和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

155(茨城)古河 許我どら焼

2018-01-20 11:27:08 | 茨城の和菓子
茨城県の古河は万葉集にも許我(こが)と
して登場する長い歴史のある地。
そんな古河にちなんだ和菓子の紹介です。

<明石屋本店の店構え>
~古河市横山町~

JR古河駅から徒歩で7~8分。
創業が明治35年(1902年)と100年
以上の歴史があるお店。

<許我どら焼>

古河の古名、許我(こが)を冠したどら焼き。
ちょっと読みにくいけど生地表面に「許我」
の焼印が押されています。
たぶん右から読むんでしょうね。
生地は焼き具合も食感も割としっかり目で、
中の粒あんは甘さ控えめで美味しい。
ただし、注文を付けるとすれば、もう少し
だけ生地が柔らかければな…。
(税別 \140)

ところで、古河のあるお店で話しをした際、
「古河の言葉って結構標準語でしょ?」
って言われたのには正直驚いた…。
まぁ、たしかに関西弁のほうが標準語から
遠いのは確かですけど…
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154(茨城)古河 麦こがし饅頭

2018-01-13 14:41:01 | 茨城の和菓子
室町時代、古河公方の本拠になった歴史の
ある町、茨城県の古河の和菓子を紹介。

<釜屋商店の店構え>
~古河市中央町~

JR古河駅から駅前通りを西へ3~4分進み
本町二丁目交差点を南へ2分ほど、大通りに
面した昭和5年(1930年)創業のお店。
年配のご夫妻が仲良く店番をされていました。

<楓樹(ふうじゅ)>

古河ブランド認証品の和菓子。
白あんを麦こがし生地で包んだ饅頭。
焦がした麦の独特な香ばしさ、ほのかな苦み
と黒糖の甘さが特徴的。
白あんの甘さもほど良く、バランス良し。

鷹見泉石の住居にあるマンサク科の珍しい木
「楓樹」に因んで名づけられたとか。
(税別 \80)

<八萬石最中>

看板にも大きく書かれたこの店の代表銘菓。
古河藩主、土井家の家紋を配した最中皮に
あっさり甘さ控え目の粒あんの組み合わせ。
あんは水っぽく感じるギリギリの線まで
甘さを抑えられた、美味しい最中です。
(税別 \150)

城下町でもある古河には美味しい和菓子が
他にも色々ありそうです。
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135(茨城)笠間 バター饅頭

2016-03-21 16:45:47 | 茨城の和菓子
先日訪れた茨城県笠間市のバター饅頭を紹介。

「バター饅頭?なんじゃそりゃ?インパクト
重視のキワモノか?」
これが食べる前の正直な第一印象でした。

<たちばなの店構え> ~笠間市笠間~

賑やかな笠間稲荷社前にあるお店。
喫茶軽食の店頭でバター饅頭を焼き続けて
30年とか。
気さくな大将が話しかけてくれました。

「すんません。あんとカスタード2個ずつ。」
「あいよっ。お兄さん関西から?」
「えぇ、大阪から。」
「やっぱり。関西のイントネーションだね。」
てな感じで、しばし歓談。

<バター饅頭>

いわゆるカステラ饅頭で、その名の通り生地は
ほんのりバター風味。
中身は2種類で焼き印なしが「こしあん」、
焼き印ありが「カスタード」。
饅頭なので本来はあんがメインでしょうが、
バターとの相性ではカスタードの勝ちかな?
(1個 \70)

賞味期限は3日程ですが、もちろん焼き立ての
ヌクヌクふわふわが最高です。

笠間稲荷の門前には色んな饅頭が集まっている
ので、こういうインパクトも大事でしょうね。
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134(茨城)水戸 水戸の梅

2016-03-16 16:44:26 | 茨城の和菓子
明治23年(1890年)創業、水戸の
メインストリート国道50号線沿いに面した
老舗和菓子店。

<井熊總本家の店構え> ~水戸市南町~

水戸駅近くにあるお店。
近くにはデパートや地方銀行の本店、そして
当地で有名な和菓子屋さんの本店もあります。

<水戸の梅>

明治時代、時の県令(知事)の勧めで偕楽園の
梅を使って造り始めたという、由緒ある和菓子。
手芒(白隠元)の白あんを薄い求肥で包み、
さらに蜜漬けした紫蘇で包んだ手の込んだ一品。

白あんが甘さ控えめで、紫蘇の酸味が効いていて
後味あっさり、上品な味です。
ちなみに、賞味期限は2週間ほどあるので、
お土産にもピッタリ。
(5個 \648)

そういえば以前、当ブログで紹介した小田原
名物の甘露梅と見た目はそっくり。
でも、あっちは小豆のこしあん、こちらは
白あんという違いもあるし…
美味しいので、どっちでもえぇか。
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133(茨城)笠間 稲荷ゆべし

2016-03-13 16:42:46 | 茨城の和菓子
先日、茨城県の笠間稲荷を訪れた際に立ち
寄ったお店、甘いもんの紹介をひとつ。

<松島の店構え> ~笠間市笠間~

笠間稲荷、別名「胡桃下稲荷」の社前町に
ある創業70年というお店。
店頭で蒸かしたてや焼き立ての甘いもんを
売る観光客目当てのお店は何軒かあるけど、
地元に根付いた落ち着いた和菓子屋はこちら
ぐらいでしょうか?

<稲荷ゆべし>

砂糖、醤油、みりんで甘じょっぱく味付け
された餅。
中に入っている胡桃のサクサク食感がいい感じ。
賞味期限は2週間ほどと結構長め。
(1個 \150)

美味しく食べ進むうちに、しょっぱさが舌に
残るのは関東風?
でもお蔭で2個食べずに済んで、良かった…。
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