和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

101(滋賀)坂本 そば饅頭

2014-12-03 10:07:45 | 滋賀の和菓子
先日のオートバイでの大津ツーリングの際、
3軒目に訪れた老舗和菓子店。

<鶴屋益光の店構え> ~大津市坂本~

比叡山延暦寺および西教寺、日吉大社の
門前町として栄えた近江坂本で100年
以上営業する老舗。
ということは大正初期の創業でしょうか。

<そば饅頭>

創業当時からの一品で、蕎麦の風味豊かな
上用饅頭。

最初はこしあんかと思ったほど、わずかに粒
が残った粒あんはかなり甘さ控えめで上品。
それなりの値段ですが、なかなか美味しい。
ちなみに賞味期限は3日間。
(1個 \162)

あっさりしているのでいくらでも食べられ
そうですが、もちろん、蕎麦アレルギーの
方はご注意を。

<比叡のお猿さん>

比叡山延暦寺、西教寺、日吉大社の守り神
である猿をかたどったもなか。
でも、ゆるキャラ的なデザインではなく、
木彫りの猿のような素朴なというか…
やっぱり神々しいのかも…。
頭からかぶりつくのにためらいます。

味の方は、甘さ控えめのこしあんとやや
しっとり目のもなか皮が相性よし。
こちらの賞味期限は一週間。
(1個 \140)

購入時は老若男女を問わず、可愛くこう
言いましょう。
「お猿さんをxx匹ください。」
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100(滋賀)大津 三井寺力餅

2014-11-28 14:50:47 | 滋賀の和菓子
今回は滋賀県の和菓子といえば、ここは外せ
ないという大名物。

<三井寺力餅本家の店構え>
~大津市浜大津~

大津の中心地、浜大津のど真ん中にあるお店。
創業が明治2年(1869年)という老舗の
本店は間口の割に奥行きが深い建物です。

<三井寺力餅>

大津の代表銘菓。
武蔵坊弁慶の怪力にちなみ名付けられたもの。

まず見た目、きな粉が綺麗な緑色!
大豆の他に青大豆と抹茶が入っているんで
しょうか。
いかにも手で千切りましたという素朴な餅の
形もご愛嬌、却って歴史を感じさせます。

溶けるように柔らかい餅にたっぷりのきな粉
が絡み、砂糖のシャリシャリもいい感じ。
青大豆特有の味も美味しいです。
(3本入り \324)

賞味期限は2日間ですが、もちろん当日が
おすすめ。

餅を全部食べ終わっても美味しいきな粉が
たっぷり余ってもったいと思っていたら…
同封のしおりにちゃんと書いてありました。
「白いご飯にまぶしておはぎ風に…」
是非、試してみます。

そういえば、当ブログの和菓子の記事が
いつのまにやら100件に到達!(祝)
その11都府県に跨る内訳は以下の通り。
 大阪(26件)
 奈良(25件)
 京都(15件)
 和歌山(5件)
 滋賀 (6件)
 兵庫 (6件)
 岡山 (3件)
 三重 (1件)
 岐阜 (2件)
 東京 (7件)
 埼玉 (4件)

こうしてみると和歌山、滋賀、兵庫、三重が
まだまだ手薄。
いやいや、和菓子の都、京都もまだまだ…
こうなったら、目指せ!200件!
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099(滋賀)石山 たばしる

2014-11-26 20:03:07 | 滋賀の和菓子
先日、オートバイで行った滋賀県の大津で
訪れたお店。

そういえば、滋賀県の和菓子は久々の登場で、
昨年9月の醒ヶ井の六方焼以来です。

<茶杖藤村の店構え> ~大津市石山寺~

紫式部が源氏物語を執筆し、国宝の多宝塔で
有名な石山寺の参道にあるお店。
雑誌やTVでも取り上げられる人気店です。

<たばしる>

松尾芭蕉の「石山の石にたばしる霰かな」と
いう句にちなんで名付けられたとか。
ちなみに包装紙にもこの句が載っています。

実はこれ、TVや雑誌で見て前々から狙って
いたもの。
いや~食べるのが本当に楽しみです。

一見、やや小ぶりの豆大福のようですが…
その実態は、餅の中に釜あげの丹波大納言が
ゴロゴロと入っており、その下には胡桃が
入っています。
胡桃の食感がサクサクといい感じです。
小豆も上品な甘さで美味しいです。
賞味期限は3日間、柔らかいうちにどうぞ。
(1個 \185)

