和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

149(和歌山)白浜 うすかわまんじゅう

2017-10-05 20:17:26 | 和歌山の和菓子
先日、オートバイで南紀ツーリングをした際、
訪れたお店、第三弾。

私の好きな和菓子ベスト…
う~ん順位付けは難しいので…
現状、和歌山ではNo1のお気に入りです。

<かどやの店構え>
~西牟婁郡白浜町~

白浜といえば、温泉に海水浴。
その風光明媚さやアドベンチャーワールドと
関西では有名な一大観光地、保養地です。
そんな白浜に大阪方面から向かう道沿いに
あって嫌でも目に付くこちらのお店。

ちなみに創業は…
うすかわまんじゅうの箱に同封されている
しおりに、初代店主「庄屋清左衛門」が~と
それとなく江戸以前を匂わせる文章ですが、
その割には時代を特定していません。
普通は江戸時代の終わりとか、ざっくりでも
書くんですが、何故でしょうか?

<うすかわまんじゅう>

皮は非常に薄いけど、もちもち感はあります。
中のこしあんはさらっとして、これ以上は
ないほどあっさり甘さ控えめ。
サイズもこぶりなので、6個ぐらいは一気に
食べてしまいそう。
(6個入り \630)

残念ながら賞味期限は3日とやや短いので、
自宅用以外のお土産には向きませんが、
それでもこの美味しさに釣られ、白浜に
行ったら買わずにいられません。

花の命と、美味しい和菓子の賞味期限が
短いのは世の定めでしょうか…
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148(和歌山)田辺 柚もなか

2017-10-04 22:32:20 | 和歌山の和菓子
先日、オートバイで南紀ツーリングをした際、
訪れたお店、第二弾。

紀州藩の付家老、安藤家3万8千石の城下町
として栄えた田辺。
その中心「銀座」交差点南にあるこじんまり
したもなかの専門店。

<三徳小西菓子舗の店構え>
~田辺市今福町~

創業は明治40年(1907年)の老舗。
南紀名物としてあちらこちらで売られている
ゆずもなかの元祖です。

<柚もなか>

一口サイズのもなか。
もなか皮はほど良くしっとり、中の柚子あん
は甘さ控えめであっさり。
後味に柚子のほのかな味が残ります。
サイズも含め上品で、美味しいもなかです。
(\97)

ところで、注文したら専用の引き出しから
取り出してひとつひとつ箱詰めしてくれます。
こうして丁寧に扱うことがもなか一本で長く
やってきた老舗の矜持なんでしょうね。
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147(和歌山)田辺 おけし餅

2017-10-01 17:41:58 | 和歌山の和菓子
先日、オートバイで南紀ツーリングをした際、
訪れたお店。

<辻の餅の店構え>
~田辺市北新町~

熊野詣で名高い熊野街道の西の入口に位置し、
古くから栄えた田辺。
その古い商店街にある、いかにも老舗感漂う
いい感じの和菓子店。
店内には餅を中心とした和菓子が並びます。

創業は江戸後期の天保(1830~43年)。
そりゃ、老舗感も漂うはずです。

<おけし餅>

上と下に粒あんを付けた可愛らしい餅。
江戸時代の子供の髪型「おけし頭」に似て
いることから名付けられたとか。
なるほど、こけしの髪型のアレですね。

餅はしっかり噛み応えがあり、粒あんは
甘さ控えめで上品。
素朴で食べ飽きない美味しい餅です。
(1個 \97)

この日は店内で頂きましたが、女将さんが
サービスでお茶も出してくれました。

きっと昔の人もここで餅を食べ、熊野へ
向かう力を養ったんでしょうね。
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