和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

055(大阪)八尾 あん巻

2013-05-22 09:02:09 | 大阪の和菓子
先日、ロードバイクで八尾の久宝寺寺内町に
行った際に訪れました。
いや、この店に行くため八尾に行ったという
ほうが正しいかも…。

<帯喜太の店構え、店内> ~八尾市久宝寺~

久宝寺寺内町の中心、顕証寺の東200M辺り。
創業は文久2(1862)年頃と、約150年の歴史
あるお店ながら、八尾らしく格式張らない
庶民的佇まい。
ショーウィンドーも年季が入っていい感じ。

<あん巻>

小麦粉を薄く伸ばしクレープ状に焼いて、
こしあんを包んだ素朴な和菓子。
いつものお皿から、大きくはみ出す長さは
約15cm。
生地はもちもちしていて、こしあんはかなり
甘さ控えめ。
素朴ながら、ある意味上品なお菓子です。
(1本 \100)

ちなみに、かつて「お逮夜市」と呼ばれる
露店市が毎月11日と27日に八尾御坊
(大信寺)から久宝寺御坊(顕証寺)の
一帯で開かれていた頃は、おみやげの定番
だったそうです。

<ういろう>

イメージよりかなり柔らかめのういろう。
柔らかすぎてクリーミーな感じです。
甘さ控えめなので、この大きさでもペロリ
といけます。
(1個 \100)

歴史のある寺内町で今も昔も愛される、
八尾らしさを感じる庶民的なお店です。
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054(奈良)斑鳩 みたらし団子

2013-05-09 08:43:24 | 奈良の和菓子
先日、斑鳩町に行った際に訪れたお店。
法隆寺の南、国道25号線より一本南の旧街道
沿いにある一見普通のお宅。
うっかり通り過ぎそうですが、良く見ると幟
と手書きの看板があります。
実際、2度目の訪問にも関わらず一度は通り
過ぎてしまいました。

<田村みたらし店の店構え>
~生駒郡斑鳩町法隆寺南~

この場所で約40年間営業しているそうです。
まるっきり普通のお宅のような玄関を入ると、
左手が作業場。
内窓越しに注文し、玄関に置かれた腰掛に腰
掛けて待っていると、ご主人が団子を焙って
こんがり焼き目を付ける様子が見られます。

<作業風景>

こうやって一つずつ丁寧に作るんですね。
ちなみに、普通は煉った団子の塊を蒸して
から団子の形にするそうですが、
こちらのは団子の形にしてから蒸すとか。

<みたらし団子>

いかにも素朴な団子。
しっかり弾力があって、焦げ目が香ばしい。
タレは全く甘くなく、醤油のみの味付け。
おやつにもいいけど、ひょっとしたらお酒
にも合うかも…。
(1本 \70)

ご主人も気さくで、子供達が学校帰りに気軽
に立ち寄れるようなお店です。
こんな店がうちの近所にもあったらえぇな。
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