東西冷戦下のイギリス諜報部MI6の幹部組織「サーカス」
そこにいる二重スパイ「もぐら」を探し出す任務を受けた
元スパイ、スマイリー
独自に調査し真相に迫っていく…
ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、ジョン・ハート、そして
NHK BSプレミアムで最近第2シリーズが放送された「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチなど
渋いイギリス男優たちが出る、そして、私の大好きなイギリススパイもの、とあって、これは必見と思いつつ
公開時の4月は忙しくで、見過ごしていました。
7月から8月にかけて、関東では高崎で上映しているとのことで、
え~ 新幹線で行くのか…と一度は躊躇したものの、やはり観たい、
ということで、友達と日にちを決めていましたが、行く前にもう一度チェックしたところ、
なんと、8月11日から日比谷シャンテシネでやってるじゃないですか!
高崎まで行かずにすみました。ほっ。
ということで、見てまいりました。
一度見ただけではよく判らない…
かなり複雑な内容のようだったので、ネットで予めあらすじは予習していきました、
あと、公式HPの相関図もチェックして、用意万端(爆)
おかげで、無事楽しく?鑑賞できました。
ゲイリー・オールドマン演じる老スパイ、スマイリー
地味で寡黙でほんとに目立たない、けれど、敵側ロシアの大物スパイから一目おかれる、スパイの鑑ともいえるような存在。
ひたひたと独自の調査をこなし、真相に迫っていくさまが緊張感あふれる、静謐な画面となって、
見るものを引き込みます。
「別れを告げにきた男」を思い出しました。
何故か「エロイカより愛をこめて」も(爆)
東と西の目には見えない、けれど、壮絶な戦い。
「我々は目には見えてないが、ロシア側と身を呈して最前線で戦っているのだ。」
だから、戦争をせずにすんでいる、と。
表立って目立ちはしないけれど、水面下で繰り広げられる諜報活動が
ほとんど説明なしに、淡々と進んでいく。
語り過ぎない分、寡黙さが迫力となっている、そう思いました。
ゲイリー・オールドマンの着用しているスーツはポール・スミスだそう。
時代にあった、目立たなくてどっしりした感じのコートも素敵でした。
原作は「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」
作者は自身も元MI6だったとう、ジョン・ル・カレ
原作を読んでおこうか、とも思いましたが、
ググってみたら、翻訳に問題ありそうで…
止めておきました(苦笑)
見終わってから、後をひく映画です。
青池保子氏も見たかなあ…
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