美味しいのは確かですが、あまりにTVで
絶賛されていたもので…
事前に勝手にハードルを上げ過ぎたかも。

そういえば、石山寺の参道まで来たにも
関わらず、石山寺は参詣しませんでした。
それはまた改めてにします。
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067(滋賀)醒ヶ井 六方焼

2013-09-04 11:01:07 | 滋賀の和菓子
先日、オートバイでの大垣ツーリングの途中
訪れた醒ヶ井は中山道の宿場町として栄え、
現在は居醒の清水と地蔵川の梅花藻で有名。
そんな醒ヶ井にある、なぜか懐かしいお店。

<泡子堂の店構え、店内> ~米原市醒井~

地蔵川には面しておらず、少し奥まった場所。
いつからやっているのかは良く分からず、
店の方いわく、「結構昔から」だそうです。

<六方焼>

白あんを小麦粉と卵の生地で包んで六面を
焼いたお菓子。
白あんの回転焼き(今川焼き?大判焼き?)
を四角く焼いた感じでしょうか。
焼きたてほかほかは、生地がカリッとして
通常よりも美味しさアップ。
食べ歩きにピッタリです。
(1個 \110)


~おまけ~

左:地蔵川の梅花藻
右:清流、地蔵川の源流
綺麗な水がこんこんと湧き出ており、
そのおかげで梅花藻や絶滅危惧ⅠA種の
淡水魚ハリヨが生息。
いつまでも守っていきたいものですね。
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025(滋賀)彦根 三十五万石

2012-10-16 12:44:22 | 滋賀の和菓子
彦根の有名和菓子店「おおすが」のご紹介。

<おおすがの店構え>
~滋賀県彦根市中央町~

お店の場所は彦根城京橋口から南東へ5分の
中央商店街。
こう言ってはなんですが、商店街に不似合い
なほどクールな外観。
とても和菓子店には見えません。
ただ、昔懐かしい雰囲気を残すオレンジ色の
看板が、なぜかほっとさせてくれます。

店内もとても綺麗でおしゃれ。
きっと店員さんも若くて綺麗で…
とはいかず、落ち着いた年配の女性でこちら
の女将、いや大女将かも。
でも対応はもちろん親切丁寧でしたよ。

ちなみに彦根キャッスルロードにも支店が
あります。

商品の種類もたくさんあって迷いますが、
ここは定番をチョイス。

<三十五万石:餅入り>

手に取るとずしりと重く、いかにも食べ応え
ありそうな定番の最中。
米俵の形をしており、表面には彦根藩井伊家
の石高を示す「三十五万石」の文字が。

中にはつぶあんと求肥の餅が入っています。
食べたのは購入から4日後だったのですが、
とても柔らかく、あんは甘さ控えめで上品。
ちなみに小豆は北海道産、求肥は近江米に
拘っているそうです。
(1個 \126)

<三十五万石:栗入り>
餅の代わりにちょっと豪華に栗入り。
最中の見た目は変わらないので写真は省略。
大きな栗が入っていてなかなか美味しい。
でも、食感や最中とのバランス、さらに
お値段を考えると餅入りをお勧めします。
(1個 \189)

さすが彦根三十五万石の城下町、美味しい
和菓子には事欠かきません。
探せば他にもありそうなので、いずれまた
来ないといけませんね。
「待っててや~彦根!、待っててや~
ひこにゃん!」
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