和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

168(岡山)岡山 不老餅

2019-08-31 14:53:23 | 岡山の和菓子
さてさて、5年ぶりに岡山の和菓子の
紹介です。
5年前は津山(美作国)の和菓子でした
が、今回は岡山(旧備前国)です。
岡山と言えば池田氏31万石の城下町、
和菓子が美味しいに違いありません!

<翁軒の店構え>
~岡山市北区表町3丁目~

岡山駅から歩いて10~15分の表町
商店街にあるいかにも歴史があり気な
落ち着いたお店。
それもそのはず、創業は明治22年
(1889年)と130年の老舗です。
上品な年配の女将さんが親切に応対
してくれました。

<不老餅>

岡山の和菓子といえば、県民以外なら
普通はきびだんごを思い浮かべますが、
この不老餅も有名です。
丁寧に一つ一つ包まれた上品な外見が
目を引きます。

餅粉で出来ているのとは思えない、
フワフワした不思議な食感に胡桃の
歯応えがいいアクセントの餅菓子。
甘さ控えめの上品な一品。

フワフワ食感と「霞を食って生きる」
と云われる仙人に掛けてこの名前を
付けたのでしょうか?

防腐剤なしなので、賞味期限は2日間。
(税別 120円)


<調布>

岡山では、調布という名前の和菓子が
あちこちの店で売られていますが、
こちらの調布は特に有名なようです。

クレープ状の生地で求肥の餅を包んだ
岐阜辺りでは若鮎と言われるタイプの
和菓子の原型。
優しい甘さでとても上品。

調布という名前は日本史の奈良時代の
租税制度「租・庸・調」から取ったもの。
確かに布というか反物みたいな形です。

賞味期限は不老餅同様に2日間。
(税別 80円)


城下町岡山には他にも美味しい和菓子が
たくさんあるので、次回もお楽しみに…。
コメント
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