクと旨み
があり、大和茶はほのかな甘みとお茶の香り。
食感は意外としっかりしています。
一粒ずつ味が変わるので、楽しく食べること
ができ、女性や子供も喜びそう。
ただ、甘党のオッサンにはやや量が少なめ。
(1個 \160)

<大安寺やきもち>

とにかくやわらか~い焼き餅。
つぶ餡はちょっと甘めで小豆の食感が素朴。
(1個 \100)

他に色鮮やかな生菓子やカステラなどもあり、
とにかく可愛らしいお店。
おっさんには、似つかわしくないかも…。
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041(埼玉)川越 里土産

2013-01-23 19:10:26 | 埼玉の和菓子
「栗よりうまい十三里」とは江戸時代から
伝わる川越芋のおいしさを表す言葉。
江戸日本橋から川越までの距離(十三里=
約51km)と栗(九里)より(四里)美味しい
の意味を兼ねた秀逸なキャッチコピー。

明治時代にその川越芋を使った芋菓子を世に
広めたのが、こちらの「亀屋栄泉」さん。
その功績によって川越銘菓製造組合から
「元祖」の額が贈られたそうです。

川越に行くと決めた時から決めてました。

<亀屋栄泉の店構え> 
~埼玉県川越市幸町~

蔵造りの町屋が建ち並ぶ一番街通りのほぼ
中央、どっしりとした風格ある店構え。
創業は明治28年(1895年)。
「元祖 芋菓子」の文字が暖簾に躍ります。
川越で芋菓子といえばここという老舗です。

また、店舗2階に芋菓子の歴史展示があり、
菓子作りの歴史も学べます。

<里土産(さとみやげ)>

輪切りにしたサツマイモを糖蜜で煮て、
表面に砂糖をまぶした甘藷納豆。
始めはザラッとした砂糖の食感と甘さに続き
サツマイモの深みのある甘さが追い付きます。
糖蜜でサツマイモの美味しさが増す感じ。
元祖に恥じない、素朴で美味しい芋菓子です。
(160g入り \370)

他にも甘藷煎餅や、スティック状の芋を油で
揚げ蜜を絡めたお菓子など色々あります。

サツマイモ菓子は数あれど、結局のところは
素朴が一番かも。
まさに「Simple is best」です。
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040(埼玉)川越 いも恋

2013-01-20 17:47:32 | 埼玉の和菓子
川越の名物と言えばサツマイモ。
先日、川越を訪れるに際し、サツマイモを
使った和菓子をネットで探していて最初に
ヒットしたのがこちら。
菓匠「右門」さんの「いも恋」。
とにかくネットでの評判は上々です。

<右門の店構え> ~埼玉県川越市幸町~

蔵造りの町屋が並ぶ通りにある一番街店。
店の奥には茶房も併設されているようです。
本社・工場は別の場所ですが、直営店の中
ではどうやらここが本店代わりの様子。
建物は大正末期の木造町屋ですが、こちら
の創業は平成9年(1997年)と割と最近。
それでも市内を含め県下に数店舗あり、
すっかり川越を代表するお店のようです。

店先では、目当ての「いも恋」が蒸籠で
ほくほくに蒸されています。

<いも恋>

右は食べ掛けの断面。失礼!

店先でほくほくに蒸されていて、寒い季節
には嬉しさ倍増。
その分、蒸気のせいで裏側はびちょびちょに
なっていますが…。

早速食べてみると、山芋ともち粉を合わせた
生地がもちもちの優しい食感。
中身はサツマイモと粒あんの素朴な組合せ
ですが、たまたま当たりが悪かったのか…
それとも前評判が高く期待し過ぎたのか…。
芋がボソボソして、甘味が感じられず。
(1個 \160)

1個でも買いやすく食べ歩きにはピッタリ
ですが…う~ん、ちょっと高いかな?
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039(埼玉)川越 福蔵

2013-01-16 18:01:55 | 埼玉の和菓子
城下町には美味しくて歴史のある和菓子屋
さんがつきものです。
先日訪れた川越市の「くらづくり本舗」さん
もそんな和菓子店のひとつ。

<くらづくり本舗の店構え>
 ~埼玉県川越市久保町、幸町~

左が本店、右が蔵造りの町屋が建ち並ぶ通り
にある一番街店。
本店は蔵造りの町と少し離れた喜多院近くに
あり、近代的ないまどきの店舗。
一番街店は明治26年建造の蔵造りですが、
間口が狭いため重厚というより可愛らしい。
奥には喫茶コーナーもあります。

創業は明治20年(1887年)、川越市内だけ
で10以上、埼玉県下ではなんと40以上の
店舗があるそうです。
ネットで何度か目にしたことがありますが、
ネット通販など手広く商売しているようです。

<福蔵>

表に「福」裏に「蔵」の文字。
大きさは縦横6cm、厚さも3cm以上あって、
手に取るとずしりと重みを感じるほど。

最中の皮はそれほど特徴はないけど、程良い
しっとり感。
粒あんは結構甘めで、中にはボリュームの
ある求肥の餅が入っています。
かなり食べ応えもあり、値段を考えるとお得
感があります。
(1個 \130)

ちょっと甘めでボリュームのある「福蔵」は
3時のおやつにピッタリです。
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038(埼玉)川越 亀の最中

2013-01-14 17:30:25 | 埼玉の和菓子
川越市は小江戸と呼ばれる旧川越藩の城下町。
特に、蔵造りの町屋が建ち並ぶ一番街通り
(仲町~札の辻)周辺が特に有名。
その川越にはたくさんの和菓子屋さんがあり、
どこで買おうか迷うほど。
中でも仲町交差点にほど近い「亀屋」さんは
外せません。

<亀屋の店構え> ~埼玉県川越市仲町~

まさに川越らしい重厚な蔵造りの店構え。
創業は天明3年(1783年)、旧川越藩御用達
の老舗。
この日は、天気のいい土曜ということもあり、
お客さんが途切れることがありません。

<亀の最中>

粒あん、こしあんの2種類あり、最中の皮に
は可愛らしい亀の模様がほどこされています。

皮は非常に香ばしく、丁寧に作られている
感じがします。
粒あん、こしあんともやや甘めなのは、皮の
香ばしさに負けないようにしてるのでしょう。
(1個 \73)

<亀どら>

店名にちなんだ亀の形がユニークなどら焼き。
粒あん、こしあん、ごまあん、ゆずあんの中
から、こしあん、ごまあんを購入。

まずはこしあん。
どら焼き生地は一般的などら焼きのふわっと
した感じではなく、やや堅めでしっかり。
味もワッフルに近いかも。
ただ、この生地とやや甘めのあんのバランス
が絶妙で美味しい。
(1個 \158)

次にごまあん。
香ばしいごま味が不思議ですが、これも結構
美味しい。
ただ、ごまの味が強いので、こしあんに比べ
生地のおいしさを感じ取りにくいかも。
(1個 \158)

亀の最中は日本茶が、亀どらは珈琲が合うん
じゃないでしょうか。
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